【SEAdLINNNG】9.18後楽園『SEAdLINNNG~ENDLESS SUMMER 2019~』全対戦カード発表 記者会見


10日(火)13:30より、都内ニコプロスタジオにてシードリングが記者会見を開き、9・18後楽園ホール大会の全対戦カードを発表。また、中島安里紗率いる新ユニットの名称が『Las fresa de goistas』(ラス・フレッサ・デ・エゴイスタス)に決定したことが報告された。

『SEAdLINNNG~ENDLESS SUMMER 2019~』
◆9月18日(水)東京・後楽園ホール(19:00)

▽双子ユニット『あすきょう』が詩のパフォーマンス

奈七永「シードリング旗揚げしまして8月26日で4周年を迎えることができました。皆様のおかげです。ありがとうございます。私は振り返らない。前だけを見て走り続ける! それが高橋奈七永なので。この9月18日の後楽園大会も元気に突っ走っていきたいと思います!」

南月「爆女王のタイトルマッチの時に、奈七永さんの応援に駆けつけてくださって。取材の時に対談させて頂いたりしたんですけれども、すごくプロレスが好きなお2人で」

奈七永「ああいうヤングな可愛い女の子がプロレス好きで応援してくれると、より同性としてパワーをもらえるし、爆女王のタイトルの時は私が負けてしまったんですけど、泣きながら応援してくれてて。そういうふうに共感してもらえるものがあって」

南月「女性目線のプロレスの見方を、いろいろお話しして頂いて“そういう見方もあるんだ”とか、輪が広がっていくといいですね」

奈七永「そうですね。いろいろ皆さんが集まってくれるシードリングでありたいなと思います」

▼20分1本勝負
小林香萌 vs 笹村あやめ

奈七永「こちらは『世志琥組(仮)』対決のオープニングマッチということになります」

南月「盛り上げてもらいましょう!」

▼ハイスピードタッグマッチ・20分1本勝負
Leon&神童ミコト vs 駿河メイ&星月芽依

奈七永「メイメイはもうお馴染みになってきましたけれども…」

南月「もうどんどん上げてますよ、クオリティーを」

奈七永「スピードがすごい、スタミナがすごい! Leon選手はこないだ初参戦、初ハイスピード…」

南月「…じゃなかったんです。実は! 久々の再会をしまして、Leon選手は過去に第4代のハイスピード王者でもあり、やっぱり改めてすごかったですし、もっとスキルを注目されていい選手だと思いますので。ここで元・王者としての…なんですか?」

奈七永「リーダーシップですか? 貫録?」

南月「貫録、リーダーシップを発揮して頂けたらと思います」

奈七永「プライドはあるでしょうね。そこに若手がどう食い込んでいくか?」

南月「奈七永さんはいつハイスピードに挑戦して頂けるんでしょうか? 旗揚げして以来、ウチの団体の中で1人だけ1回もやってないですよ?」

奈七永「…(苦笑)」

南月「ノーコメントで(笑)」

(中島安里紗らが割って入る)
中島「ちょっといいですか? (奈七永と南月に)どいてもらっていいですか? 我々のユニット名がついに決定しました~! ひと足お先に皆さんに発表したいと思います! 『Las fresa de goistas』(ラス・フレッサ・デ・エゴイスタス)!」

下田「これはスペイン語なんですけども、フレッサっていうのは苺(いちご)って意味なんですね。エゴイスタっていうのはエゴイスト、英語と一緒です。なんでフレッサって付けたかというと、隠語なんですけど上流階級のちょっとスカしたお姉ちゃんたちを、下層階級の人たちが“あいつちょっとフレッサだな”って。直訳はフレッサ=苺。上流階級の人たちを下層階級の人たちがねたんで使う言葉。私たち下品ではないので…」

中島「“ワガママな苺ちゃん”っていうのが直訳ですね。皆さん、呼ぶ時は『ラスエゴ』でよろしくお願いしま~す!」

▼30分1本勝負
高橋奈七永&水波綾&高瀬みゆき vs 下田美馬&志田光&Maria

志田光「今回SEAdLINNNGさん後楽園ホール大会のXに立候補させて頂きました。理由は“高橋奈七永と対戦したいから”です! 高橋奈七永選手とは昔一緒に練習させて頂いていたことがあります。試合でも何度もぶつかり、その度に正直怖くて仕方なかったです。その壁と恐怖を乗り越えたくて、10月15日の志田日本ラストマッチに対戦相手としてオファーをさせて頂きましたが、それはどうしても昔の高橋奈七永選手を見つめていることになってしまうのです。私は今の高橋奈七永選手を知らない。高橋奈七永選手も今の志田光を知らない。過去も恐怖も団体も国も全部超えて、9月18日は今の闘いをしたいと思っています!」(不在のため代読)

