【東京女子】山下実優が優宇を撃破し5度目の防衛に成功、プリシラが挑戦表明!タッグ王座決定戦は坂崎ユカ&瑞希が新王者組に!

BRANDNEW WRESTLING 2~今、攻める時だ~
【日時】2018年8月25日
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】960人(満員)

▼オープニングマッチ 20分一本勝負
○ヒカリ&ラク vs ミウ&ヒナノ●
8分36秒 変形グラウンド・コブラツイスト

▼第二試合 20分一本勝負
まなせゆうな&●上福ゆき vs 天満のどか○&愛野ユキ
7分22秒 片エビ固め
※キルスイッチ

バックステージでのコメント
のどか 今日から天満のどかスタートしました。
ユキ イエーイ!
のどか イエイ!どうですか、妹ちゃん的には?
ユキ えっ?天満様は可愛いと思います。
のどか だってー。嬉しい!はい、私の第1章はのどかおねえさんで、今日からセカンドシーズンみたいな感じなんですけど、セカンドシーズンが蛇足みたいに言われないように。どちらも名作になっていこうと思いますので、みんな付いてきてね、です!ありがとうございます!

――妹から見て、姉の再出発については

ユキ 天満様はすごいんですよ。坂道とか自転車で止まらずに登れるし、小学生の時は男子生徒もボコボコに出来るタイプだから、たぶんこれから凄いと思います!
のどか だってー!

▼第三試合 15分一本勝負
○プリシラ・ケリー vs ハイパーミサヲ●
6分41秒 エビ固め
※アスティーオパローシィス

▼第四試合 15分一本勝負
○赤井沙希 vs 滝川あずさ●
11分31秒 片エビ固め
※新人賞

バックステージでのコメント
滝川 やっぱり強くて……私も絶対に手は抜いてほしくなったし、赤井さんはそういうところ……優しい方ですけど、リングに上がったらそういう優しさはない、いい意味ですごく厳しい方だと思っていたので覚悟はしていたんですけど、やっぱり思っていた以上に強くて、でもそれがすごく愛情というか、温かい強さ・怖さという感じでした。今までも1人1人いろいろな選手と戦ってきて温かい強さとか、受け止めてくれる懐の広さとか感じましたけど、赤井さんもブログで「レスラー同士にしか分からない絆」って言ってくださって。確かにそういうのってあるんだなって、改めて感じました。後楽園ホールに来てくれた皆様も声援を送ってくれて。紙テープとか飛ばないんじゃないかって凄い不安だったんですけど、投げてくださって愛情を感じました。後楽園ホールにもう悔いはない!楽しいラスト後楽園ホールでした。ありがとうございました。

――滝川あずさ選手とやってみていかがでしたでしょうか

赤井 そうですね、試合するのは初めてだったので……噂には聞いていたんですけど、あんな自分の試合を実況アナウンスするとは思わなかったです。でもあの子が今までレスラーとして生きてきた道はあれも一部だったのかと思うと、ぶつけてもらえて嬉しいです。何か私いつまでも新人みたいなイメージとか、自分でもいつまでもフレッシュにとかって思うんですけど、やっぱりこうやって下の子が出来てきて。それにいつも傍にいる女の子だったので、愛があるからこそボコボコにしてあげたいっていう、こういう気持ち、プロレスの雑誌とかでは見たことあったんですけど、自分がこうなったのは初めてです。今日うちのマネージャーも観に来ていて、関係者とかも来ていたので。自分はあの子の将来のお手伝いはそこまでで。紹介とか相談とかは受けるんですけど、プロレスと一緒であの子も自分でこれからの道を開拓してもらいたいなと思います。あの子のハートがあれば、どんな道も大丈夫だと思います。

――どこかフランスに帰ったあの方を彷彿させる場面もあったのですが

赤井 私がですか?たまにお客さんにも言われるんですけど。私別にあんなSじゃないんですけどね。どっちかと言うと、興味ないですかね(笑)。よく似てるって言われるんですけど、この通り別人なんで。あっちのほうがよく美しいって言われます。でも今日はあずさとリング上で向き合えて嬉しかったです。自分の今後の人生の糧となりました。

▼第五試合 スペシャルシングルマッチ 15分一本勝負
○里歩 vs 中島翔子●
11分42秒 体固め
※蒼魔刀






▼セミファイナル TOKYOプリンセスタッグ王座決定戦 30分一本勝負
坂崎ユカ&○瑞希 vs 才木玲佳&伊藤麻希●
15分59秒 キューティースペシャル
※マジカルシュガーラビッツが第4代王者組となる。

