【プロレスリングWAVE】大畠が長浜をスカイブルースープレックスで制し初防衛!次回防衛戦は10.29アイスリボン後楽園大会にて長崎まる子に!

Sunday WAVE vol.33
10月22日(日)
東京・新木場1stRING
観衆=216人

◎入場式
選手を代表して、彩羽匠&門倉凛が挨拶。
門倉「みなさんこんばんは! WAVE認定タッグ王者、MarvelousのNEW−TRAです。本日はお足元の悪いなか、ご来場いただきまして誠にありがとうございます。実は私、昨日の名古屋から今朝、帰ってきまして、24時間以上、起きてまして一睡もしていません! 昼間もここで試合して、2戦目となります。テンションがおかしくなってしまっていて、もう1試合できるくらいハイテンションなので、ぶっ飛ばしていきたいと思います! みなさん応援よろしくお願いします」

1、熱波WAVE〜3人掛け〜(各10分1本勝負)
①△水波綾(時間切れ引き分け)中島安里紗△

10・9後楽園で野崎渚に2分20秒で敗れてしまった水波綾。
現状打破を誓った3人掛けを敢行した。
1本目に登場したのはSEAdLINNNGの中島安里紗。
中島とのシングルは昨年のSEAdLINNNG9・28後楽園大会以来。
前回は引き分けに終わっている。
水波の入場を襲った中島はいきなりプランチャ!
場外戦からのスタートとなる。
奇襲に成功した中島は、エルボー合戦でも手数で上回っていく。
そしてスリングブレイド、ミサイルキック、ダイビング・フットスタンプを投下。
スリーパーで捕獲する。

これをバックドロップのように叩き付けて脱出した水波。
攻守が入れ替わり、ギロチンドロップからキャメルクラッチで反撃にかかる。
続いて逆水平チョップや串刺しラリアット、紅の豚を投下。
投げっぱなしジャーマンを放つ。
残り3分を切り、エルボーの打ち合いへ。
その後も意地を張り合う攻防が繰り広げられたが、両者決め手をかきドローとなった。

②○水波綾(8分28秒、体固め)高瀬みゆき●
※ダイビング・ギロチンドロップ

2本目はアクトレスガールズの高瀬みゆき。
ゴングと同時にドロップキックを連発していく。
ダイヤル固めでまわしたあと、逆水平チョップ!

エルボーのラリーを挟んで、今度は水波が大外刈り。
形勢を入れ替え逆水平チョップでお返ししていく。
そして、串刺しラリアットからコーナーへ。
しかし、追いついた高瀬がデッドリードライブ。
そしてドロップキックに繋げるがカウント2。
ならばと高瀬はジャンピング・エルボー!
逆水平チョップで再び食らいつき、丸め込みを連発。カミカゼもカウント2止まり。
ならばとセカンドロープからのギロチンドロップを投下させたが、水波も寸前で回避する。
これで流れを変えた水波はラリアット!
キックアウトされると、トドメはダイビング・ギロチンドロップだった。

③○水波綾(5分58秒、片エビ固め)田中ミキ
※ラリアット
3人掛けラストはX。
入場してきたのはMarvelousの田中ミキ!
テーマ曲が流れただけで誰だかわかったファンからは失笑が漏れる。
ミキが現れると、水波はノーマイクで「長与さん! どういうことですか」と売店にいた長与千種に抗議する。
だが、長与も「気をつけて、試練だよ!」と、かつての教え子に言い返した。
ミキは上から目線で「ヨロシク」と挨拶。
そして「おい、水波! オマエ最近、ふがいないらしいじゃないか。モヤモヤした気持ちを私にぶつけてこいよ」と手四つを挑むも、水波がクイッとひと捻り。

慌てて、ミキがロープに逃れる。
ショルダータックルでぶつかり合ったあと、ミキは「オマエが行け!」と水波を走らせるが、四つん這いになって転ばせると、すかさず押さえ込みへ。
何度も押さえ込んでいくが、カウント2止まり。
ならばとミキは「終わりだ!」と決めポーズ。
しかしこれは、水波がボディースラム。
そして、ギロチンドロップを投下する。
キックアウトされると逆エビ固めへ。
するとミキのピンチに「ミキ」コールが沸き起こる。
なんとか耐えきったミキは、アイロンを持ち出し「このアイロンを使って、水波は長与さんのコスチュームを溶かしたんだ。どうだ!」と精神的ダメージを負わせてモンゴリアンチョップ!

