【編集長インタビュー】「ノーチラス 上野勇希&吉村直巳がD王GPでの大どんでん返しを予告」

DDT「D王GRAND RIX2020」(11月29日、横浜ラジアントホールで開幕)に出陣する「ノーチラス」上野勇希(Aブロック)と吉村直巳(Bブロック)が「大どんでん返し」宣言。大波乱を巻き起こすことを誓った。

――チーム名を「ノーチラス」と決めたのは?

上野 実は二つ、候補があって悩みました。二人の共通の趣味である筋トレからとるか、同じ出身地・大阪によせるか。二者択一で考えましたね。よく使うトレーニングマシンの名前が「ノーチラス」なんです。

吉村 二人が好きなトレーニング器具のメーカー名ですね。もう一つの案だった、お笑いの要素も入れた大阪パターンは「近鉄タッグ」だったんです。二人とも近鉄沿線に近い市の出身なんですけど、ここはやはり「筋トレ」でいこうと。本当に使いやすいマシンなんです。ノーチラスには、お世話になっています。

――竹下幸之介選手と二人は「同級生」。先を行く彼に追いつくチャンスが、今年のD王グランプリですね

上野 吉村君はここまで積み重ねてきたものがあるんですが、僕に関しては大抜擢してもらいました。Aブロックでは、これまで勝ったことのない選手や、シングルマッチをしたことがない選手ばかり。今リーグ戦は勝てば、初白星ばかりです。エントリーされた時は、正直、現実味がありませんでした。僕の実力というよりも、ノーチラスの勢いですかね。このチャンスを生かせなかったら「次はない」という覚悟で臨みます。

吉村 僕も上野さんと同じようなものです。Bブロックのエントリーメンバーの人たちには、ほとんど勝ったことはないし、シングルをやったことない人です。あまり、考えていなかったけど、僕にとってもビッグチャンスなんですね。

――チャンスをつかみ取りました

上野 二人にとってチャンスなんですが、この面子なんで、結果を出せないと、厳しいですね(苦笑い)。出だしでつまづいてしまうと、ひどいことになりかねない。ぶっちゃけ、皆さん、僕より強いし、わかりやすいところでは、体重、僕が一番、軽いです(笑い)。もちろん、体重だけじゃないんですけど。

吉村 僕は佐々木大輔、高尾蒼馬には絶対に勝ちたいです。KO―Dタッグベルトを狙っているんで、タッグチャンピオンの二人からシングルマッチで取れば、ベルト奪取のチャンスも広がります。HARASHIMAさんと田中将斗さんに関しては、僕がパワーアップして、力負けしなくなってきていると思うので、何か見せられるはずですし、やってやりますよ。田中さんのような他団体の人と闘うのは、楽しみです。

――他団体からも参加しているし、多彩な選手が揃いました

上野 僕は田中さんと組ませてもらったことがあるんですが、パワーが凄かった。あの時は対戦する方じゃなくて本当に良かったと、心底思いましたが、対戦することで学ぶことは多そうです。

――色の黒さでは、二人とも田中選手の足元にも及ばないね(笑い)

上野 我々は二人とも白いですね。日焼けするとテンションもあがりますけど、日焼けするのにも時間かかりますから、その分、トレーニングに使いたいですね。

吉村 日焼けしようとあまり考えたこともないですね。僕らはまだまだ、パワーアップしなければ、いけないですから。このところ、二人で、ノーチラスでひたすら走ってきたんですが、久しぶりに分かれて一人ひとりの闘いですから、ガンガンいきますよ。

――シングルのリーグ戦は過酷でもあります

上野 僕はデビュー戦がDNAグランプリというシングルリーグ戦だったんですが、あの時は無我夢中でした。今回のシングルリーグ戦はペース配分とか、リーグ戦の闘い方とか、考えないと完走できないですよね。特に僕の日程は、連戦が多いんで、不安になるときもありますが、まずはその日の闘いに集中していきます。Ⅾ王グランプリに向けて、何かと考えてきたものはあるんですが、たぶん、日々、更新されていくでしょうね。

