【編集長のこの一枚】「マサさん ありがとうございました」

14日に亡くなったマサ斎藤さん(享年75)の通夜、告別式が21日、22日、都内の寺院でしめやかに営まれた。

ザ・グレート・カブキ、武藤敬司が弔辞を読み、坂口征二氏、前田日明氏、佐々木健介氏、長州力、中嶋勝彦らが棺を運ぶなど、マサさんを偲ぶレスラー、関係者が最後のお別れに集った。

通夜では辻よしなりアナウンサーが司会を務めた。マサさんとは1990年代、放送席で強力コンビを結成していた仲だ。解説者として加えていただいた自分と、思い出話が尽きなかった。

「試合の展開とは全く関係ないことを、お話になることもあった。アナウンサー技術を試されているようで、必死だった。プロレスの見方、魅力はもちろんだけど、マサさんには多くのことを教えていただいた。今日の私があるのもマサさんのおかげ」と、辻アナは振り返った。

蝶野正洋らレスラーが放送席を襲撃に来ると、逃げようとする自分の服を掴みながら「ニコッ」とされた笑顔を忘れられない。「俺の隣なら安心だよ」と、言ってくださっているようだった。

まさに「GO FOR BROKE」だったマサさんの生き様に憧れた。

「グハハ」とビールを豪快に飲み干すマサさんの声が忘れられない。

さまざまなプロレスの楽しみ方を教えていただいた。

お元気になられたら、また辻アナとご一緒したかったです。

マサさん、ありがとうございました。

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