【全日本】潮﨑豪「綾部蓮、化け物だな」11年ぶりの『王道トーナメント』出陣で大巨人を下し過酷な闘いを実感

秋の覇権を争うサバイバルレースの初日から、プロレスの醍醐味が極限まで詰まった壮絶な死闘が繰り広げられた。

全日本プロレスは9月9日、東京・品川プリンスホテル ステラボールにて「第13回 王道トーナメント」の開幕戦を開催した。

メインイベントとなる第6試合では、1回戦として潮﨑豪と綾部蓮が激突した。

2014年の第2回大会覇者であり実に11年ぶり4度目のエントリーとなる潮﨑豪と、2024年覇者で2度目の頂点を狙う大巨人・綾部蓮。

歴代優勝者同士の初対決は、現在の全日本マットが誇る「巨大な壁」がいかに過酷であるかを証明する闘いとなった。

試合は序盤から、綾部がその規格外の体躯を生かして主導権を握る。

重い一撃や執拗な腰への集中砲火、さらには豪快なフルネルソンボムなどで歴戦の猛者を徹底的に追い詰めた。

しかし、潮﨑は決して沈まない。

渾身の力で投げ返すブレーンバスターで形勢を逆転すると、豪腕ラリアットの連打で大巨人の進撃を止め、リミットブレイクを敢行する。

綾部が驚異的な粘りを見せても、最後は全身全霊を込めた豪腕ラリアットを振り抜き、過酷なメインイベントに終止符を打った。

12年ぶりの王道トーナメント制覇へ向けて好発進を決めた潮﨑であったが、試合直後のリング上では満身創痍の姿を隠そうとしなかった。

マイクを握ると、死闘を演じた対戦相手の実力と、現在の全日本プロレスが持つ圧倒的な熱量をファンへ熱く語りかけた。

「キツいなぁ…まずは今日みなさん、お足元の悪い中たくさんのご来場ありがとうございます!王道トーナメント開幕戦、初戦でこうやって、全1回戦があったわけじゃないけどさ、ここで勝てたこと、この勢い乗るしかないでしょ。ただひとつ言わせてください、過去3回、たった3回、俺は王道トーナメント出ましたけど、こんなにキツいか?これだけのヘビー級、全日本プロレスこれだけのメンツが揃ったこの王道トーナメント、過去最強じゃないか?今、ここで戦った綾部蓮、化け物だな。ボロボロだよ。でもこうやって俺はこの全日本プロレスのリング、日本プロレスの醍醐味が、そして夢が詰まっているリングだと思ってます。チャンピオン・カーニバルは優勝できませんでしたが、この王道トーナメント俺がいただきます。みなさんがいるからこそ、この王道トーナメント、さらにさらに盛り上がること間違いないと思ってます。この王道トーナメントがある全日本プロレス、全日本プロレスはなんだ?」

ファンが一斉に「最強!」と呼応すると、潮﨑は「全日本プロレス、最強!ありがとう!」と力強く叫んだ。

バックステージに戻っても、潮﨑の疲労困憊の様子は変わらない。

2回戦でザイオンとオデッセイの勝者という未知のスーパーヘビー級戦士を待ち受ける状況の中、プロレスの魅力を発信し続ける覚悟を示した。

「リング上で言ったように、今年の王道トーナメント、俺も過去3回しか出たことねぇけど一番キツいんじゃない?このエントリーされてるメンツ見ても全日本プロレスにしかできないプロレス。俺はそれはプロレスの醍醐味が詰まってる戦いだと思ってるし。まだ1回戦終わってないところもあるんだよな。これから続く全日本プロレスも、プロレスの醍醐味を来てもらう人、見てもらう人たちにね、プロレスの魅力というものを味わってほしいね。以上。キツいな」

一方、初戦で姿を消すこととなった大巨人・綾部蓮は、悔しさを押し殺しながら短い言葉を残した。

「これで綾部蓮の今年の王道トーナメント終わってしまった。潮﨑豪、不思議なやつだ。このままじゃ終わらんぞ。」

新旧の覇者が激突した熱狂の開幕戦。

プロレスの醍醐味と過酷さが交差する秋の祭典は、ここからさらに激しさを増していく。

<写真提供:全日本プロレス>

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