【編集長インタビュー】ダイナマイト関西「幸せでした」

――今後はどうされますか?

関西 しばらくは休養したいですね。その後、何か起業したいので 色々と勉強したい。そして、地方で応援していただいた人たち、お世話になった方々を訪ね歩いて、お礼をしたい。一献交わしながらね。

 

――相当、いけそうですね

関西 はい、酒豪です!(キッパリ) シャンパンなら5、6本いきます。大森ゆかりさん、井上京子選手も凄いけど、負けませんよ。女子プロ界の酒豪番付「横綱」を自負しています。カラオケもいいですね。TUBEの「十年先のラブストーリー」「プロポーズ」、やしきたかじんの「東京」を良く唄います。試合後にパーティーがあるので、カラオケで1曲は披露したいと思っています。しばらくプロレスを外から見たいです。

――少し、プロレスを忘れたいんですね。でも、プロレスからは完全に離れられないでしょう

関西 そうですね、きっと…。人生そのものでしたからね。今後は、若手選手を育成したい。アニマル浜口ジムのようなレスラー育成の場を持ちたい。格闘技経験などまるでない、何も知らないド素人から育てたい。16、17歳のまっさらな子を、立派なレスラーにしたいですね。

 

――現在の若手選手はいかがですか?

関西 山下りなが、引き出しをどんどん増やしてくれたら…。木村花もいい芽を持っている。持って生まれた華がある。うまく育ってくれれば…。女子プロレス界を背負って立つ「これぞ女子レスラー」という選手が登場してほしい。

 

――まだ大切な試合が残っていますが、ご苦労様でした

関西 私は30年間、好きなプロレスができた。本当に幸せでした。

 

引退を目前に控え、こんなに爽やかな表情を浮かべるレスラーは初めてだ。今までやってきた達成感でいっぱいのようだ。「二度と上がりません」と明言する関西は、30年のレスラー人生を楽しんできた。あとひとつ。完全燃焼してリングに別れを告げる。

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インタビュアー
プロレスTODAY編集長 柴田惣一

 

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