水波「シードリングでいろんなユニットができました。そして9月18日は『マックス・ボルテージ』として3人でチームができてからの始動ということで、我々3人はとてつもなく気合いが入っております。さまざまな刺激が、この第3試合だけでもあふれんばかりの刺激があるとは思いますが! そこでも抜きん出て熱く激しい、そしてパッションなユニットは我々マックス・ボルテージだと思いますので! それをメチャメチャ熱くアピールして! 表していきたいと思いますので、どうぞ皆さんマックス・ボルテージの応援をよろしくお願い致しま~す!!」

奈七永「素晴らしい! もうアニキがさ、今すべて…ものの見事にすべて言ってくれましたよ! ユニットが出来てきてて、下田さんお久しぶりじゃないですか!」

下田「ナナちゃんとやるのは三田英津子の引退試合以来かな? 9年前くらい…? 」
奈七永「そんなに前ですか? そんな下田さんとこういう立ち位置で対戦するっていうのは刺激的ですね。そしてMaria、最近なんかちょっと、どうしたの…?」

Maria「どうもしないです。通常です」

奈七永「そして志田のコメントを今聞いてビックリしました。なんか昔の過去のことを“怖かった”とか、覚えてるだなって。私は過去を振り返らないので忘れてましたけども、たくさん怒ったりもしたなと。アイスリボンの時にね、“メンバーには厳しくもしたな”っていうのがあっての今。志田が世界に行けるのも高橋奈七永のおかげなのかな? っていう部分もありますけれども、マックス・ボルテージでまた新しい景色を私は作っていきたいと思っていますので。先日も言いましたけどもテーマ曲を作ったりとか、入場からパーッと盛り上げてラブ&パッションで行きますので! よろしくお願いします!」

Maria「ユニット名も決まって、ユニット抗争も始まって、ラスエゴ…やっと動き出したと思うので、自分もこのユニットに入ってちょっとずつ力を付けていきたいと思ってるので、今回下田選手と組ませて頂けるので最大限に利用して、もっともっと上に行きたいと思います。自分はこのうるさい人たち(奈七永&水波)にどんどんぶつかっていこうと思います。自分は自分らしく進みます」

下田「ワ~オってぐらい、この…すごいうるさいというか…試合はいつも見させてもらってますが勢いはありパッションあり、私たちにないものを持っていて素晴らしいなってことは認めます。それぞれのユニットのカラーというものは全然違うものであって、この人たちにどうぶつかっていったらいいのか? っていうのは考え直さなきゃいけないなと思いつつ…こうなってしまった以上、楽しむしかないでしょ? 勝ち負けは絶対大切ですけど、これはタイトルマッチではないのでも志田選手がナナちゃんを思う気持ちっていうのは、ちょっと私たちは置いとかせてもらって。今のマックス・ボルテージっていうのをすごく私は楽しみにしています。“やってやる!”とかそういうことではなく思い切り楽しんで、Mariaと一緒にこの人たちにどう対応すればいいのか? っていうのを考えていかなきゃダメかなと思っているので。皆さん、この試合ホントにすっごいおもしろいと思うのでよろしくお願いします(笑)」

奈七永「下田選手のボルテージはそんなもんじゃないですよ。下田選手の恐ろしさを私は知ってるから。(水波に)ヤッベーよ。ヤベーやつを引き出して…」

下田「Maria、負けないようにね? 絶対負けちゃダメよ」

Maria「1度(奈七永と)当たったことがあります、シングルで。なので自分は頭を使って勝ちにいきます」

━━下田の恐ろしさとは?

奈七永「試合中の狂気ですよ。狂ってるし怖いですし、もうオーラですよ。持っているものすべて」

━━昔の志田についての印象は?

奈七永「なんかガツガツしてる割には“プロレスに対してビビってる部分があるのかな?”っていうところがあって、怒った記憶はありますね。みんな私をビビってるんですよ」

━━チーム名はマックス・ボルテージ?