さらにエックスチョップ、ラリアットに繋げるが……。
これを弾き返した水波は、ロープをブンブン揺らして気合を入れるも、田中もその横で同じく気合。

終始、やりづらそうな水波だったが、ラリアット2発で貫録勝ちを収めた。
かくして水波の3人掛けは、2勝1分で終了した。

◎水波コメント
水波「いろんな選手、出てきて……。あのね、3人掛けに挑んだのは言っています通り、自分がこのままじゃダメだと思って。お願いして(組んでもらった)。まあ相手が、どんな相手であろうがなかろうが、強かろうが弱かろうが私にはそういうのは関係なくて、一人として闘いたかった。3人掛けで、水波綾という一人のレスラーとして、3人のそれぞれのレスラーとして、もっと闘いたかったので、まあいろいろ3本やれば本当にいままで感じたことなかったことを感じたり、忘れてた部分を思い出したり、なかなか上手くいかないなという思いもいろいろあったけど、それを最近、そういう機会ってものも自ら作っているようで、忘れていた部分もあったので、この3人で闘い通すということに意味がありました」

——田中選手も?
水波「田中選手はもうよくわからない……。いまだにわかりません。ちょっとわかりません(苦笑)。言葉がでないですけど、あのキャラも独特なのでね。あのキャリアであのキャラをやるのは、とてもハートが強くないとできないと思ってるし、そういった部分でみんなが逸材って言ってるのはそういう部分なのかなって思いましたけど、まあでもトリに出てくる意味も、トリではじめてシングルした意味も、まあ、あったと思うし、ああいう感じに見えてちゃんと負けず嫌いなのは感じましたし、意味がある3人掛けになるよう、これから自分の行動で示していきたいと思います」

2、メンズWAVE(15分1本勝負)
○政宗(9分38秒、ゆかげ切り)後藤恵介●

いまだ初勝利のないWAVE初の男子レスラー・後藤恵介。
今回の相手は、関西方面で活躍してきたフリーの政宗。
序盤は関節技を取り合う、シリアスな攻防。
静寂を破ったのは後藤のショルダータックル!
豪快に吹っ飛ばしていったが、政宗は冷静にチンクラッシャー。
そしてDDTへ。
さらにロープ越えアトミコ。

背中をひっかくなどのラフファイトを展開していく。
後藤も串刺しボディーアタックで攻勢に転じると、セントーン2連発。
バックフリップはカウント2。
ダイビング・セントーンを狙うが、政宗が雪崩式アームホイップで回避。
ならばと後藤は逆さ押さえ込みへ。
これをキックアウトした政宗がゆかげ切り(変形リストロック)でギブアップを奪った。

3、スクランブルWAVE(20分1本勝負)
宮崎有妃&○野崎渚(5分22秒、TKO勝ち)朱崇花●&志田光
※胴締めスリーパー→レフェリーストップ

8・12大田区で復帰し、10・9後楽園で水波綾を秒殺した野崎渚。
WAVEのレギュラー選手となるためにも、さらなる活躍が必要だ。
開始早々、恥ずかし固め狙いの宮崎。
志田も読んでいたのか、堪えてフランケンシュタイナーに切り返す。
しかし、すぐさま宮崎は恥ずかし固めへ!
油断していた志田の捕獲に成功する。
朱崇花がカットに入るも、怒った志田は竹刀を持ち出す。
石黒レフェリーが止めに入ると、レフェリーごと宮崎に放り投げる。

すかさず朱崇花がドロップキックで続くも、宮崎は「クソガキ!」と顔面ドロップキックでお返し。

続いて野崎が出ていくも、朱崇花&志田に捕まる展開。
朱崇花と野崎のビッグブーツのラリーが繰り広げられるなか、宮崎が朱崇花にリップロック。
野崎のビッグブーツが鮮やかに決まる。
ならばと朱崇花はブーメランアタックで攻守を入れ換えようとしたが、かわした野崎が胴締めスリーパーへ。
朱崇花が落ちてしまい、レフェリーが試合を止めた。

