【新日本】ウルフアロンが藤田晃生へ怒りの奇襲!「投げられた屈辱…眠っていた熱々の気持ちを呼び起こされた」

新日本プロレスは9月13日(日)、宮城・仙台サンプラザホールにて『Road to DESTRUCTION』第4戦を開催した。

セミファイナルとなる第6試合では、ウルフアロン、タイチ、田口隆祐の本隊トリオと、大岩陵平、藤田晃生、ハートリー・ジャクソンのTMDK組による6人タッグマッチが行われた。

この試合は、9月10日の後楽園大会でウルフからジャーマンスープレックスホールドで直接ピンフォールを奪い、10月12日の両国国技館大会でのNEVER無差別級王座挑戦をもぎ取った藤田と、王者ウルフの激しい遺恨が中心となる前哨戦である。

田口はDDT UNIVERSAL王座と、この日贈呈された「いわぬまPR大使」の2本のベルトを携えて入場。

しかし、そんな和やかな空気を引き裂くように、NEVER王座のベルトを巻いたウルフがリングインと同時に藤田へ襲いかかった。

怒りに燃える王者は藤田を場外へ連れ出し、鉄柵へ叩きつけ、顔面を踏みつけるという、これまでにない殺気立った姿を見せる。

セコンドが必死に引き離してゴングが鳴るも、藤田もレッグラリアットや逆水平チョップで徹底抗戦し、両者はエルボー合戦で激しく火花を散らした。

中盤は、大岩とタイチ、そして田口が入り乱れる攻防に。

田口のヒップアタックやオーマイアンドガーアンクル、大岩のショルダータックル、タイチの蹴り技などが飛び交い、巨漢のジャクソンも串刺しボディプレスからデスバレーボムを狙って存在感を示す。

しかし、本隊トリオが絶妙な連携で試合をコントロール。

ウルフの裏投げ、田口のケツイェと畳み掛け、田口が大岩をオーマイアンドガーアンクルで、ウルフが藤田を逆三角絞めでそれぞれ分断する中、最後はタイチがジャクソンへ天翔十字鳳からの聖帝十字陵を完璧に決めてギブアップを奪った。

試合終了のゴングが鳴っても、ウルフは藤田を絞め上げるのをやめない。

グロッキー状態となった挑戦者を見下ろしながら、王者はNEVERのベルトを肩にかけて無言のプレッシャーを与えた。

バックステージで、ウルフは後楽園での敗戦による強烈な悔しさと、藤田の挑発によって呼び覚まされた闘争心を吐露した。

「自分よりも30kgも軽い藤田にジャーマンスープレックスを決められて、俺の人生で培ってきた『投げられてはいけない』というプライド、G1を経て積み重なっていたプロレスラーとしてのプライド、すべて含めて投げ飛ばされました。屈辱の2文字でしかありません。藤田、お前のおかげで、俺の中に眠ってたこの熱々の気持ち、呼び起させてくれたよ。そこには感謝してる。ただ、俺はNEVERチャンピオンとして負けるわけにはいかない。両国国技館、お前を倒すためにもっともっと熱々になって、バチバチの闘い、そして勝利をもぎ取ってやる」

一方、セコンドに担がれて退場し、フロアに崩れ落ちた藤田もまた、ウルフの覚醒を歓迎するように不敵に笑った。

「ハハハ、おもろいな。ちょっとだけ、お前のおかげでな、熱くなれたよ」

また、G1覇者の大岩は、X(旧Twitter)上で自身との次期挑戦者決定戦をアピールしているタイチに対し、独自の条件を突きつけた。

「G1出てないのに、大阪城で俺に1回勝ったからって、さすがにジャイアンっスよ。俺から提案あります。このシリーズで俺から直接ピンフォール、ギブアップ取ったら、シングルやりましょう。じゃないと、お客さんも納得できないでしょう」

さらに、田口とタイチのバックステージでは、いわぬまPR大使のタスキとタイチのいしかり観光大使のタスキを懸けた抗争(?)から発展し、田口が保健体育の教員免許を持っているという事実をタイチがイジり倒すコントが展開。

最終的に、タイチがプロデュースする10月17日の北海道・石狩大会への田口の出場が強引に決定した。

「第69次成長期、ずっと成長が止まらないというところをお見せしましょうか。悪を成敗するような試合を披露できたらいいですね」と田口も前向きに応じ、北海道での新たなドラマを予感させた。

殺気立つNEVER王座戦線、G1覇者への包囲網、そしてご当地PR大使のプライド。

様々な思惑を乗せて、秋のシリーズはいよいよ北の大地へと上陸する。

<写真提供:新日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加