【WRESTLE-1】<芦野祥太郎インタビュー>「『やりたい人間としかやらない』って言って、ただ待っているだけだったら意味がない。自分で壁を作ったっていう感じです」征矢を倒して、さらなる高みへ! 見据えるのは二桁防衛!!

「『やりたい人間としかやらない』って言って、ただ待っているだけだったら意味がない。自分で壁を作ったっていう感じです」征矢を倒して、さらなる高みへ!

見据えるのは二桁防衛!!

芦野祥太郎インタビュー

「『やりたい人間としかやらない』って言って、ただ待っているだけだったら意味がない。自分で壁を作ったっていう感じです」征矢を倒して、さらなる高みへ!見据えるのは二桁防衛!!芦野祥太郎インタビュー

昨年の3月の後楽園大会で河野真幸からWRESTLE-1チャンピオンシップを奪ってから約1年の間、7度の防衛を重ね、盤石の政権を築いてきた芦野祥太郎。

もはや挑戦者不在という状況に陥りつつあったが、ここで征矢学が挑戦者として名乗りを上げてきた。

二桁防衛を見据え、さらなる高みへと登るためにも芦野が欲しているのは高い壁となりうる相手。

覚醒した征矢は、それに足る存在となるのだろうか?

3月14日(水)の後楽園大会で8度目の防衛を目指す芦野に話を聞いてみた。

 

 

──去年はチャンピオンシップを毎月のようにやっていたのが、12月の伊藤戦以降はやらなかったと。それが3月14日の後楽園大会で久しぶりにやることになったんですけど、どのような心境ですか?

 

芦野 去年の下半期は全部NEW ERA相手の防衛戦だったじゃないですか? 本当はベテランとやりたかったんですよ。NEW ERAとやったところで僕のスキルアップにならないんですからね。キャリアは向こうの人たちのほうが少しぐらいは上だと思うんですけど、去年1年間W-1を引っ張ってきたのは自分だと思っているし、対後輩みたいな感じしかしなかったんですよね。

 

──後輩を相手に胸を貸すという状態ですか。

 

芦野 先輩を相手にしている感じはなかったですね。それも不満だったし、試合が終わって「挑戦したい」「はい、どうぞ」という流れが嫌だったというのもあるし。それじゃあお客さんもノってこないじゃないですか? 去年の文体の防衛戦のあと、稲葉さんが出てきたけど、捨てられた小犬みたいになってたんで。そんなんじゃお客さんも応援しないでしょう?

 

──捨てられた小犬にはノレないですよね。

 

芦野 そういう会社の体質を変えたいなと思って、伊藤を最後にやめようと。だから、やりたい人としかやらないって言ったんですよ。

 

──やりたい人っていうのは芦野選手が防衛戦をやりたい選手っていうことですよね?

 

芦野 そうです。でも、なんだかんだで挑戦したいっていう人がいなかったですからね。だから、結局、NEW ERAは口だけなんですよ。「盛り上げたい」とか「引っ張っていきたい」とか言うんだったら、しつこくチャンピオンシップに挑戦してこないとダメなわけじゃないですか? それが副社長が今言っている「主張がない」っていうことにつながってきているのかなって思うんですよね。稲葉さんのインタビュー読んだら、「俺は主張している」って言ってましたけど、それが人に伝わってないと意味がないですからね。

 

──人に伝わってないと主張にならないということですよね。

 

芦野 ならないですよ。だって、なんか悪いことをして「ごめんなさい」って言ったのに、相手に聞こえてなかったら謝ったことにならないじゃないですか? 結局、彼らは現状に満足しちゃっている。そこはNEW ERAだけじゃなく、W-1の問題でもありますよね。ベテラン勢もなんか一歩踏み出してない。特に征矢学は一番ダメでしたね。若手ががんばっていこうという中で、過去にチャンピオンシップのベルトを巻いていて、『W-1 GP』も2連覇しているという実績の持ち主が何をやっているんだって話ですよ。

 

──なるほど。ただ、征矢選手だけじゃなく、ベテラン勢はタイトル戦線、特にW-1チャンピオンシップ戦線においては、蚊帳の外という雰囲気がありましたよね。

 

芦野 蚊帳の外というよりはあえて一歩引いているなっていう感じに見受けられましたね。若手にスポットライトを当ててあげてるみたいな。でも、2月の後楽園でもNEW ERAとやって、副社長が言ってましたよね、「役者が違う」って。

 

──あと、「今が全盛期だ」って言ってましたね。

 

芦野 だから、8人タッグマッチでNEW ERAが食われちゃったわけじゃないですか? そういう力があるのに一歩引いているっていうのはW-1にとってもよくないことですよ。だから、征矢学にももう一回奮起してほしかった。だって、これで勝てば防衛は8回になるし、次は二桁という大台も見えてきますからね。

 

──芦野選手はデビューしてまだ4年目ですよね?