◎インフォメーション
二上美紀子社長、野中美智子リングアナによるインフォメーションコーナー。
大畠政権になったため、観衆はのちほど発表されることとなり、恒例のグッズを紹介。
また、次回10・30新木場大会は、ハロウィン前日ということで、全員ゾンビでの登場となることが明かされた。

4、スクランブルWAVE(30分1本勝負)
桜花由美&○山下りな&桃野美桜(16分46秒、片エビ固め)彩羽匠&門倉凛&春日萌花●
※ラリアット

WAVEの新しい登場人物として定着してきた、WAVE認定タッグ王者組の“NEW−TRA”こと彩羽匠&門倉凛。
この日は永遠のアイドルレスラー・春日萌花が合流しての試合に。
対峙する桜花由美&桃野美桜の“BOSS to Mammy”には、前レジーナの山下りなが加わった。
彩羽vs山下がスタートから衝突。
エルボーのラリーから彩羽がショルダータックル。
山下もすぐにやり返していく。
続いて春日vs桜花。
リストロックの取り合いから桜花が払い腰。
軽めに終わらせ、門倉vs桃野へ。
門倉がドロップキックからヘアホイップで投げると、桃野もヘアホイップ返し。
ドロップキックの相打ちから両者同時に飛び起きるも、門倉は失敗。
しかし彩羽との連係で立て直す。
低空ドロップキックはカウント2。
春日もヘアホイップからのキャメルクラッチで続く。

防戦一方の桃野だったが、ロープに振られたところを桜花が受け止め、攻守逆転。
桜花は桃野を門倉に投下すると、巻き返しに掛かる桃野が顔面ドロップキックでお返し。
ようやく桜花と交代となった。
挽回モードの桜花は門倉に串刺しビッグブーツをお見舞い。
一方の門倉も丸め込みを連発して、桜花を追い込んで行く。
キックアウトされるとDDTからミサイル発射。
桜花のピンチに桃野が助っ人に入るが、これは桜花に誤爆してしまう。
桜花vs彩羽の場面に移り、桜花がカカト落としを命中させる。
仕留めにかかるも、ここで桃野がチェンジを要求する。
そして桜花の肩からファンタスティックフリップを投下。

カサドーラからのエビ固めはカウント2。
さらにヨシタニックを狙う桃野だったが、かわした彩羽が顔面蹴り。
これを返されると、春日と交代する彩羽。
春日は桃野にブラ下がり腕十字。
ダイビング・クロスボディーを放って行く。
するとここで桃野は山下と交代。
出番の少なかった山下は勢いよくショルダータックルで突っ込むと、後頭部へのヒザ蹴りを叩き込む。
春日もクリストで反撃すると、NEW−TRAがダブルのトラースキックで追い打ち。
さらには彩羽のパワーボムから春日がダイビング・フットスタンプを投下させる。
しかし、山下もNEW−TRAを両腕ラリアットで排除すると、春日にスライディングラリアットで飛び込んで行く。

春日もチャカチャカなどの丸め込みで粘りを見せるが、桃野の猫だましから山下のラリアットが決まり、ジ・エンド。

◎試合後のマイク
桃野「おい、NEW−TRA! 今日は勝ったんだから、今日は自分のおかげで勝ったんだよ。知らないでしょ? ラリアットのあと美桜がパチン!とやったの。パチンとやったから3カウント入ったんだよ。ねっ!(とファンに同意を求める)だからそろそろベルトに挑戦させろ!!(と桜花の影に隠れる)」
桜花「ボスがこう言ってんだからさ、ベルトに挑戦させろよ!」
そこに現れたのは、9・28新宿でチャンピオンチームから勝利しているKUSO ONNA NIGHT(宮崎&野崎)。
宮崎「そんなこと言ったらさ、私たち直接あの2人に勝ってるんだけど。私たちに、挑戦させてくれるよね? 権利あるよね?」
彩羽「そうですね、確かに×3、負けました。負けたからにはチャンピオンベルトかけて試合しなきゃいけないと思っています。自分たちもしっかり準備してきましたので、いつでもどこでもやってやりますよ。自分たち、本番に強いんでね!」
二上社長「なんて? (桜花の)声が汚すぎて何も聞こえへん。門倉さん、本番に強いと言って、今日の跳ね起き、失敗したやん。やりましょう×2。その前に誰が挑戦するかを決めましょう。ちょっといま休みボケしてるので、後日」