バックステージでのコメント
伊藤 オイッ……うぅ……(泣きながら)何かゲロが出そうです。とってもお腹を最後にやられたので。あそこまではずっと順調だったんですけど、あとちょっとだったから!絶対に!伊藤はこんなところで絶対に諦めませんから!この悔しさだって全部私は、全部…エネルギーに変えて必ず伊藤がチャンピオンになるまで、オマエらずっと追いかけておけよ。
才木 うーん、まあ今回伊藤ちゃんと初めて(ちゃんと)組んで同じ目標に向かって戦うっていうのは、今回が初めてだったんですけど。今までタッグを組んだことはあったんです。でも今まで一番良かった!今日の伊藤麻希!うん。凄く頼もしかったよ!
伊藤 だろうと思ったよ。
才木 こんなところで終わる伊藤麻希じゃねぇな!
伊藤 お互い頑張ろうぜ!
才木 おお、そうだな!私もこんなところで立ち止まっていられないんで。そろそろ覚醒した才木玲佳を見せたいと思っています!以上。

――伊藤選手、最後瑞希選手が握手を求めてきましたが、同じリスペクト軍団でもあの時は応じられなかった?

伊藤 完全に舐められているなと思いましたね。伊藤は必ず、絶対にアイツに勝たないといけないと思っているから…握手なんか絶対にしねぇよ。

――決定戦を制して、見事に新チャンピオンになりましたが

坂崎 いやぁヤバ!本当に獲れた!ねえ。いや獲れると思っていたけど、本当に獲れた〜。
瑞希 もう何か、この二人じゃないと獲れないと思いました、本当に。
坂崎 強かった〜。私はれいたんから勝ち星が取れたっていうのがすごく嬉しいし。自分(瑞希)は自分でね?
瑞希 ずっと組んできた伊藤さんだったのでやりずらさとかはあったんですけど、なんだろう、そんなこと言ってられないなって思ったら、でも何か1年前戦った時よりも全然伊藤さんがすごくて押されてしまったのがちょっと悔しいなと思って…
坂崎 すごかった!もっとフォロー出来たんだけどな。ゴメンな。
瑞希 でも最大限、今1番組んでいて楽しいです。
坂崎 私も。(満面の笑み)
瑞希 もう(ベルトを)獲ったんじゃ!
坂崎 もう我々のものだ!
瑞希 やっと東女のベルトが獲れた!何度も何度も……嬉しいです。大切にします。
坂崎 そうだね。返ってきた。
瑞希 海に流さないでくださいぃ。
坂崎 これ海に返そうね。
瑞希 返さない……川にしませんか?
坂崎 あ、いいね!返ってくるね。
瑞希 川に流して海で待ちましょう。
坂崎 そうしよう!


ーーこれまでお互い別のパートナーがいましたが、タッグトーナメントから組んでチャンピオンにまでなりましたが、防衛戦をやってみたい相手とかいますか

坂崎 え~、防衛したい相手……うーん……
瑞希 でも今、トーナメントも優勝してベルトも獲って、ユカさんが隣にいれば無敵なので誰でも。
坂崎 誰でもいいねぇ。だってトーナメント勝って、今組んだれいたんと伊藤ちゃんからも取ったから、正直誰も……むしろ誰が残ってる?
瑞希 ねえ。

ーー試合後、伊藤選手から握手を拒否されたが

瑞希 なんかもうしょうがない。でもこれで……伊藤さんの下にいたつもりは元々ないですけど、もう伊藤さんじゃなくても一人で戦えると思いました。伊藤さんがパートナーじゃなくても、こうやってベルトも獲れるし。もうこうやって二人別々に組めたほうが、お互いのためになるんじゃないかなと思いました。でも全然伊藤さんのことは嫌いじゃないし、最終的に握手してもらえなかったのはやっぱり悲しかったし。でもそれが伊藤さんのやることなら、もう私はそれでいいです。

▼メインイベント TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○山下実優 vs 優宇●<挑戦者>
※クラッシュ・ラビットヒート。第5代王者が5度目の防衛に成功。

試合後にプリシラがベルト挑戦を表明。山下は地元凱旋の10月福岡大会にて防衛戦をしようと受諾した!