 

芦野 4年目ですね。

 

──その4年目の選手に二桁防衛されてしまうというのは問題があるかもしれないですね。

 

芦野 そうなんですよ。でも、しちゃうと思うんですよね、現状のままなら。今のようにベテランが若手に譲っているみたいな状況だと、二桁防衛しちゃいますよ。たしかに若い力で盛り上げてきましたよ。ただ、そこにベテランの人たちの怖さや強さが壁となってくれれば、さらに盛り上がると思うんですよね。NEW ERAとだけやり続けるのは、まあ……しんどかったですよ。

 

──芦野選手が挑むというシチュエーションが後半はなかったですよね。

 

芦野 それが一番おもしろくない。特に伊藤なんかは4割ぐらいしか力を出してないですからね。頭を使う必要がねえなっていう。上の人たちとやる時はやっぱり違ったんですよ。頭も使うし、身体も使う。試合前から何をやったらいいのかって、頭の中で緻密に作り上げていくわけですよ。でも、それが対NEW ERAではなかったですね。あったのはイケメンぐらいですよ。あとは受けてやればまず勝てるだろうって感じだったんで。

 

──負けることはまずないから、と。

 

芦野 まずない。イケメンはああいう感じなんでクルッといくこともあるし、華もあるんでね。

 

──だからベテランとやりたいと。征矢選手と対戦する時はことさら厳しい言葉を投げかけたりしてましたよね。

 

芦野 征矢学の場合は逃げているっていう感じでしたね。トップ戦線から逃げている。自信がなかったんじゃないですか? 若手が盛り上げている中、割り込んでいったら邪魔しちゃうみたいな。ギラツキがまったく感じられなかったですよ。楽しくやっててもいいけど、チャンピオンシップを獲りに来いよって。楽しくやっているだけじゃ、それは違うでしょうってことですよ。

 

──それはW-1のためにもならないよっていうことですよね。

 

芦野 ならないし、自分が楽しいだけじゃないですか? ファンも楽しいかもしれないけど、本当にそれが見たいのかって。

 

──AKIRA選手じゃないですけど、チャンピオンシップに挑戦する征矢選手を待ち焦がれていたファンの方もいたと思いますよ。

 

芦野 ところがお客さんも妥協しちゃっていたと思うんですよね。征矢さんが楽しければいいやって。本当は征矢学ってポテンシャルの塊だと思うんですよ。僕は身体が大きくならないですから。あれだけの身体のでかさでパワーは日本プロレス界でもトップクラスだし、それを活かしきれてないですよね。って、僕が言うのもなんなんですけどね。後輩ですから。後輩にハッパをかけられて、AKIRAさんや岩石に「がんばれ、がんばれ!」って言われてやっと目を覚ましましたけど、それじゃあ遅いんですよ。苦悩しているところなんて見せなくていいんですよ。苦悩していてもリングに上がったらシャキッとやるのがプロじゃないですか? ジョン・シナだって悩んでいるのかもしれない。でも、リング上ではまったく見えないじゃないですか? そうあってほしいですよね、W-1のレスラーにも。特に征矢さんなんて僕にしてみれば、壁になってほしい世代の人だし、それが壁にならないっていうのも気に食わないですよ。壁を俺に任せるなって。

 

──乗り越える壁がない、あるいはそれが低い状態だと、チャンピオンになっても価値が上がらないですよね。

 

芦野 そうなんですよ。ただ、今回はこういう感じで防衛戦が決まりましたけど、実際は楽しみではあるんですよ。もう一度征矢学とガッチリできるんで。

 

──征矢選手とは去年の5月にも防衛戦をやっているわけじゃないですか? その時にはギラツキは感じられたんですか?

 

芦野 感じられましたよ。ちょっと笑いに走りつつも、目は本当にギラッとしていたんで。あの人は、僕がヒザをケガしてトーナメントに出た時に叩き潰してくれたんですよ。

 

──2016年の『W-1 GP』の時ですよね。

 

芦野 僕はそれで強くなったっていうのあるんですよ、精神も肉体もね。そういう意味ではやっぱり征矢学なんですよね。だからこそ、いろいろと言い続けてきたわけだし。

 

──では、芦野選手のターニングポイントになったのがそのトーナメントでのケガと征矢選手との闘いだったということですかね?