5、Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○大畠美咲(13分22秒、スカイブルー・スープレックス・ホールド)長浜浩江●<挑戦者>
※第7代王者が初防衛に成功

10・9後楽園大会で念願のレジーナとなった大畠美咲。

若い世代との防衛戦をかかげた大畠が最初に指名したのはWAVEの生え抜き・長浜浩江だった。
今年おこなわれたCATCH THE WAVE公式戦(5・23蕨)では長浜が勝利している。
長浜がドロップキックを連発していき、先制。

さらにブレーンバスター3連発を見舞ってコーナーに登るが、大畠がデッドリードライブ。
攻守を入れ換えていく。
背中への低空ボディーアタックを放った大畠は、顔からバン!や弓矢固めで絞り上げる。

長浜も焼豚(コーナーからのブーメランアタック)で反撃。
ならばと大畠は逆エビ固めへ。
ブレイクした長浜はカウンターのサクラ落とし。
これはカウント2。
ならばと大畠はCRBで捕獲。

耐えきった長浜だが、ダウンカウントが数えられる、カウント7で立ち上がった長浜に大畠は旋回式ダイビング・ボディープレスを投下。
そして変形キャメルクラッチへ。
エルボーの打ち合いとなり、受けて立つ大畠カウンターのエルボー、バックブローを放つ。
長浜は低空カサドーラから走るも、大畠が追走してエルボー。
長浜の変形ジャックナイフエビ固めは大畠が切り返すも、さらに長浜が切り返しカウント2。
大畠のバックブローを食らっても粘る長浜。
ジャーマンSHもキックアウトしてみせたが、スカイブルーSHは返すことができなかった。

◎試合後のマイク/アイスリボン10・29後楽園で、まる子とのレジーナ戦!/NEXT出場8選手が決定!

大畠「長浜、泣いているけど、悔しいの? 悔しいんでしょ? ベルト、欲しかったんでしょ? でも、いま悔し涙を流せるってことは、私に勝つことを諦めずに本気で来てくれたことだと思うから、いっぱい泣きな。水波もね……(と振り返ると、水波はすでに泣いている)。えーーー! 泣いてるとは思わなかった(苦笑_。私のセコンドについてるのに、途中で長浜の応援してたの。たぶん新木場のお客さんの中にも私を見に来たけど、長浜を応援してた人もたくさんいると思う。でも、それは私が長浜をどうこうしたのではなくて、長浜がみんなの心を動かしたということだと思うから、それだけのことができるの、長浜は! わかる? だから、もっと諦めないで、これからも一緒に頑張りましょう。とりあえず私の裏テーマは水波を泣かせることだったので、それは達成しました。あはは、ちょー泣いてるじゃん。GAMIさん、私、10月29日にアイスリボンの後楽園ホール大会に参戦するんですよ。それで長崎まる子と対戦するんです。それ、レジーナのタイトルマッチにしていいですか」
二上社長「イヤです!」
大畠「拒否する理由がわからないんですけど」
二上社長「何のメリットもありません」
大畠「メリットならたくさんありますよ」
二上社長「何が?」
大畠「WAVEの試合は面白いと言われていますけど、外に広まらないと何の意味も無いんですよ。内輪だけでやっててもね。それを私がWAVEの代表のレジーナとして、面白い試合する人がいるよっていうそういう団体なんだよっていうのを、他団体で知らしめるためにはちょうどいいと思うんですけど」
二上社長「別にベルトかけなくてもいいんじゃないですか?」
大畠「他団体でレジーナのベルトかけたことないですよね?」
二上社長「ないです」
大畠「そういう、誰もやったことないことを私はしたいんですよ!」
二上社長「もしも、まかり間違って、まる子が神がかり的に強くて、勝って、次のNEXTトーナメント、アンタが言った『若手さんたちにチャンスを与えたい』? これ、ただのシングルマッチじゃないですか。どうするの? その責任は誰が取るの?」
大畠「別にそのときのレジーナ巻いている人が、NEXTの優勝者とやればいいじゃないですか」
二上社長「何その無責任な発言」
大畠「無責任じゃないです。それだけ責任を持って、私は……」
二上社長「見てみぃ、あの水波の涙」
大畠「そんな目で見ないでよ……信じてるでしょ、私のこと。ベルト守るって」
水波「信じてる」
大畠「ほら信じてるって言ってる人がいるんですよ! GAMIさんも私のこと、信じてくださいよ」
二上社長「水波がセコンドに行くならいいよ。泣くよ、また。他団体で泣くよ。いいの?」
大畠「他団体でも泣けるアニキ、を広めるチャンスだと思うんだけど、10月29日あいてる?」
水波「29? 29日あいてる」
大畠「来ます! 縄つけてでも引っ張っていくんで」
二上社長「かけるの」
大畠「かけます!」
二上社長「じゃあもし、ホンマに流出したらその時はちょっと覚悟してて」
大畠「でもまあ取り返しに行けばいい話なんで」
二上社長「まあそうですけど。取り返しに行くってことはもう1回広められるチャンスってことか」
大畠「そう、そう、そう。それです。私以外の人が取り返しに行ってもいいですしね」
二上社長「あー、2回チャンスがあるってことですね。いま私、負ける前提でしゃべってました」
大畠「ダメですよ! レジーナのベルトは広めたいです、入口を。いいですね、決定で!」
二上社長「はい」
大畠「今日、まる子は来てないから(テキーラ)沙弥! まる子に伝えといて。アイスの会見で面白いことしてたけど、私の顔写真、食べてたね。そのまる子に伝えといて」
沙弥「(まる子が憑依したかのような口調で)大畠さん、いや! オ・オ・ハ・タ・ミ・サ・キー! 初防衛、おめでとうございます。でも、これからは長崎まる子の時代だーーー!」
大畠「乗り移ったのかな……」
沙弥「そのベルトごと、ムシャムシャ食ってやるからと覚悟しとけよ! と長崎まる子選手が申しておりました、よろしくお願いします」
大畠「似てるね、モノマネ。超似てた」
二上社長「ちょっと待って。負けたときのコメントとかもあるの?」
沙弥「それ聞いちゃいます? 少々お待ちください」
大畠「両方、用意してるって失礼じゃない?」
沙弥「おい、負けたのかよ! まる子のベルト返せ!! 大畠美咲、お先真っ暗だな。ベルト持ってない大畠美咲なんて、まずそうだけど、仕方ないからムシャムシャ食ってやる。覚悟しとけ! これからは長崎まる子の時代だーーー!」
大畠「どっちにしても私を食べようとしてるってことね」
沙弥「はい、よろしくお願いいたします(リングを降りる)」

