【編集長インタビュー】「イサミ女子」が急増中!「デスマッチ侍」木高イサミが「BASARA代表」として語る

「プ女子」が話題に上がっているが「イサミ女子」のパワーもスゴイ。捨て身のファイトで大暴れする「デスマッチ侍」木高イサミを応援する女性ファンが急増している。体中を傷だらけにして闘うイサミだが、実は「プロレスリングBASARA代表」の顔も持っている。今回は「団体代表」木高イサミの胸中に切り込んだ。

――BASARAの象徴「ユニオンMAX王座」を保持。4度目の戴冠です。団体の代表であり象徴であるイサミさんが文字通り、団体の看板ベルトも保持されていますね

イサミ 前王者のトランザム★リュウイチにやりたい放題に暴れられ、ウチ(BASARA)の選手がバタバタと倒されてしまいました。ウチにはヘビー級戦士というか、デカイ選手が少ないので「誰かが止めなくては」と、歯がゆい思いをしていたんですが、何とかベルトを取り返すことができました。ウチの選手もみんな頑張っていますが「もの凄く頑張っている人」と「頑張っている人」がいますね。

――その違いは?

イサミ 団体が始まった時は、全員がスタートラインに並んでいますよね。「よーい、ドン」でスタートしたんですが、ペースの違いで差が出てきています。もちろん、各選手のキャリアもそれぞれなんだけど、BARASAとしては一斉に走り始めたはずなんですよ。現在、トップ集団を形成しているレスラーたちを追いかける選手がドンドン出てきてほしいんです。トランザム★リュウイチなんて、自己プロデュース力がスゴイ。自らやりたいことがあって、実現するために、自分で次々と仕掛けてきます。そこまで頑張りきれていない人たちは、少し考えなくてはいけない。自分の「欲」に、それこそ、どん欲になってほしいんです。

――もっと「俺がオレが」でいいと?

イサミ 「夢」と「欲」は紙一重というか、表と裏。欲がなければ夢は実現しません。各選手みんな勝負をかけてほしい。それが、ひいては団体のためになるんです。

――「BASARA」をもっともっと大きくするためにも、各選手の奮起を期待ですね

イサミ もちろん、ボク自身も頑張ります。大日本プロレスやKAIENTAI-DOJOなどの団体のベルト戦線にも絡んでいきたい。「BASARAのイサミ」が王者になれば「BASARA」の名前を発信できます。

――80キロをきる体でヘビー級戦士と渡り合い、デスマッチでも大活躍。各団体のベルトも獲得し総なめにしてきました…負担も大きいのでは? 実際に2007年5月から一年、頸椎椎間板ヘルニアで長期欠場しています

イサミ ドクターストップがかかり、引退を勧められました。でも、手術してカムバックできた。10年経ちましたが、ノドにはプレートが入ったままです。今でもファイトできているのは、運がよかったからでしょう。

 

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