 

芦野 そうかもしれないですね。考え方も変わったし、あれがあったからこそ常にハングリーでいられるっていうのがあるかもしれないです。相手をするほうも嫌だったと思いますよ。下手すりゃ手術して、1年ぐらいは棒に振らなきゃいけないようなケガだったんで。でも、あの人はガッチリ潰してくれましたからね。あの時も涙を浮かべながらやってくれたんですよ。それだけ情に厚い人だし、やっぱりW-1をよくするためには必要不可欠な存在なんですよね。若手だけじゃないですからね、W-1は。若手の団体って言われますけど、ベテランだって大事な存在なんですよ。

 

──なるほど。でも、今回はある程度、芦野選手の目論見通りに事は運んでいるということですよね。

 

芦野 今、奮起した征矢学に勝てば、もう一段上にいけるし、二桁防衛も見えてきますからね。そうなれば、もうちょっと広い景色が見えてくると思うんですよ。さらに自分が次のステップに進むためのね。そういう意味では今回の防衛戦は何よりも大事ですね。

 

──ただ、これまでの防衛戦は出てきた人たちを相手に挑戦を受けてきたというのはありますけど、今回は自分から作ったというか、仕向けた的なところはありますよね。

 

芦野 そうですね。自分で「やりたい人間としかやらない」って言って、ただ待っているだけだったら意味がないですからね。自分からふっかけていって、自分で壁を作ったっていう感じですよ。

 

──逆に言うと、今の自分には高い壁が必要だということでもありますよね。

 

芦野 そうなんですよ。それはNEW ERAじゃないし、あれは段差ですからね。

 

──段差(笑)。

 

芦野 つまづくかつまづかないかっていうだけしかないし、僕が欲しいと思っている壁ではないです。

 

──わかりました。では、今回の征矢学は逃げていた時期に比べて、手応えはありそうですか?

 

芦野 今はまだ元に戻ってきているなぐらいですね。5月の時を超えてないんで、今度の九州ツアーの4連戦でどうなるかですね。

 

──3月8日から3月11日までの九州ツアーでは4大会連続で前哨戦を行ないますよね。

 

芦野 まあ、この4連戦とタイトルマッチを合わせて5連勝する気満々ですけどね。全部タップさせようと思っています。

 

──では、3月14日の後楽園ではどういう芦野祥太郎が見られますか?

 

芦野 今まで通りの盤石ぶりを見せますよ。目を覚ました征矢学の技を受けた上で、アンクルロックでタップさせて、さらなる高みに上がっていきたいと思っています。

 

 

ー 大会詳細 ー

 

【大会名】

「WRESTLE-1 TOUR 2018 TRANS MAGIC」3.14東京・後楽園ホール大会

 

【日時】

2018年3月14日(水)19時開始/18時開場

 

【場所】

東京・後楽園ホール

 

【対戦カード】

▼スペシャル8人タッグマッチ 60分1本勝負

武藤敬司&浜亮太(大日本プロレス)&SUSHI&宮本和志(和志組) vs 河野真幸&大和ヒロシ&中之上靖文(大日本プロレス)&KAI

 

▼WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負

【第11代王者】芦野祥太郎 vs 【挑戦者】征矢学

※第11代王者・芦野祥太郎、8度目の防衛戦。

 

▼『WRESTLE-1 CRUISER FES 2018』トーナメント決勝 時間無制限1本勝負

アンディ・ウー vs アレハンドロ

 

▼UWA世界6人タッグ選手権試合 60分1本勝負

【第61代王者組】土肥孝司&熊ゴロー&伊藤貴則 vs 【挑戦者組】NOSAWA論外&MAZADA&FUJITA

※第61代王者組、土肥孝司&熊ゴロー&伊藤貴則、5度目の防衛戦。

 

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負

稲葉大樹&吉岡世起&黒潮“イケメン”二郎 vs カズ・ハヤシ&近藤修司&土方隆司

 

▼タッグマッチ 30分1本勝負

佐藤嗣崇&近野剣心(ダブプロレス) vs 児玉裕輔&ドランク・アンディ

 

▼シングルマッチ 30分1本勝負

立花誠吾 vs 三富政行

 

▼タッグマッチ 30分1本勝負

木村花&安納サオリ(Actwres girl’Z) vs 万喜なつみ(Actwres girl’Z)&関口翔(Actwres girl’Z)

 

▼シングルマッチ 15分1本勝負

頓所隼(Pro-Wrestling ACE) vs 馬場拓海(Pro-Wrestling ACE)

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