【新日本プロレス】<1.4試合後コメント>「来年もオカダ・カズチカしかいないんじゃないかなと思いますね!」

※CHAOSのメンバーが全員、インタビュースペースでオカダを待ち受け、オカダが外道とともに現れると、拍手で祝福。

用意されたビールを各々手に取ると、ロッキー・ロメロの「カンパーイ!」の合図で乾杯。

──9度目の防衛おめでとうございます。今の率直なお気持ちをお聞かせください。

オカダ「そうですね、ま、まだまだこういう戦いをやっていかなきゃいけないんだなと。それがオカダ・カズチカの使命なんだなと思っております」

──ドームのメイン、最後のカードとしてはこれが4年連続となりましたが、改めてこのドームのメイン、どんな舞台だと感じましたか?

オカダ「やっぱり気持ちいいですね。お客さんの数もどんどんどんどん増えていってますし、そこで試合して勝って。ま、それは僕しか、オカダ・カズチカしかできないんじゃないかなと思いますね」

──その中で今日の相手は勢いのある内藤選手でしたが、改めてどんなレスラーだと感じましたか?

オカダ「いや、すごいなと思いました。入場の時の大・内藤コール。僕も入場の前に控えてて聞こえましたし、『こりゃやべぇな』と思いましたけど、リング上に立てば、そんなことは関係なかったことで、内藤さんは強かったです。勢いもかなりありました。でも、僕の方が強かったというだけだと思います」

──その中で、ドームのメインを戦ってきた経験の差というものがオカダ選手にあるのかなと思いましたが。

オカダ「そうですね。でも、今日の東京ドームのお客さんも、毎年毎年、経験したことのない東京ドーム大会になってますんで、また来年、お客さんも増えて、誰とやるか分かんないですけども、また経験したことのない東京ドーム大会になって、またレスラーとして成長してしまうんじゃないかなと思いますし。やっぱり、来年もオカダ・カズチカしかいないんじゃないかなと思いますね」

──試合前は、歓声の比率が0対10でもいいとおっしゃってましたが、それでもオカダ選手が勝った時は大きな声援が上がっていたと思います。どのように聞かれましたか?

オカダ「正直、聞く余裕はなかったですね。ワーワー言ってるだけというか。そこにはオカダ・コールも内藤コールもなかったと思いますし。みんながしっかり応援して、その時のどういう声か分からないですけども……『よっしゃ!』なのか『あーあ……』なのか分からないですけども、そういういろんなものが混ざった歓声だったと思いますね」

──今日の勝敗を分けたポイントは?

オカダ「やっぱり、このIWGPのベルトを守ることを目標にしてきた人間と、メインイベントに立つことを目指していた人間の違い、そこの差が出たんじゃないかなと思いますね。やっぱりベルトに対しての執念というのは、僕の方が上回ってたと思います。内藤さんも、またどんどんどんどん、東京ドームのメインイベント、立つだけで満足なんてできないと思いますし、どんどんどんどんこのベルトが欲しくなってくると思いますんで、またベルトを懸けて。それが東京ドームのメインだと、また意味があるんじゃないかなと、4年前とはまた違う意味があるんじゃないかなと思います」

──やはりIWGP王者としてベルトを持つことが大きいということでしょうか? 内藤選手は、ベルトがなくても輝けるとおっしゃってましたが。

オカダ「まぁ、どんどんどんどん輝いてもらえばいいんじゃないかなと思います。別に1人だけ輝かなきゃいけないなんていう、そんなルールはないですし。内藤さんは内藤さんで輝いてもらえばいいと思います。それが棚橋さんでも、ケニーでも、誰でもいいと思いますし、そこは勝手にどうぞ、輝いてもらって。まぁでも、一番ど真ん中で輝いているのは、IWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカということだと思いますんで、僕のまわりでは勝手に輝いてください」

──今回、9度目の防衛ですが。

オカダ「次で2ケタですか。僕は前も防衛8回だったので、9回という新たなところに来たと思いますし、別に目指してたわけじゃないですけど2ケタっていうのも見えてきましたし、それを目指してるわけじゃないですけどV11っていうのも見えてきてますし。それはそれで楽しみっすね。どんどんどんどん防衛して、何か記録を作りたいわけじゃないですけど、しっかり防衛して、リング上で言ったように感動だったり驚きだったり、ハッピーだったり、いろんな雨を降らせていきたいなと思います」

──王座保持期間も最長記録を更新中ですが。

オカダ「それもしっかり……その記録を伸ばしたいというよりも、僕はずっとチャンピオンでいたいだけなので、ずっとチャンピオンでいられるように、2018年もしっかりやっていきたいと思っております」

──この1年はどんな1年にしていきたいですか?

オカダ「今日のお客さんの数が、2017年に僕たちがやってきたことの結果だったり期待だと思ってるんで、2019年にもっとお客さんが入るように、しっかりどんどんどんどん盛り上げて、プロレスの、新日本プロレスのすごさっていうのを、日本全国、世界中に知らしめていきたいなと思っております」

──今日はパンタロンを新調されて、お客さんからどよめきも起きていましたが、どんな意味が?

オカダ「ま、気分転換です。僕もずっと同じコスチュームでやってるっていうのも、自分としても新たな刺激が欲しいと思ってましたし、そういう意味でちょっとコスチュームを変えました」

(※質疑応答が終わり、立ち上がったところで)

オカダ「これだけお客さんが入ったんで、オーナーにボーナスもらわないと。全選手、全社員に、オーナーからボーナスごっちゃんです」

 

※内藤はフラフラとした足取りでインタビュースペースに現れる。

内藤「俺は、負けてなんかいねぇよ。勝つまで、何度でもやってやるよ! ……とか言うレスラーいるけどさぁ、俺はそういうの嫌いだから。今日はスリーカウント聞いたのは事実だからね。まぁ、勝った者が全部、素晴らしいんでしょう。勝った者が全て正しいんでしょう。いや、非常に悔しいですよ。オカダにも、そしてお客様にもかつて笑われましたよ。『東京ドームのメインが夢か』って。でもさぁ、これは俺が、中学3年生の時に立てた目標だから。これ、俺は大事にしてきたから。誰に笑われようと、大事にしてきた夢だから。まぁ、今日、俺は何か一つ、ゴールを迎えたっすかね!? まぁでもそれは、中学3年生の時に立てた目標のゴールであり、今日、ゴールを迎えた時点でまた新しい夢が見えてきましたよ。レスラー内藤哲也としての夢が、出てきましたよ。まぁ、また次の機会に発表しますよ。今、一つ言えることは、俺は必ず、またこの舞台に戻ってくるから。東京ドームでの大合唱、皆様、楽しみに待っててください。じゃあ、明日後楽園ホールで試合あるんでね、みなさんも来てくれるんでしょう? 明日、また後楽園ホールでお会いしましょう。(※フラつきながら)アスタ・マニャーナ、アディオス!」

 

※新日本プロレス公式HPより

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