【全日本】三冠への挑戦権を手にしたのはゼウス!崔領二を破り大阪で挑戦へ フィニッシュ前のフロッグスプラッシュはたまたま青木さんの技に「ファン感謝デー ~2019 SUMMER FESTIVAL~」後楽園ホール大会

令和の絶対王者に対するのはゼウスだ!

会場と一体になり「人生は祭りや ワッショイ!」と叫ぶゼウス

10日、東京・後楽園ホールにて全日本プロレス「ファン感謝デー ~2019 SUMMER FESTIVAL~」が行われ、メインイベントで三冠王者の宮原健斗への時期挑戦者決定戦が行われ、ゼウスが崔領二を破り挑戦権を手にした。

2人は6.30後楽園ホール大会の三冠戦で宮原健斗が挑戦者のヨシタツを退けた後のリング上に現れ、三冠への挑戦を表明。崔とゼウスで挑戦者決定戦を行い勝者が宮原健斗への挑戦権を得ることとなった。

試合は大阪出身のライバル同士による激しい展開となった。ロックアップから崔がスリーパーホールドで苦しめれば、ゼウスはヘッドロックで対抗。場外戦でゼウスが崔を鉄柵に叩きつければ、崔は鉄柵に自爆させたゼウスに串刺しミドルキック。「逃げへんから来い!」と崔が挑発すればゼウスは場外リフトアップスラムで崔を投げ捨てる。

リング上に戻るとゼウスはチョップからジャンピングラリアット。変形ファイナルカットからスリーパーホールド、グランドスリーパーと立て続けにゼウスが攻めれば、崔は串刺しミドルキックから脇固め。更に倒れたゼウスにローキックを乱れ打つ。

ゼウスはカウンターでスパインバスターを決めると、ラリアット→フロントスープレックス→ロコモーション式ブレーンバスターと崔を追い込む。エルボー合戦に打ち勝った崔がミドルキックを連発すれば、ゼウスはカウンターのドロップキックからラリアット。

熱戦が続き最後は雪崩式ブレーンバスター、赤川鉄橋を崔が放ち、那智の滝を狙うもゼウスが回避し、ラリアット。最近では珍しいフロッグスプラッシュを放ち最後はジャックハマーで崔からスリーカウントを奪った。


(写真:伊藤ミチタカ氏)

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▼ファン感謝デー スペシャルシングルマッチ
~ファンが選ぶ名勝負数え唄~
三冠ヘビー級王座次期挑戦者決定戦 時間無制限1本勝負
○ゼウス
(22分59秒 ジャックハマー→片エビ固め)
×崔領二
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試合後は前説を務めたビックスモールンがインタビュー。ファン感謝デーでファンへのメッセージを聞かれると

ゼウス「自分たちの仕事は、目標としているところは、皆さんが自分たちの試合を見て、鳥肌が立つような感動を与えることが仕事だと思っています。皆さん、メインの僕と崔領二選手の試合を見て、感動していただけたらそれが一番だと思います。皆様、今日もありがとうございました!久々に自分が締めますけど、自分はこういう素で作ってないキャラなんですけど、人生は祭りやで!わっしょい!で締めたいと思います。自分の試合は毎回、個々に来るお客様に捧げております。どうかこれからも1つでも感動していただける試合を見せられるよう頑張っていきます!」と締めた。

試合後、フィニッシュ前のフロッグスプラッシュについて問われると

ゼウス「実はフロッグスプラッシュ飛ばせていただいてました。青木さんもやってましたね。青木さんがやってたからやったわけじゃないんですけど、たまたま青木さんのやってた技にたどり着いたわけで。フロッグスプラッシュ、前々からトップから寝てる相手にやる技やろうかとあっためてたんですけど、エルボードロップかと思ってたんですけど、自分らしい技だとフロッグスプラッシュかなと。(中略)もっと華麗な、華やかなフロッグスプラッシュを見せて、ホント一つ一つの技や闘いでお客さんに感動してもらえるようなものを提供していきたいと思います。」とその思いを述べた。

勝利したゼウスは7.28大阪で三冠ヘビー級王者・宮原健斗選手に挑戦することとなる。

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