【今日子のプロレス今日この頃】㉒「ないしょの話」⑩「崔領二」
こんにちわ!今日子です(^^)
すっかりご無沙汰してしまいました。
何だかなぁ~と思う事が多く、アンニュイな気分・・・
と言えば格好いいですが、単に疲れていただけかも知れません(+o+)
今回は、崔領二さん。
常にコンディションが良く、激しい試合をする大型の選手。
「あいのり」に「レスラー」として主演した方でもあります。
昨秋、家が近所だと判明し「地元飲み」。
路地裏の、隠れ家的なイタリアンのお店に案内していただきました。
え、こんな素敵なお店があったんだ~。地元って意外に知らないかも。。。
来店したのが遅い時間だったので「まだいいですか?時間、大丈夫ですか?」と、まずはマスターに確認してから席についたのを見て「ケンカ崔ボーグ」などと言われ、試合は激しく、
しかもジェラルド・ゴルドーさんの弟子なので怖いイメージを持っていたのですが、それが一変しました。
本当は私がやらなければいけないのに、利き腕の怪我が回復しないのでモタモタしてしまったので、崔さんがピザやパスタもパパッと取り分けてくれたり、とても優しく気配りして下さって驚きました。
ハッキリしたもの言いをする方なので、賛否両論あるかも知れませんが、私は正論だと思いましたし、話題豊富で楽しかったです。
崔さんのすごいところは、対戦相手や若手に対して、必ず良い部分を認めるのです。
ベテラン選手の中には、対戦相手をこきおろし、若手をボロクソに言う人もいます。
時には度が過ぎて「叱咤激励」ではなく「ボロクソ」です。
まあ、そういうキャラなのかも知れないし、マウンティングというか、プロとして自分を強く見せようという意識なのでしょうが、でも、それでは相手が委縮、あるいは逆ギレしてしまい、冷静さを欠く試合になります。
それに、そんなダメな選手に勝ったところで、自分自身の価値も上がらないと思うのは私だけでしょうか。
もちろん、何でもかんでも絶賛する必要はありませんが。
崔さんは、仮に力量の差のある選手に勝った後でも「彼はこれからの選手。もっとこうすれば(例えばキャリアを積めば、一歩踏み込めば等)さらに良くなる。将来有望で期待しているから、頑張ってほしい。また闘いましょう」と、いう意味のコメントを出します。
それは相手の力が1としたら、4にも5にも引き出し、それに勝つ自分を、9にも10にも見せるという、ある意味、風車の理論でもありますし、対戦相手に敬意を示す選手が少なくなった昨今、すごい事だと最近特に思います。
自分のキャリアや実力に、確固たる自信があるから言えるのでしょうね。
ランズエンドの関係者の方も「崔さんは面倒見がよく、若手の育成に尽力している」と、言います。
親分肌、というのとは、またちょっと違うかも知れませんが、自分の事より団体や若手の事を考えている感じです。
そして後輩や若手の前でも、決して偉そうな態度を取らず、相手の意見を聞き、尊重するのは素晴らしいと思います。
いろいろな考えの選手がいて、いろいろな個性がありますが、後輩や若手を育てるのは難しいですよね。強くなったら自分のライバルになる訳ですから。
でも、将来的な事を考えたら・・・。
その兼ね合いは至難の業かも知れないですが、リング上ではキッチリ、力の差を示し、リング下ではエールを送る。
崔さんはバランス感覚に優れた、非常にクレバーな方だと思います。
アジアヘビーのベルトも復活させ、世界タッグも巻いています。
6・3がお誕生日で、今年38歳。円熟味を増す年齢です。
選手としても団体の長としても、ますますのご活躍を期待しています(*^_^*)
ひと足早く、お誕生日祝いをしました。