【プロレスリング・ノア】「グローバル・リーグ戦2016」概要&出場選手決定!

「グローバル・リーグ戦2016」概要&出場選手決定!

 ノアのシングル最強を決める過酷な総当り戦「グローバル・リーグ戦」が、今年も開催される。2010年の第1回大会から今年で通算7度目。第1回こそ春の開催だったが、第2回目以降は秋に行なわれ、いまではプロレス界の秋の風物詩として、多くのファンの注目を集めている。

今年の「グローバル・リーグ戦2016」は、全16人のメンバーがA、B二つのブロックに分かれて激闘を展開。近年は他団体からのエントリーが話題を呼んだが、今年はほぼ現在のノアマットでしのぎを削っている“純血メンバー”で構成。より質の高い激闘が期待される。

参加選手は11.2後楽園から11.22新潟までの12大会で公式リーグ戦を戦い抜き、各ブロックの1位同士が11.23後楽園(最終戦)で行なわれる優勝決定戦で、雌雄を決する。それでは各ブロックの出場選手にクローズアップしていこう。

新GHCヘビー級王者の中嶋を中心に、個性派たちがしのぎを削るAブロック!
中嶋勝彦 <第28代GHCヘビー級選手権者>
・5年連続5度目の出場
Aブロックの優勝候補筆頭は、10.23横浜で杉浦を死闘の末に下し、悲願のGHCヘビー初戴冠を成し遂げた中嶋。これまで『グローバル・リーグ戦』に4度出場するも、優勝決定戦にすらたどり着けていない“ノア新時代の旗手”が、鈴木軍から至宝を奪還した勢いを駆って、5度目の正直を実現するか?マイバッハ谷口
・5年連続5度目の出場
マイバッハ谷口も4年連続で出場。今年1月にマスクを脱ぎ、潮崎豪とのタッグを始動。しかし、『グローナル・タッグリーグ』では予選敗退。さらにマスクを被って挑んだ杉浦とのGHCヘビー級王座戦でも敗北。とにかく結果がほしい谷口は、そのポテンシャルをリーグ戦で爆発させることはできるか?

齋藤彰俊
・2年ぶり6度目の出場
昨年は出場メンバーからもれた齋藤彰俊が、2年ぶりの登場。しかし、Bブロックでは最多出場5回の経験を持つだけに、リーグ戦の戦いかたは熟知。その豊富なキャリアに裏打ちされた試合運び、そして分厚く強靭な肉体から放たれる打撃で、会場を大いに盛り上げてくれそうだ。

クワイエット・ストーム
・3年連続3度目の出場
今年は50ファンキーパワーズとして、GHCタッグ王座初挑戦を経験したクワイエット・ストームは、3年連続のエントリー。過去2回は負け越しているものの、ヨネとのタッグを通してファイトスタイルにさらなる幅が生まれたストーム。今年は50cmラリアットで勝ち星の量産を狙う。

矢野 通
・初出場
初出場となるのは現GHCタッグ王者の矢野通。ノアではタッグ屋としてのイメージが強いが、シングルのリーグ戦もお手のもの。毎年、新日本の『G1 CLIMAX』では丸め込みや急所攻撃を駆使して、対戦相手を翻弄。短期決戦の名手は、今回のダークホースとなりそうだ。

鈴木みのる
・2年連続2度目の出場
鈴木軍の総大将、鈴木みのるは2年連続で登場。昨年12月にGHCヘビーから陥落して以降、ユニットの司令塔として後方支援に回っている感も見受けられたが、このリーグ戦で再び最前線に躍り出てくるのは想像に難くない。百戦錬磨の超実力者がノアを制圧すべく、新たな勲章を狙う。

飯塚高史
・2年連続2度目の出場
鈴木軍の飯塚高史も2年連続の登場。もはや勝ち負け関係なく、本能の赴くままに危険な反則ファイトを繰り広げる飯塚。ある種、対戦者は最も警戒しなければならない相手だろう。暴走ファイターが、リーグ戦に大きな波乱をもたらすか?