バックステージでのコメント

ーー優宇選手を相手に防衛しましたが

山下 嬉しいですね!もう5回目!このベルトを防衛出来たことも嬉しいですけど、何よりこのベルトを持って優宇に勝てたことが本当に嬉しいですね。

ーー優宇選手はプリンセスカップで優勝して、前回のタイトルマッチでは勝っていますし、胸にも傷が残っていますが、これまでの防衛戦の中でも最強の相手だったと思いますが、改めて実力はいかがでしたか

山下 やっぱりお客さん見ていれば分かると思うんですけど、戦っている私自身、本当、身体も痛めつけられますけど、精神的にどんどん削られていくような感覚、もう1発1発が重いんでね。ジャブというか、じらしがないというか、全部がストレートなので。まあでもそこもしっかり受けたかったし、自分自身も受け切ったと思っているので。その上で勝てたのは凄く嬉しいなと思ったし、優宇と今日戦えたことでもっと自分自身も強くなれたのかなと思います。

ーー試合後、プリシラ選手から挑戦表明があり、地元の福岡で挑戦を受けるとのことですが、プリシラ選手の印象は

山下 この東京女子に来る前にアメリカのほうで有名な団体のトーナメントに出られるような選手ですし、凄いなっていう印象。でも実際に戦ったことがないので。まぁ映像では見たことありますけど、実際にやってみないと強いかも弱いかも分からないので楽しみにしていきたいですし。10月、福岡は地元なので必ず勝ちたいなっていうのはありますね。

ーー地元での防衛戦っていうのは、どんな気分になりそうですか

山下 いやぁ、嬉しいですね。約4年ぶりくらいかな。旗揚げしてすぐくらいに福岡に行ってから、今年の10月にやることになって。そこからベルトを持って帰れるっていうのは嬉しいですし、いいタイミングでプリシラが挑戦したいって言ってくれたので、ここぞとばかり福岡でやりたいって言っちゃったんですけど、本当に出来ることが嬉しいし、共に自分が負けちゃったら格好悪いんでね。そのプレッシャーも自分に言い聞かせつつ、より格好良く凱旋して、勝ててベルト防衛出来たらって思います。

ーー優宇選手も相当な思いを持っての挑戦だったと思うのですが、それを上回った1番の要因は

山下 うーん、やっぱり意地ですかね。戦績としてはベルトを獲られてから、このベルトに挑戦する前に次期挑戦者決定戦で私が勝ってますけど。戦績としては引き分けなんですよね。もうここで絶対に勝ち越したいなって、何が何でも!もうある程度やられることは予想していたので、それでも絶対に負けない、何があっても負けないっていう気持ちが最後強かったのかなって思いますね。

ーー王座への挑戦表明した理由は

プリシラ 日本に来ることはとんでもないチャンスを得ることだけど、素晴らしいところに到達するためと思って行動しました。私の名前を日本に知らしめて、プリシラ・ケリーというレスラーがどれだけ素晴らしいレスラーかを日本で知らしめるためにタイトル挑戦を表明しました。

ーー王者の山下選手の印象は

プリシラ ミユウはスピードもあるし、打撃も出来るし、本当に強いファイターって印象です。だけど私が自分の考え得るタイトルを獲るために必要なことをすべてやって、ミユウに勝ちたいと思います。

ーー東京女子のリングや選手の印象は

プリシラ 日本とアメリカのスタイルの違うはものすごい感じるけど、私はハードなトレーニングをしているし、このリングでいろいろなものを学んで、ジャパニーズスタイルに適応したいと思っています。

ーープリンセスカップ優勝者として挑み、負けてしまいましたが

優宇 悔しいですね。悔しいです。なんかいろんな意味でもっと出来たんじゃないかなって思うし。だけど、何のためにプロレスやってんのかなって、今日まですごい迷いがあって……最高の瞬間を見たいからプロレスを私はやっているんだって、山下さんとの試合をしながら思ったんですね。だけどやっぱ毎回試合をするごとに最高の瞬間って、更新し続けているんですけど、また今日も更新出来たと思うし・負けたけど「優宇」って応援してくれる人がいて、やっぱりプロレスやってて良かったなぁって凄く思いました。私、プロレス好きだなぁって。ベルトは今、手元に持ってはいないけど、私は諦めないです。またあのベルトを獲りにいくし、もっと最高の瞬間を私はプロレスで見ていきたい。綺麗な景色、素敵な景色を見ていきたいなと思います。負けて楽しかったって言うのは何かあんまり好きじゃないというか、いいのかなって思うんですけど、やっぱり楽しいですね。山下さんとだから、あの試合が出来たんだって思います。

ーー優宇選手にとって山下選手は対戦相手として特別な存在ですか

優宇 特別です。確実に特別です。先輩、エース、チャンピオン、みんなから愛される存在。どこを取っても悔しい、どこを取っても自分は劣っていると思うけど。だけどたぶん自分は違うもので、この団体で何かきっと一番なものを持っているはずです。

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