【新日本】「どうだ、今のG・B・Hは?カネになんだろう」Yuto-Iceが真壁&矢野の狂気を引き出す大荒れのタッグ前哨戦

新日本プロレスは9月13日(日)、宮城・仙台サンプラザホールにて『Road to DESTRUCTION』第4戦を開催した。

第5試合には、9月19日の室蘭大会でIWGPタッグ王座への挑戦権を懸けて激突する真壁刀義&矢野通と、Unbound Co.の“Knock out brothers”(K.O.B)ことYuto-Ice&OSKARが、それぞれマスター・ワト、永井大貴をパートナーに迎えて前哨6人タッグマッチで激突した。

前回の後楽園大会では、金髪姿で極悪非道の「G・B・H」へと回帰した矢野がOSKARの髪をハサミで切り落とすという惨劇を引き起こしており、両軍の遺恨はすでに沸点を超えていた。

本隊の入場と同時にUnbound Co.が奇襲を仕掛け、試合は開始早々から殺伐とした場外戦へと雪崩れ込む。

矢野がイス攻撃でOSKARを痛めつければ、OSKARもイスを投げ返して反撃。

Iceと真壁も客席になだれ込んで殴り合いを展開し、リング内外で無法地帯と化した。

混沌とした状況の中、勝負の決着は若手同士の攻防に委ねられた。

ワトが永井の串刺し低空ドロップキックやドリラ・キラーを凌ぎ切り、最後は死角からのベンダバールで完璧に捕獲してギブアップを奪取。

本隊がタッグマッチを制した。

しかし、真の地獄は試合終了後に待っていた。

真壁と矢野、そしてIceとOSKARの暴走はゴングが鳴っても止まらない。リング上でOSKARが矢野をナイトメアホールドに捕らえると、矢野は強烈な急所蹴りからローブローの追撃で脱出。

そしてリング下からバリカンを取り出し、OSKARの手首をテーピングでロープに固定するという狂気の行動に出た。

間一髪でIceがカットに入り、今度は矢野がIceの髪を狙うもOSKARが妨害。

セコンドが必死に制止する中、真壁とIceはエルボーを打ち合いながら、矢野とOSKARも乱闘を繰り広げたままバックステージへと姿を消した。

控室へと続く通路は、さながらストリートファイトの様相を呈していた。

OSKARが「アァァァ!」と絶叫しながら矢野をインタビューボードに叩きつけると、矢野も「ウワァァァ」と悲鳴を上げて逃走。OSKARは「逃げても無駄だ!」と怒り狂って後を追う。

一方の真壁とIceも、ヤングライオンたちが総出で取り押さえる中、激しい罵声を浴びせ合いながらもみ合いを続けた。

Ice「オイ、テメー、この野郎、オイ! ああん、テメー、来てみろ!」

真壁「来てみろ、コラ、オイ!」

両手の中指を立てて挑発する真壁に対し、Iceがエルボーを放つと、真壁も即座に応戦。

Ice「なんだ、テメー! うっせぇ、オラ! どけ、オラ!」

真壁「オイ、きてみろ、この野郎!」

ついに引き離され、バックステージ奥へと連行されていく真壁を見送りながら、Iceは凄惨な乱闘すらも自身のプロデュースであるかのように不気味に笑った。

「なんだ、この野郎! オイ、お前ら、どうだ、今のG・B・Hは? カネになんだろう。もっと来い! もっと来いや、オラ! もっとよ、この俺が炙り出してやる。ま~だ足んねえぞ、オイ! 真壁ーッ!」

先輩たちの常軌を逸した抗争を間近で目撃したワトは、自身の勝利も霞むほどの衝撃を受けた様子でこう語った。

「恐ろしい矢野通と怒りの真壁刀義。新日本プロレスはやっぱりこの2人が大事なんじゃないかなと思いました。怒り、そして恐ろしい……アァ……藤田の頃を思い出すよ」

若き野心家が火をつけ、完全に理性を失った極悪ベテランコンビ。

ハサミからバリカンへと凶器もエスカレートする中、室蘭でのタッグ挑戦者決定戦は、もはやどちらかの息の根が止まるまで終わらない死闘となることが確実となった。

<写真提供:新日本プロレス>

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