ランス・アーチャー
・2年連続2度目の出場
KESのランス・アーチャーも二度目の参戦。今回の出場者の中で一番の長身を誇り、長い手足を活かしたダイナミックな攻撃は破壊力抜群。今年9月には潮崎豪とのシングル戦を制している2m級モンスターが、ノアの頂にその大きな手を伸ばす。

昨年度優勝者の丸藤に前GHCヘビー級王者の杉浦。激しい星の潰し合い予測されるBブロック!
丸藤正道 <グローバル・リーグ戦2015優勝>
・5年連続6度目の出場
昨年度の『グローバル・リーグ戦』覇者の丸藤正道は、Aブロックにエントリー。今年は矢野通とGHCタッグ王者としての活躍が目立つも、夏には新日本プロレスの『G1 CLIMAX』に参戦し、シングルプレイヤーとしての実力をあらためて披露。“方舟の天才”がディフェンディングチャンピオンとして二連覇を目指す。モハメド ヨネ
・7年連続7度目の出場
モハメド ヨネは7年連続の出場。最近はクワイエット・ストームとの50ファンキーパワーズとして、タッグ戦線を賑わせているが、シングル戦線での浮上を虎視眈々と狙っているのは間違いない。底抜けの明るさの裏に、たしかな地力を持つベテランの戦いは、リーグ戦に厚みをもたらしてくれることだろう。

潮﨑 豪
・4年ぶり3度目の出場
前GHCヘビー級王者の潮﨑豪は、12年以来4年ぶりに参戦。昨年11月のノア復帰当初は、賛否の渦の中にあった潮崎だが、今年5月にGHCヘビー級王座を杉浦貴から奪い、6月には正式にノアに再入団。リング上の戦いを通し、周囲を認めさせた不撓不屈の男が、豪腕で念願の初優勝を狙う。

マサ北宮
・2年連続2度目の出場
昨年、初出場ながら突貫ファイトで会場を沸かせたマサ北宮は、この1年で大きな飛躍を遂げての参戦。今年3月からジ・アグレッションとして活躍を見せ、6月には心機一転、リングネームを改名。そして、9月にはGHCヘビー初挑戦と、着実にステップアップした北宮。今年はリーグ戦を大いにかき乱しそうだ。

清宮海斗
・初出場
注目の初出場となるのが、デビュー1年に満たない清宮海斗。まだ、シングル戦線で大きな結果は残していないものの、鈴木みのる相手に一歩も引かない勝負度胸を持つなど、その将来性を買われて今回は大抜擢。躍動感あふれるファイトが持ち味の成長株は、ノアの未来を見せることができるか?

杉浦 貴
・7年連続7度目の出場
前GHCヘビー級王者の杉浦貴は優勝候補の一角。9.23横浜で中嶋勝彦にベルトを明け渡したものの、今年はヘビー級戦線の中心として恐ろしいまでの強さを発揮。持ち前のパワーとテクニックに加え、パイプイスを用いたダーティーファイトが、今回も猛威を振るうことは必至。ノアの“恐怖の象徴”が12年以来の優勝を狙う。

デイビーボーイ・スミスJr.
・2年連続2度目の出場
鈴木軍からはKESのデイビーボーイ・スミスJr.が、2年連続で出場。昨年は3勝4敗に終わったものの、杉浦から勝利を奪うなど、ポテンシャルの高さを披露。今回も恵まれた体格から繰り出される鋭い打撃や、多彩な関節技が、ほかのメンバーの脅威になることは間違いない。サラブレッドレスラーが覚醒するか?

アレハンドロ・サエス
・初出場
そして、14年1月から約3カ月間、ノアに留学生として滞在したエクストラ・ラージが、アレハンドロ・サエスのリングネームで初エントリー。今年はWWEのクルーザー級クラシックにも参戦するなど、着実に経験値を上げているチリ人ファイターは、リーグ戦でどんな爪痕を残すか? 長身から織り成す豪快な空中技は必見だ。

「グローバル・リーグ戦2016」概要
●試合形式
出場選手がAブロック、Bブロックに分かれ、GHC選手権ルールに基づき、30分1本勝負で行います。
勝ち(○)、不戦勝(□)…2点
負け(●)、不戦敗(■)…0点
時間切れ引き分け(△)…1点
その他あらゆる引き分け(▲)…0点●日程
2016年11月3日・後楽園ホール大会から11月22日・新潟市体育館大会までの全会場にて公式戦を行います。
11月23日・後楽園ホール大会にてAブロック、Bブロックの得点1位のチームによる優勝決勝戦を行ないます。
※最多得点者が複数の場合は、直接対決の勝敗で優勝戦進出者を決定します。
※直接対決が引き分けの場合は、優勝戦進出者決定戦を行います。

 

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