【編集長コラム】「KING OF HIP」越中詩郎の「ケツ爆弾」よ、永遠なれ!

越中詩郎がデビュー40周年記念大会「侍祭り」(1月30日、東京・後楽園ホール)で「今後とも、1試合1試合、頑張っていきたい」と、力強く宣言した。

「平成最後の平成維震軍」と銘打ち、平成維震軍のメンバーを率いて「平成生まれ軍」5人と対峙した越中。22歳のGHCヘビー級王者・清宮海斗らを向こうに回して大暴れ。新メンバー・真霜拳號に最後を託し勝利を飾った。5月から始まる新時代にも「平成維震軍」を続行することを、リングで見せつけ、会場中に響き渡る「コシナカコール」に応えてみせた。

試合後の40周年を祝うセレモニーでは、ケンドーコバヤシさんから「50周年、60周年、70周年までお願いします」と、90歳までファイトを、後輩の武藤敬司からは「80歳までプロレスをやりましょう」と、これまた「生涯現役」をお願いされた。

越中は「とにかく頑張っていきます」と苦笑いだったが、誕生日も1週間違いで、昨年9月、お互いが還暦を迎えた「同級生」としては、頼もしい限り。

「大変なんだって」とぼやきながらも、しっかりコンデションを維持。「平成生まれ軍」に一歩も引かない動きには「腰が痛い」「膝が痛い」と日々、泣き言を連発している自分が恥ずかしくなってしまう。

この日もさく裂した十八番の「ケツ爆弾」も健在だった。エプロンからリング下への「急降下式」など、さまざまなバリエーションの「ケツ爆弾」を披露してくれた。

越中の「ケツ爆弾」ことヒップアタックは斬新な技だ。何とお尻が武器になる。

ちびっこファンの間で論争になったそうだ。「お尻をぶつけたって痛い訳ない。あれは、おならをしているに違いない。当たった瞬間の衝撃でおならが出て、臭いで相手へダメージを与えるのだ」…子どもたちの間では、まことしやかに語られていたという。

大人になったファンが酒席で、本人に確かめていたが、越中は「そんなことないって!」と苦笑するばかり。その時「って」と語尾につけて答えた越中に、プロ根性を見たとファンは大感激していた。

数年前、嫌がる越中のケツを無理やり触ったことがある。後にも先にも、男のケツに触れたのはこの時だけだが、やはり硬かった。「鋼鉄のケツ」だった。脂肪感たっぷりの自分のお尻との違いに、愕然としたことを、克明に思い出す。

またケンコバさんの突っ込みで、越中のもう一つの代名詞になった「やってやるって」節には「俺はそんなこと、言ってない」と強調していた…。

それなのに、昨年、娘の結婚式のお祝いビデオで、強引に「結婚してやるってってって」とコメントさせてしまった。

プロレス界に数少ない同級生に、ついつい甘えてしまうが、サムライ詩郎のパワーが、還暦オジサンたちに元気を与えてくれるのは間違いない。

昭和生まれの「平成維震軍」。新時代にも、ケツ爆弾の連続発射をお願いします。

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