【新日本】藤田晃生がNEVER王者ウルフアロンから直接フォール!「今日の結果でノーは言わせない!」
新日本プロレスは9月10日(木)、東京・後楽園ホールにて『Road to DESTRUCTION』第3戦を開催した。
メインイベントの第7試合には、ウルフアロン&タイチ組と大岩陵平&藤田晃生組のスペシャルタッグマッチが組まれた。
真夏の『G1 CLIMAX』覇者として、10月12日の両国大会でIWGPヘビー級王座(神戸での辻陽太vs後藤洋央紀の勝者)への挑戦が決定している大岩。
そして、その大岩から6月にフォール勝ちを収め、今シリーズでも強烈な対抗心を燃やすタイチ。
さらに、前日の後楽園大会でも大乱闘を繰り広げ、NEVER無差別級王者ウルフへ執拗に挑戦を迫る藤田。
それぞれの思惑と因縁が複雑に絡み合う注目の一戦となった。

ゴング前から藤田がウルフへ奇襲を仕掛け、場外戦へ持ち込む荒れ模様のスタート。

リングに戻るとエルボー合戦からウルフが払い腰、一本背負いからの馬乗りエルボーで猛反撃を見せる。

中盤には、大岩とタイチが互いの意地をぶつけ合う肉弾戦を展開。

大岩のドラゴンスクリューからの4の字固めに苦しむタイチだったが、フロントキックからのジャンピングキックで形勢逆転。
パンタロンを脱ぎ捨てて天翔十字鳳を狙うが、大岩がかわして藤田へ繋ぐ。
終盤、リング上は因縁のウルフと藤田の一騎打ちに。

藤田のスワンダイブ式ミサイルキックを耐え抜いたウルフが、肩車からのハリケーンドライバーで反撃。

タイチのバズソーキックのアシストを受け、肩固めからアナコンダバイスのように絞め上げるが、藤田は決死のロープエスケープ。
混戦の中、大岩がタイチを場外へ排除すると、藤田が渾身のバカまっしぐら(ヘッドバット)をウルフに叩き込む。

ひるんだウルフに対し、最後は完璧な弧を描くジャーマンスープレックスホールドを炸裂させ、NEVER無差別級王者から直接の3カウントを奪い取る大金星を挙げた。

試合後、藤田はNEVER無差別級のベルトを掲げ、大の字でダウンするウルフの腹の上に載せるという最大の屈辱を与える。

そしてマイクを握り、後楽園のファンへ向けて熱いメッセージを放った。
「オイ、百貫デブ! いい試合をしようと思って挑む試合なんかクソだ! クソ食らえだ! NEVERはそんなんじゃない! オマエらもそうだろ? まどろっこしいこと考えずに、男と男のド付き合い、見てえだろ? 今日の結果でノーは言わせない! 楽しみに待っとけよ! これからも続く、非日常を、振り切れた空間を、クッソ楽しめ~!!!!」

バックステージでも、藤田の勢いは止まらない。
ウルフが「バカの一つ覚え」と評した自身のファイトスタイルに強烈な自信とプライドを見せた。

「お前、最後のパチキの名前、知ってるか? 『バカまっしぐら』ってんだよ。バカの一つ覚えを研いで研いで、今の自分のスタイルに山ほどの自信がある。そしてよ、“無差別”だよな。ジュニアがヘビーぶっ飛ばせられることも今日証明したよな。コンプライアンスがどうとか、言い過ぎじゃないの? もうどうでもいい! この時代にただただ、男と男のド突き合いを単純に楽しんでみろ。ノーは言えねえぞ。いつどこでやるか、ハッキリしてくれよ」

一方のウルフは、タイチの肩を借りて無言のまま控室へ消えた。

タイチはウルフを見送った後、藤田の底力を素直に認めつつ、大岩へ向けてベテランの意地をのぞかせた。
「やるね。あんな“デブ”を持ち上げるなんて、そうでなくちゃな、NEVERは無差別なんだ。見せてくれよ、ジュニアの意地を。俺たちを“デブ”っつーんだったらよ、お前ら“おチビちゃん”たち、どこまでやれるか見せてくれよ。大岩、楽しかったよ。だけどなあ、手の届かない相手じゃねえっつーのもよくわかったよ。来年の今頃、立場は逆かもしんねえぞ。またゆっくりやろうや」

G1覇者としての風格を漂わせる大岩は、改めて秋の頂上決戦への決意を語った。
「試合内容でも物言わしてしっかり勝利を収める。それが俺たちTMDKだ。10月の両国は新日本プロレスの頂上決戦だ。俺の初めてのIWGP挑戦、この勢いのまましっかり掴んで、東京ドームにつなげます」
階級の壁をぶち破り、王者から直接勝利を奪った藤田晃生。
その姿は、NEVER無差別級の本来の在り方を体現しているかのようであった。
熱狂の後楽園ホールは、秋のタイトル戦線へ向けた若き才能たちの躍動を確信した。
<写真提供:新日本プロレス>
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