【大日本】TAJIRIにレフェリーのフランク篤がドロップキック!小鹿会長がリング上から説教し8月上野でタッグ戦へーBJWジュニアヘビー<7.30後楽園>

試合後、青木 優也とにらみ合う場面も。今後の青木による挑戦はあるのか?

TAJIRIがフランク篤に張り手をかますと…

試合中からの傍若無人に怒りの沸点を超えたレフェリーのフランク篤がドロップキック

更には場外に逃げたTAJIRIを追いかけて場外でフランクがTAJIRIを滅多打ちにしていると…

見かねたグレート小鹿会長がリングに上がりマイクでTAJIRIを制す

グレート小鹿「この試合はなんだこの野郎。オレが身元引受人になってやるから、心入れ替えてこい。8月6日の上野、俺のパートナーになれ。正々堂々と戦う姿をみてみたい」とタッグを打診するまさかの会長。困るTAJIRI

<試合後のバックステージ>

吉野「もうどんな評価されても良いですよ。わかんなくなったプロレスが。わかんない」

関札「途中までは良かったんですよ、途中までは…」

吉野「一人じゃ敵わないから二人でいったけど、それで勝てなかったんですよ。どうしたらいいんですか? わかんないよ」

関札「二人で技決めて…」

※TAJIRIがカットインしてくる

TAJIRI「君たちはね、大したもんだよ。たいしたタマだよ。だって最後さ、あれだけ綺麗ごと言ってて裏切ってんじゃんお前ら。本気が見えた君たちの。本気でやった、偉い。今俺、クソジジイから身元引受人になるから心入れ替えろって言われたけど、心入れ替えて身元引受人になってあげようか? だってどこに行っていいかわかんないでしょ?」

吉野「わかんない。俺らの仲どうしてくれるんだよ?」

関札「どうやっていいかわかんねぇよ」

TAJIRI「だけど、こっから君達の本当の人間性が出て始まるんだよ。むしろ感謝して貰いたい。でもそんな偉そうなこと言わないよ。君らは凄いよ、凄い。とりあえずそんな感じ。考えといて」

※TAJIRIがでていく

吉野「ダメだ。もう一回ゼロからやろう」

関札「いや、もうマイナスっすよ」

吉野「マイナスでいいよ。誰に頭下げてもいいよ。あんな憎かったTAJIRIに頭下げても…」

※TAJIRIがまたカットインしてくる

TAJIRI「また俺来たけど(頭は)下げなくていいよ。君達の気持ちわかってるから」

吉野「ベルト諦めてないから」

TAJIRI「これは俺のモノじゃない、みんなのモノだから。わかってる、わかってる。まぁ一晩考えてみてよ」

※TAJIRIが再度でていく

吉野「全部吸収しよう、これから。0からやろう。マイナスでもいいよ。あんな奴からでも。チームじゃないんだよ。神って言ってるからさ」

関札「どうなるかわからないけど、あいつにも良さはあるから、近くにいてそれを自分たちが身につけて糧にするっていうのも…」

吉野「チームじゃないよ。神に言っといてくれよ。俺たちがもう1個先にいくために何でもやるよ」

TAJIRI「(グレート小鹿は)好き勝手なことばっか言ってるね。俺も好き勝手言うよ。あのあいつ、レフェリーの小っちゃい奴。あれ、むかついたな。ジジイ、じゃない小鹿さんが8月6日、タッグ組むって言ったのはいいよ。先行き長くない老人の希望聞いてあげるよ。じゃあ7日、空いてるなら、この会社がOKするなら、あのフランク何とかって奴、あいつとこのベルトかけてやってやるよ。だってあいつジュニアだろ? 俺も好き勝手やるよ。明日から俺、香港行くんだよ。向こうで防衛戦やっちゃうよ。このベルトの価値上がるよ」

――最後はTAJIRI選手の予想通り吉野と関札の本性が出た?

