【プレゼント企画】デスマッチドラゴンは死なない 伊東竜二 最初で最後の自伝!応募締切1/6(火)迄

皆さんはデスマッチはお好きですか?

日本のプロレスの歴史の中で王道と呼ばれる路線は力道山から始まり、ジャイアント馬場、アントニオ猪木へと引き継がれ、全日本プロレスは鶴竜から四天王へと、新日本プロレスは藤波長州や闘魂三銃士へとストロングスタイルが受け継がれ、様々な形で今日のプロレス界へとつながる道を作ってきた。

その一方で大仁田厚が1989年にFMWを立ち上げ、上記の王道なメジャー団体に対抗するべく「何でもあり」をキーワードにハードコアレスリングを展開。

・有刺鉄線デスマッチ
・電流爆破デスマッチ
・ファイヤーデスマッチ

などの凶器を駆使し、流血必至の過激なプロレス(=デスマッチ)で人気を博し一時期は川崎球場に観衆52,000人を動員する等、コアなファンを獲得した。しかし最大の放映権料を持つディレクTVの撤退やエース・ハヤブサの事故、社長の自殺、倒産と不幸が続き2002年にFMWは終焉を迎える。

その後、デスマッチを現代に至るまで最前線で引っ張ってきた団体が大日本プロレスである。

大日本プロレスは1994年にグレート小鹿が創設。草創期は総合格闘技路線も行っていたが、FMWを離脱したスタッフやレスラーを中心とした元W★INGのミスター・ポーゴや松永光弘、中牧昭二の参戦により過激なデスマッチに拍車がかかった。この頃は

・画びょう
・ガラス
・サボテン
・ワニ
・サソリ

等を使った奇抜なデスマッチに注目が集まった。そこにデスマッチ新世代と呼ばれた山川竜司、本間朋晃、シャドウWX、ジ・ウィンガーら4人が躍動し、元W★INGメンバーが抜けても純粋な大日本メンバーでのデスマッチ路線を突き進んでいった。

この下の世代にあたるのが本書の主人公であり著者である伊東竜二を始めとしたアブドーラ小林、“黒天使”沼澤邪鬼、葛西純、佐々木貴らであり、驚くべきことに伊東竜二がデスマッチデビューした2003年から実に15年以上に渡ってデスマッチの最前線を引っ張ってきたのがこの4人である。現在はさらにその下の世代のデスマッチ戦士(木髙イサミ、宮本裕向、竹田誠志ら)が常にBJW認定デスマッチ王座を巡り戦う群雄割拠の時代となっている。

大日本プロレスのデスマッチの特徴は趣向を凝らしたアイテムの数々である。

・蛍光灯
・建築現場の足場(スキャフォールド)
・鉄檻(てつおり)
・剣山
・竹串
・カミソリ
・五寸釘
・注射器
・BBQの鉄串
・レンガ
・ラダー
・パイプ椅子
・塩
・デスソース etc…

※鉄檻と蛍光灯

これらのアイテムを駆使して、時には蛍光灯でしばきあい、時には建築現場の足場からダイビングドロップし、カミソリや五寸釘のボードに身体を叩きつけ、剣山や竹串を頭に打ち付け、傷だらけになりながら流血をしながら、ただのプロレスだけでは有り得ない、とんでもないダメージを相手に与え与えられ、それでも立ち上がり最後に立っていたものがチャンピオンになるという壮絶なデスマッチを展開してきた。

※頭部に数十本の竹串が刺さる葛西純

そこで「デスマッチは好きですか?」という最初の質問に立ち戻る。私はデスマッチが得意ではなかった。というよりも流血戦や壮絶な凶器を使ったデスマッチにはいいイメージを持っていなかった…鍛え抜かれた筋肉を持つプロレスラー同士の戦いは大好き。しかし、血が必要以上に流れるデスマッチは凄惨で背筋が凍る思いもし、何より王道なプロレスではなく邪道なイメージが強く、週刊プロレスを見る際にもデスマッチのページは飛ばすなど、積極的に見ることはなく大人になっていた。

そこへあるキッカケがありデスマッチを直接、会場でみる機会がきた。場所は新木場1stRING、大日本プロレスの蛍光灯デスマッチが目の前2mの至近距離で展開された。リングの四方のロープに敷き詰められる様に吊るされていく蛍光灯。選手がロープに振られるたびにその蛍光灯が「ボスッ」という鈍い音をたてて破裂し割れて背中に突き刺さる。刺さった破片により背中からはおびただしい血が流れる。更には頭を蛍光灯でしばく。当然の様に蛍光灯は割れて、頭部からも出血する。割れた蛍光灯の先端を額にグリグリ押し付けて傷口が広がり更に流血の度合いを増す。リングに無数の蛍光灯を敷き詰めてそこへボディスラムで叩きつける。