奈七永「マックス・ボルテージです。“ラブ&パッション”は永遠のテーマ。生きる上でのテーマですね」

下田「今この時点で飲み込まれそうな自分がいることを否めないなと思いつつ、それを超えるにはどうしたらいいのか、ちょっと家に帰って考えます。私は(プロレスに)ラブとは思ったことはないかな。ホント調子狂う、この人たち(苦笑)」

▼SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Tag Championship・30分1本勝負
(王者組)世志琥&松本浩代 vs 真琴&朱崇花(挑戦者組)

(欠席の松本以外、3人が調印書にサイン)

朱崇花「なんか…松本選手欠席っていうことで“ホントにヤル気あんのかな?”って感じですよね。そもそもこのタイトルマッチが決まったきっかけっていうのも、世志琥の二股から始まり…」

世志琥「ふざけんなよ、なに二股って?」(※真琴&朱崇花とユニットを組んでいた世志琥が、松本浩代とタッグ王座挑戦を表明。これに真琴と朱崇花が反発)

朱崇花「我々はホントに可哀想な…二股されて、人から“下品”って言われて、ホントに可哀想な可哀想な人生を歩んでいますけど…。まぁ新たなラスエゴというステキな仲間たちと出会えて、個人的にこのタッグでベルトを獲りたいというのはもちろんあるんですけど、やっぱりあのメンツを見る限りキラキラしたステキな女性たちばっかりなので、そのユニットのためにベルトを獲りたいっていう気持ちが強くあって。もちろんメインの中島さんのタイトルマッチも、きっとベルト獲ってくれると思うので。あとは二股をした世志琥をぶっつぶす。以上です」

真琴「“下品な女”ってすごく言われるので、今日はちょっと上品な格好をして臨みました。18日はタッグタイトルもですし、シングルのタイトルマッチもあるのでラスエゴ…上品なお姉さんたちがベルトを総取りして、シードリングさんをより一層華やかな団体にしてあげようと思います。あと私は個人的にもうすぐ30歳になるので…私、PURE-Jさんのタッグチャンピオンなんですよ、実は。ベルトを2個持って30歳を迎えることができるのかなと思うと、すごくワクワクしてます」

世志琥「全然おもしろくない! 30歳とかどうでもいいし…二股もクソもありませんから。ホンットにね、女のイヤなところの詰め合わせよ、このタッグチームもユニットも。最悪。この試合はバチバチとかじゃない、ドロドロよ。松本もいろいろありますよ、忙しいの。でも、ウチがサインもらってくっから、別にウチがいればいいでしょ? 結局ウチでしょ、狙うのは? ウチに恨みあんでしょ?」

朱崇花「恨みもクソもね、大事な仲間がいらっしゃるんでしょ? ドロボーゴジラという…。せいぜい頑張ってベルトを狙えばいいんじゃないですかね」

世志琥「ホント女の嫉妬ほど醜いものはないわ。それは公衆の面前でね…」

朱崇花「(話をさえぎって)こうやって開き直るんですよね、二股する人って」

世志琥「開き直ってるわけではない。まず二股してない! 勝手にそっちが勘ぐってさぁ、勝手にユニット作って、意味わかんないですよ。別にユニットじゃないし、松本とは」

朱崇花「ユニットじゃないの?」

世志琥「ユニットじゃないんで。ホント勘違いもねぇ、いい加減にしてほしいね。(真琴が)タッグのベルト巻いてるとか言ってるけど、シードリングのベルトのほうが全然上だと思うんで、自分はこのベルトを守ることが第一だし…」

朱崇花「だいたい似合ってないから! 我々のほうが似合うから」

世志琥「似合う・似合わないじゃない。ベルトが選ぶのよ、人を。わかるかね!? わかんないのよ、こういう下品なヤツには」

朱崇花「ベルトの声がすごいよく聞こえる。“我々のもとに来たい”ってベルトちゃんがすごい言ってますよ?」

世志琥「可哀想だね、このベルトが! そうやって勝手にアテレコされて…。18日にわかると思いますよ。このウダウダうるさい朱崇花を黙らせるためにマットに沈めますよ」

━━ベルトを獲ったら目標はある?