TAJIRI「本性出たね。これで彼らやっと本当のプロレスラーの道の第一歩、踏み出したと思うよ。みんなクレームこないようなプロレスやってんじゃん、どいつもこいつも。クソ食らえですよ。そうじゃねぇんだよプロレスラーって。逆の生き物だよ。これはあいつら、たいしたもんだと思うんですよ。最後さらけ出した。たぶん、引退するまでできない奴の方がこれから増えてくると思うんだよ。だから立派なもんだな」

――フランク篤はタイトル戦線から遠ざかっているが?

TAJIRI「遠ざかってる? だったらなおさらやりたいですね。防衛回数どんどん伸びるんで。楽勝間違いないでしょ」

――香港での防衛戦の相手は?

TAJIRI「誰とやるか俺、知らないんですけど、向こうでもしシングル組まれたら勝手にベルトかけちゃうよ。けど、なかなかのメンツが来るらしい。ドラゴンゲートからも来るらしいよ、そういえば。私の動向から目を離さない方が面白いものがみられるかもしれません」

――小鹿がリングに上がった時はどんな気持ちだったか?

TAJIRI「昭和のプロレス大好きなんで、あのジジイ、じゃねぇや。小鹿さんにもう一度お近づきになって昔の話を聞いてみたいなって思ってたんですよ。昔のプロレスの話ってみんな継承する意欲も元気もない人達ばっかりなんで。逆に俺が聞いてこれから語り継いで継承していかなきゃなって。いろんなエキスを小鹿さんから吸収したいね。俺は認めてるんだよ。偉そうなこと言っちゃった。小鹿さんも関札君も吉野君も。大日本って何ていうのかな。シャバに対する尊厳みたいなものをみんなスゲェ持ってるというか、そういう男臭い、格好いい奴らが集まってる、そういう団体じゃないかなって。昔からそうなんだけど、俺がいた時からそうなんだけど、そこが好きなんだよ。別にゴマすってるわけじゃないよ。ホントにそう思うから言っちゃうだけで。今日の二人も小鹿さんもそれは感じる。そういえば、試合終わった後、視界に入ったんだよ一人。誰だあれ? 青木か…」

 

グレート小鹿「お前が大日本プロレスを出てから23年、もしくは20年だ。この様に日本で大日本プロレスからみんなに評価される部分がある。それはみんなの力。ただ、お前は心入れ替えてもう一回、俺が身元引受人になるんだから、二人でやってくれよ」

TAJIRI「会長こそ朝、徘徊して身元引受人が必要なような感じがするんですけど…」

グレート小鹿「うるせぇ馬鹿野郎! とにかく8月6日、上野でタッグ組む。試合してみようじゃないか。本当にお前のこと心配してるからこういうこと言えるってこった。俺はそういう気持ちでいるから。ウチで育ったレスラーがウロウロしてるんじゃなく、世界に信用してもらえるレスラーになってほしい。心配してる。8月6日、楽しみにしてるよ」

TAJIRI「寝た方がいいですよ」

グレート小鹿「寝るのも起きるのもお前の勝手だ」


<TAJIRI>
アニマル浜口ジムでトレーニングを積みI.W.A.JAPANで1994年にデビュー。
I.W.A.JAPAN退団後、メキシコEMLLで修行、帰国後に大日本プロレスにて
覆面レスラー「アクエリアス」として参戦。その後、素顔に戻して入団。
1998年末に大日本を対談しメキシコからトライアウトをクリアし米国・ECWに移籍。
2001年にはWWEへ入団。ECW時代からトップレスラーとして人気を集める。
日本に帰国後はハッスル→SMASH→WNC→WRESTLE-1→フリーと各団体を渡り歩き
現在は全日本プロレスに参戦。2019年に大日本に復帰し5月にBJWジュニアヘビーを戴冠


 

BJWジュニアヘビーのベルトの行方とTAJIRIの今後から目が離せそうにない。

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