【DDT】ケニー・オメガ、DDTへの再参戦へ前向きも若手の竹下、遠藤に辛らつ発言!両国大会一夜明け会見

3日、DDTプロレスリングの東京・両国国技館大会に5年ぶりの参戦を果たしたケニー・オメガが、古巣マットへの再出場に前向きな姿勢を示すも、若手の竹下幸之介、遠藤哲哉には辛らつな発言を残した。

同団体が4日、東京・千代田区の神田明神内の施設で一夜明け会見を開き、ケニーが出席した。前日の試合後、ケニーは今後のDDTへの参戦について、「メインイベントに興味があるから、それを見て決めたい」と含みをもたせ、その結論が注目されていた。

通訳を介したケニーは「昔からのファン、新しいファンの前で試合できてうれしかった。懐かしい面々の試合を見るのは楽しかった。新しい若者たちがどう変わっていたかに関心があった。竹下や遠藤には『興味深いね』くらいしか言うことはない。身体的な変化は感じたけど、ハートは感じられなかった。DDTファンの心すらつかんでいないのが昨日明らかになった。竹下は大きくなってる。遠藤もボディビルダーとしてはすごい。でもリング上は何も変わっていない。私は世界中のエリートたちと戦っている。米国で戦っている選手と同等に比べるのはどうか。彼らがIWGPとか獲れるのか?東京の外に出てどれだけ認知度があるのか。HARASHIMAはスターだけど」と、竹下、遠藤へは手厳しい発言。

古巣への再度の出場については「ミックスドマッチで、DDTがふさわしい相手を用意してくれればもちろんやる」と明言し、時期は未定ながら前向きな姿勢を見せた。

ただ竹下、遠藤との対戦となると「今やったとして、彼らが絶対に勝てないとは思わない。だけど竹下や遠藤とやっても、どれだけ成長してないかをさらされてしまう。私はDDTが大好きだから、そういうことはしたくない」とあくまでも厳しいコメントに終始した。

2冠王となったHARASHIMAが11・16新潟、11・24後楽園で連続防衛戦敢行

3日の両国大会で、竹下幸之介を破り、KO-D無差別級、DDT EXTREME級の2冠王者となったHARASHIMAに、早くも険しい防衛ロードが課せられることになった。

両国のエンディングでEXTREME級のベルトを強奪しようとしたDJニラが、16日の新潟市西区小針青山公民館大会で挑戦することが決まった(ルールは未定)。

さらに、24日の後楽園ホール大会ではKO-D無差別級王座の初防衛戦が待ち受けている。王者の「下の子たちともベルトを懸けてやりたい」との言葉を受けて、挑戦者候補に若手6人(勝俣瞬馬、渡瀬瑞基、上野勇希、吉村直巳、飯野雄貴、朱崇花)が選抜された。8日の新木場1stRING大会で、この6選手によるガントレットマッチを行い、優勝者が後楽園で挑戦する。

HARASHIMAは「昨日はとても厳しい試合でしたけど、ユニットの仲間、昔から一緒にやってきた仲間、会場のお客さんの声援のおかげで勝つことができた。(後楽園は)希望で言うなら、同じユニットの上野か吉村のどちらかが上がってくることを期待してます。(ニラは)昔を知ってる仲間。祝福してくれるのか挑戦表明を感じた。ボクはそれを断る理由がない。過酷なルールで。存在自体が特殊なもの。彼との戦いはすでにEXTREME。普通じゃない人間。EXTREME、KO-Dは勝ち上がった若い選手をクリアして、どんどん広がっていく。目の前のものをしっかりやっていきたい」と述べた。

インディージュニア王者・石井は大石の挑戦に余裕!?

両国大会で、インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座の初防衛に成功した石井慧介は、8日の新木場大会で大石真翔の挑戦を受けるが、決戦を前に余裕を見せた。

調印終えた大石は「約10年前、ボクはインディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級のチャンピオンでした。あれから10年たって、いまだにあのベルトがボクのものだという気持ちが強くて。なかなか挑戦する機会も回ってこなくて、自分の団体で、自分の出てる興行で、このベルトのタイトルマッチが行われているのに動かないのは自分のなかで許せないんで挑戦表明しました。昨日、HARASHIMAさんが竹下からベルトを奪って勇気づけられました。ボクら世代の人間がまだやれるというか、負けてられないという気持ちになったので。より一層ベルトを奪うという気になってます」と意欲。

キャリアでは大石より6年後輩ながら、シングル戦では大石に3戦全勝だという石井は「昨日いい形で防衛できて、次は『D王GP』だと言ったんですけど、11月8日がありました。忘れてたわけじゃないですけど。大石さんはインディージュニアヘビーを巻いてたときは輝いてた。ボクは確か見てたと思います。防衛も2回くらい(実際は7回)してたので」と終始、大石をバカにするような様子だった。

★島谷常寛が11月8日をもって、DDTとの契約を終了し、退団する。今後、フリーとして、DDTに参戦する予定。8日の新木場では、DAMNATIONなりの壮行試合として、島谷VS佐々木大輔&高尾蒼馬&遠藤哲哉&マッド・ポーリーのハンディキャップマッチが組まれた。

★「野郎Z」が12日に新木場で開催されるが、同大会に元警察官の格闘家・関根“シュレック”秀樹が参戦し、伊橋剛太&中村圭吾組とラウンド制ハンディキャップマッチで戦う。

山下が来年1・4後楽園でプリプリ王座に挑戦決定も、王者・坂崎は断固拒否

プリンセス・オブ・プリンセス選手権を巡って、紛糾した。

3日の両国大会で、坂崎ユカが中島翔子を下し、プリプリ王座を奪還。それに対し、山下美優が挑戦をアピールしていた。

一夜明け会見で、坂崎は「昨日、プリプリのタイトルマッチはすごく短く感じて、あっという間でした。私が中島翔子から初勝利できたけど、お互いにまだ余力があったかな。まだ2人の物語は始まったばかりなので、今後に期待してください。獲ったのは2回目。前回は1回も防衛できなくてセミのように散ったんです。今回はベルトとともに進化させていきます」とコメント。

その後、甲田哲也代表が山下を招き入れ、来年1月4日、東京・後楽園ホールで、坂崎VS山下のタイトル戦を行うことを発表した。

山下は「両国で中島と坂崎がベルトを懸けて試合をするってときから、ユカちゃんがベルトを獲ったら挑戦しようと決めてました。ユカちゃんは2度目のベルトということで、前回は1回も防衛できなかったじゃないですか。だから早めにいこうかと。今回も申し訳ないけど、私がいただきます」と王座奪取宣言。

坂崎は「断る!」と断固拒否の姿勢を変えなかったが、甲田代表は「決定してるんでもちろんやります。だいたい坂崎選手はタイトルマッチが決まるときは断るってパターンですけど、結果やりますので」と説明。

【DDT】11.3 両国『Ultimate Party 2019~DDTグループ大集合!~』全試合結果!ケニー・オメガが5年ぶりに登場!HARASHIMAが2冠王に!白昼夢、高梨、坂崎が王座獲得!石井、DAMNATIONが防衛!

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