吉村 僕は初めてのシングルリーグ戦です。シングルではなかったですが、カナダで32連戦は経験しています。もちろん勝手は色々と違うでしょうし、やってもないとわからない。とにかく全力でぶつかっていくしかありません。せっかく、色んなタイプ、ファイトスタイルの選手とぶつかれるので、これまでとは違った自分を発見できるかも知れない。余裕なんてないですが、楽しみです。

――毎日毎日が勝負ですね

上野 これまで色んな経験をさせてもらって、そのたびに自分のプロレスも更新されてきたんですが、今回のリーグ戦で気づくことも、たくさんあると思うんです。削るところは削って、加えるところを加えて、補って、自分のスタイルを少しでも確立していきたいですね。レベルアップできれば最高です。ただ、レベルアップしただけではダメなんで、結果も出していきたいです。ああだ、こうだと思いを巡らせる日々です。心のバランスを保つのが大変です(苦笑い)。

吉村 自分はDNAが終わってアメリカに行って、見える世界がガラッと変わりました。考え方も一変するほどだったのですが、帰国してケガをしてしまった。そこで、また色々と考えていることがありました。復帰してタイトルマッチも経験させてもらって、またまた違う景色が見えました。ただ、皆さんにインパクトを残せたかというと、そうでもない。今回のリーグ戦で同じだったら、仕方ない。ファンの方々に印象を残さないとダメです。いつまでも「体が大きいね」だけでは、終わらせたくないです。

――上野選手は「追いつけ、追い越せ」の竹下選手とリーグ戦Aブロックで対戦です

上野 リーグ戦で皆さん、星取表をチェックするじゃないですか。DDTをよく知らない方も、白丸、黒丸をご覧になる。結果ですよね。試合内容はもちろんですが、結果。星取表が真っ黒だったら・・・。頑張った、のは当たり前で結果を出したいです。

――吉村選手は決勝戦に勝ち上がれば、竹下選手と優勝を争うチャンスも

吉村 アハハ。たられば、は・・・。まずは自分が勝つことです。一戦一戦・・・Bブロックでは自分が一番下、って考えないと。

上野 謙虚だね(笑い)。ブイブイいわせていたころと、違うね。

吉村 学ばないと。経験から学びました(苦笑い)。成長していますから、ワハハ。

――11・3両国大会でHARASHIMA選手が竹下選手を下して2冠王になりました。世代闘争という観点では、上の世代が盛り返した感もありますが

吉村 世代が戻った、とは思いません。世代闘争じゃなくて、僕がHARASHIMAさんに勝てば、DDTの軍団抗争で、HARASHIMAさんと僕がDISASTER BOXの二本柱になれる。そのためにもHARASHIMAさんを撃破したいです。ここで僕が結果を出せれば、DDTの勢力図も変わってくる。そういう意味でも自分に、いい意味でプレッシャーをかけています。あえて自ら重荷を背負うようにしています。

上野 僕も世代という感覚は薄いかも知れません。DDTは「無差別級王座」なんです。体重が無差別ということもですが、いろんな意味でDDTは無差別に闘えるリングなんです。僕はまだシングルのベルト闘争に入っていけていないので、まずは闘いの輪に入っていくためにも、このリーグ戦です。世代というなら「DNA世代」が、まだまだ両国のメインに立てていないのだから、頑張らなきゃいけないですね。

――オフは何をしていますか?

上野 トレーニングとサウナです。シリーズ中も地方のサウナに行きます。身を清めています(笑い)。色んなサウナを楽しんいます。

吉村 筋トレと睡眠ですね。めちゃくちゃ、寝ます。寝て起きて、飯食って、トレーニングして飯食って、寝ています。食べることが好きで、いっぱい食べるには、自分で作ればいい、となって自炊もしますね。

上野 最近はパティシエとしても・・・。

吉村 甘いものも好きで、自分で作ります。

上野 彼の家に遊びに行って、手作りの食事に甘いものをいただいて泊まりました。

――本当に仲良しなんですね

上野 彼は食べますね。米もたっぷり。このまま成長してトトロまでいくんじゃないかと。

強豪ぞろいのD王グランプリに初参戦となったノーチラスの二人。プレッシャーもあるはずだが、微塵も感じさせず、とにかく明るい。公私に渡って仲良しコンビの大暴れ、金星奪取の期待が膨らんでいる。

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