朱崇花「最近いろんな団体さんに出させて頂いてるのでシードリングの名前も上がると思うし、私が持って損はないというか。いろんな団体にこの可愛い可愛いベルトちゃんを持ち歩きたいです」

━━一緒に組んでいた時にはドロドロ感に気付かなかった?

世志琥「全然気づかなかったですね。“女ってこういうもんなんだ”って…」

朱崇花「バカだから気づかないんですよ(笑)」

世志琥「“別れてから気づくってこういうことか!”って」

朱崇花「こっちがコントロールしてあげてたんですよ」

世志琥「は…!!? コントロールされてるつもりもないし、行き着くところに行き着いたなって感じですね、あっちのユニット。そっちもたぶんドロドロして、結局もう泥沼で終わるんじゃないかなって予想してるんで。ユニット組んでる間は上手くいってたと思ってたんですけど、こうなったからには過去のことスッキリ・サッパリしてやりたいなとは思ってます」

━━松本とのタッグについて。

世志琥「これはホントに浮気でもなんでもなくて、ただただ松本が一緒にタッグのベルトに挑戦しようよって。自分が松本をシードリングに連れ戻したんで、そこから始まったんですけど、理解力なさすぎ! こういうなんか絡まった感じになっちゃったんですけど…松本とは今はお互い強さを目指してやってってるんで。個々の強さで、タッグとしても最近ホントにいい感じになってきてるなって、調子上がってきてるなと思ってるんで。18日もそれをお見せできればなと思ってます」

━━松本を呼び戻した時、ユニットに入れようと考えていた?

世志琥「いやいや! そんなことしませんよ! 一応、義理人情ぐらいあるんで」

朱崇花「いろんなところに目つけてんだよ。“あれもいいな、これもいいな”って。“コイツは切ったから、あっちにしよう”って」

世志琥「こういう被害妄想がね、激しすぎて…。被害者ヅラもいい加減にしてほしいですね! こっちだよ被害者は!」

朱崇花「よく言うわ」

世志琥「は? オメーが加害者だわ」

▼SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Single Championship・30分1本勝負
(王者)彩羽匠 vs 中島安里紗(挑戦者)

(2人が調印書にサイン)

中島「ユニット名も決まりまして、このシングルのタイトルマッチも決まりまして、いよいよ中島安里紗時代がすぐそこまで近づいてきたなと思います。もう足音が聞こえてくるようですごく楽しみなんですけども、このタイトルマッチそもそもの発端っていうのが高橋奈七永が彩羽匠に負けて(5・29後楽園)、なんか“強くなったな”みたいなすごいクサイ、つまんないことを言い出したところから始まってるんですけど、その前に世志琥が彩羽匠に負けてて、あとは中島安里紗しかいないわけですよ。このマーベリングだかわかんないですけど、このクソみたいなつまんない流れをぶった切るのは私しかいないと思ってるんで。きっちりこのベルトを(ベルトに触りながら)私がシードリングに取り戻すので、皆さんぜひ楽しみに待っていてください。前哨戦でも対戦してるんですけど、もうその前哨戦でだいたい彩羽匠はわかったんで。ウォーキングスリーだかなんだか知らないけど、どんな必殺技もかからなければ、ただの技ですから。勝ちは見えたなって感じですね」

彩羽「(不快感を露わに)ベルトが汚れる」

中島「それ私のだから」

彩羽「中島安里紗に負けるわけがないですよね。前哨戦でもいろいろ言ってますけど勝ったのは自分だし…」

中島「ナナちゃんのおかげ(アシスト)でね」

彩羽「別に奈七永さんのおかげだと思ってないし、自分のランニングスリーで3カウントを。絶対どう見ても結果からして、勝率からして間違いなく自分が取ります。逆に“中島安里紗でいいのかな?”っていう感じですね。今さらになって思うんですけど…」

中島「だってさ、そっちがお願いしてきたんじゃん」

彩羽「お願いしたけど、こないだの前哨戦であんな弱いとは思わなかった(苦笑)」

中島「よく言うわ~!」

彩羽「中島安里紗で良かったかな? ってすごい後悔してる。とりあえず自分は今2冠チャンピオンなのでしっかり防衛して、自分の目標である『女子プロレスの景色を変える』っていうのを達成するまでは、絶対にこのベルトは外せないので…」