大畠「アイスリボン劇場でしたね……。じゃあ、10月29日、タイトルマッチ、2回目の防衛戦ということで、今日、WAVEいらっしゃった皆さんはアイスリボンへ。アイスリボンの後楽園ホールで見た方にまたWAVEに戻ってきてもらえるようにレジーナとしての試合を見せていきたいと思います。そして、そのあとのNEXT! いつからはじまるんでしたっけ」
二上社長「11月4日」
大畠「4日からはじまるんですよね。メンバーは揃えました?」
二上社長「えー、もう少し枠があります」
大畠「もう少し枠がある、全員は決まってないってことですか」
二上社長「全員は決まってないです」
大畠「なるほど……」
すると彩羽匠、門倉凛、桃野美桜、田中ミキ、高瀬みゆきがエプロンへ。
大畠「みんなは出たいの? トーナメント出たい?」
二上社長「ちょっとNEW−TRAさん辞めましょうか。タッグのベルト持っているんで」
大畠「また今度。じゃあ高瀬、今日の水波との試合見て、はじめて見たけど意外と根性ありそうだと思ったんで、私この人いいと思うんですけど、どうでしょう」
二上社長「いいっすよ」
大畠「じゃあ決定で。桃野、何言っても無理矢理、出そうだと思うんで、許可してあげてもいいんじゃないですか。特別ね。お願いしますって言うんだったらいいよ。出させてくださいお願いしますって言いなよ。言いなよ、出たいんでしょ?(小さい声で桃野が言うと)声が小さい!」