中島「そんないい子ちゃんの誰でも言いそうなさぁ、マジメなことしか言えないの? なんかないの、もっと?」

彩羽「いい子ちゃんとかマジメとかじゃなくて、自分の目標を言ってるだけで。じゃあ仮に中島安里紗がこのベルトを獲ったらどうしたいの?」

中島「このベルトができる時のトーナメントの決勝で負けて以来、次に行く時は必ず獲るって決めてたんで獲るんですけど。その時言ってたのがこの女子プロレス界、たくさんのベルトがある中で、このベルトだけは絶対強さの象徴にしたいっていうのがありました。いろんな人が“いい試合をして”とか、そういうのとかってホント“ほかのベルトでやってください”って感じで。このベルトは強さのトップ、強さの象徴ってベルトにしたいので。そういう新たな道を私が作っていきたいなと思いますよ、このベルトを巻いて(再びベルトにタッチ。彩羽は阻止できず)遅い遅い、反応が」

彩羽「触ってんじゃねぇよ。ホントにこの白いベルトが似合うのは自分しかいないと思うし、中島安里紗に似合うはずがない」

中島「似合うだろ!」

彩羽「ホントに今ここらへん(ベルトの中島が触ったあたり)が、ちょっとくすんできた」

中島「磨いといて、それ私のだから(苦笑)」

彩羽「無理でしょう。このベルトが嫌がってる」

中島「ベルトに意思があるわけないじゃん! やばくない? ここに脳があると思ってんの?」

彩羽「そういうところが下品なんだよ! 心がくすんでんだよ」

中島「すごい怖いんだけど! なんでも擬人化してさ、考えるタイプ? やばくない!? 9月18日ね、私の勝率は100%。きっちりベルト獲ってシードリングのトップ、女子プロ界のトップになりたいと思いま~す!」

彩羽「なんかホントに思うんだけどさ、プロレスってたぶん夢を与える場所だと思うんです。こんな心の汚い人が…」

中島「汚くないわ! ピュアハートだわ!」

彩羽「だっさ」

中島「だっさ!? オマエいろんな人にケンカ売ってんぞ」

彩羽「オマエにとってそれがピュアハートなら、全然ピュアハートじゃねぇよ。ダーティーだよ。全然夢なんて与えられないし、女子プロレス界にいたらダメだよ」

中島「100%、私がベルトを獲りたいと思います!」

彩羽「110%、負ける気がしません」

中島「120%勝ちます!」

彩羽「130%、負ける気がしません」

中島「140%勝ちます!」

彩羽「……」

中島「あきらめたみたい。これで私の勝ちは決定ですね(笑)」

━━前哨戦で当たってみて、意外に思った部分などは?

彩羽「特に…なんかもっと下品さとか、そういうものを出してくるかなと思ったんですけど…」

中島「だから下品じゃねぇんだよ!」

彩羽「なんか…“もっと来てくれないかな”というのがありますね。このベルトの価値を上げたいので。予想外というか、予想を下回った感じですね」

中島「そもそも私は下品じゃないってずっと言ってるし、なんかそこがそもそも間違えてるから」

彩羽「人のベルトをベタベタ触る時点で下品」

中島「なんで? 触っちゃいけないっていう法でもあるの?(またベルトを触る)」

彩羽「汚い! ホントやめてくれる? そういうところが下品!」

中島「今までの対戦歴もなかったし記憶にもなかったし、まったくの未知だったんですけど“だいたいわかったな”っていう感覚ですかね。かかんない必殺技なんて意味ないし、逆に“どうやったら負けれんのかな?”って感じですね。下品じゃないですよ。私の趣味は読書、映画鑑賞、宝塚観劇…とっても上品なんで(笑)。彩羽匠の趣味知ってます? 『リング上でボーッとすること』。ナメてんのかって! リング上ってボーッとする場所じゃないの、闘う場所なの! そういうところがもうね、平和ボケよ!」

彩羽「あのね、ウチはプロレスのリングの近くに24時間いるわけ。どっかに出かける時間もないし、自分はずっとプロレスに浸(ひた)ってるの。だから別に趣味とかないし…」

中島「じゃあ“趣味ない”でいいじゃん」

彩羽「リングで考えごとするんだよね。あなたと違って、そうやって趣味に浸ってる時間がない。ずっとリング上で考えてる」

中島「まぁね、そのボーッとしてる間に私が勝ちますよ。強い奴が勝つ、勝った奴が巻く。それだけですよ」

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