桃野「だってミッキーがいいって言ってるもん」
大畠「ミッキーがいいって言ってる? ミッキーってこの人(二上社長を指す)? ミッキーいいの?」
二上社長「ミッキーいいです」
大畠「じゃあいいらしいです。いまの2人は決定。あとはGAMIさんが決めた人が出るってことで。(ミキの存在に気づき)だからオマエ誰だよ!」
二上社長「あの逸材は、今日ひらめきました。アニキとの試合で逸材はもの凄く逸材だとわかったので、普通、なんとか五番勝負とかあるじゃないですか。アレやりましょう。田中ミキ何とか五番勝負ではなく、WAVEの選手が田中ミキに対する五番勝負です。逆!」
大畠「田中ミキからの試練ってことですよね? こっちが試練を与えるのではなく」
二上社長「こっちが試練を与えるのではなく、田中ミキの試練を与えられて、“どんどんオレの屍を越えていけ”システムです。いまWAVEが低迷しているんですけども、全員がアナタと当たったあとは喪が明けるように晴れる気がします。救世主ですね。自分で“救世主”って言ったらアカンねんで(とミキにアドバイス)。百年に一度の逸材です。じゃあNEXTは、高瀬、桃野、朱崇花、山下、長浜、野崎、トトロさつき、沙紀。とりあえずこの8人で。11月4日、5日、15日で終わりましょう。で勝った人が26日でタイトルマッチしましょう」
大畠「わかりました。NEXTに関しては以上?」
二上社長「以上です。締めの前に、大畠レジーナ政権になって、後楽園ホールを満員にするという条件を出しました。まずは新木場から。本日の入場者数をまだ言っていません」
大畠「でもなんかいつもの新木場より、見た感じ入っていますよね?(拍手が沸き起こる)」
二上社長「本日の入場者数は……216人。まだまだですね」
大畠「ちょっと増えましたよ!」
二上社長「ちょっとですよ。350人入れたいんですよね、新木場で」
大畠「へぇ」
二上社長「216人って平日の満員くらいです」
大畠「これからどんどん増やしていけばいいんですよね、みなさん!」
二上社長「増やしてください」
大畠「増やしましょう! やることはやりますよ。締めますよ。私勝手に考えてきたんですけど、いいですか?」
そう語り始めた大畠は、独自のフレーズをファンに解説。そして……「WAVEと言えば、大畠美咲! 大畠美咲と言えば、レジーナ! みんな私に、付いてこい!」という新しい締めで大畠政権初の興行を締めくくった。

◎大畠コメント
——いかがでしたが、長浜戦は。
大畠「私は長浜が相手ということで防衛するのは当たり前でなくていけなくて、それプラス長浜の良さを引き出せるかをテーマに試合をしたんですけど、技うんぬんではなく気持ちは見えたかなと思いました。諦めないしつこさ、とかはいつもよりは出ていたと思います」
——合格点?
大畠「合格……うーん、そうですね。凄くよかったというわけではないとは思うんですけど、こういう言い方、好きじゃないんですけど、いまどきの若い子。若手の人って技術を見せようとするところがあると思うので、それがなくても泥臭くても人の心を動かせるっていうのは、水波が泣いたことで証明できたんじゃないかなと思います。だから長浜にも人の心を動かせる力っていうのはあるんだよっていうのを教えられたかなとは思います」
——次回の防衛戦決まりましたが。
大畠「まる子と長浜って同期でしたっけ?」
——長浜が1年先輩。
大畠「まあ長浜と同じくらいのキャリアの子とのタイトルマッチでしかも次はアウェイなわけではないですけど、他団体での防衛戦となるので、今日以上にいい物を魅せなければというプレッシャーは感じます。会場も大きくなるし、でもその分、いろんな人にアピールできるチャンスだと思うので。私がWAVEを背負って立つっていう気持ちで。プロレスリングWAVEの大畠美咲としてアピールしていきたいと思います」
——いまのまる子の印象は。
大畠「長浜と比べたらアレかもしれないですけど、凄く気持ちのある選手だなとは思っていて、それプラス、なんか猿っぽい。動きが猿っぽいなって思います。機敏というか何というか、猛スピード目指してやるって意気込んでいるときもありましたし、前にも1回シングルで、それこそ、こないだ私がアイスリボン見に行った両国大会でシングルやっているので、その時からどう変わっているのかは楽しみです」
——NEXTトーナメントのメンバーも決まったが。
大畠「そうですね。まあ高瀬さんは今日はじめて試合を見たんですけど、なかなか頑張ってそうだなって思いますし、桃野は生意気ですけど、そういう子がいた方が他の人も負けたくないなと思ってどんどん切磋琢磨していけたらいいなと思っているので、誰が勝ち上がってくるかは楽しみです」

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