リング周辺には蛍光灯が破裂する度にその破片が飛び散る。勿論、私の目の前にも破片が飛び散ってくる。生々しい凶器の恐ろしさと禍々しい血にまみれた選手の姿に気絶しそうになるほど強烈な印象を受ける。時には目をそむけたくなるほど壮絶な絵が目の前で展開される。しかし選手達は凶器にも血にもひるむことなく戦いを続ける。その姿、その精神力の凄まじさに応援にも力が入る。遂に決着はつき拍手でそのファイトを称える。するとどうだろう?あれほど凄惨で恐ろしいと思った血まみれの背中が蛍光灯の破片がライトに照らされてキラキラと光るその姿を「美しい…」と思わず溜め息が出る程に尊いものに感じたのだ。この時、私のデスマッチ観は一変した。恐ろしい程に血まみれで戦うその奥にとても純粋(ピュア)で真っ直ぐな戦う男の姿勢を感じたのだ。

大日本プロレスには現在大黒柱として大きな2つの軸がある。一つは関本大介、岡林裕二らを中心とした筋肉隆々の男たちが激しくぶつかり合う“ストロングBJ※” 部門。もう一つがこの凶器と血が交錯するスリリングな“デスマッチBJ”部門だ。時に愉快に時に激しく凶器と狂気が混ざり合い血で血を洗うデスマッチを安定して堪能できるのが大日本プロレスの魅力である。大日本のファンには女性も多く遊園地のジェットコースターやお化け屋敷の様な日常にはないスリルや興奮を楽しめる場所として大日本マットを楽しんでいる。

※BJ=Big Japan 大日本の意

現在はそれに加えてスピードと跳躍力に秀でたジュニア戦士がぶつかり合う“ストロングJ※”部門もベルトの創設含めて盛り上がりを見せている。

※この場合のJはジュニア

このデスマッチ部門を長らく支えて2019年にデビュー20周年を迎えた伊東竜二の自伝、それが「デスマッチ・ドラゴンは死なない」である。

横浜文体で販売された特別カバー

<伊東竜二の略歴>
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1976 年 4 月 8 日生まれ。岩手県岩手郡滝沢村(現・滝沢市)出身。
高校時代はボクシング部に所属。茨城大学工学部に進学するも、
幼少期からの憧れであったプロレスラーを目指して大日本プロレスに入団。
1999 年4月29日の葛西純戦でデビューを果たす。2003年5月に初デスマッチを闘い、
3カ月後にはBJW認定デスマッチヘビーを初戴冠。アブドーラ・小林、沼澤邪鬼、
佐々木貴らと激闘を重ねる。2009 年の葛西純とのデスマッチでは高い評価を得て、
この年のプロレス大賞の年間最高試合を受賞。日本プロレス界の〝デスマッチ・キング〟へと
飛躍を遂げた。その後もストロング路線を引っ張った関本大介とともに大日本の危機を
幾度なく救い、活況を呈する近年へと歴史をつなげた。2019 年にデビュー20 周年を迎えたが、
「目標はグレート小鹿会長の年齢まで、リングに上がり続けることです」と公言。
団体を支えてきた〝魂〟を胸に、死闘を繰り広げている。
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この本の中では伊東竜二の半生がつまびらかに描かれている。幼少期滝沢村の話から高校時代のボクシング部時代、モラトリアムの大学生からプロレスラーへとデビューするまで、そしてプロレスラーとしてデビューしてからデスマッチの最前線へと躍り出るまで。特にデスマッチ戦士として覚醒する場面は珠玉の印象である。

まるで少年漫画の主人公が激闘を乗り越えながら急成長するかのように主力選手が抜け、ピンチに陥った2003年に伊東竜二はデスマッチにデビューする。3か月後にデスマッチのチャンピオンとなり、その後のデスマッチ戦線の主役として常にベルトを争うことになる伊東竜二の工夫や思い、各試合ごとのテーマ設定など前のめりに感情移入をしながらデスマッチの世界にのめりこむことができる。

※葛西純と伊東竜二のデスマッチ(写真は2019年11月大日本プロレス両国大会)

特に珠玉の内容といえるのが2009年のプロレス大賞ベストバウトを受賞することになる狂猿・葛西純との後楽園ホールでの一戦である。この試合に至るまで、一時は大日本を抜けた葛西純とその後のデスマッチ戦線をトップで支えてきた伊東竜二の間のドラマが交錯する。伊東はプロレスリングZERO1-MAXに移籍した葛西純に戻って来いと呼びかけ、それに応えて人生をかけて大日本に戻ってくる葛西純。しかし両者の針は交わりそうで交わらない。片方がチャンピオンでいるともう片方がケガや病気をして実現せず…の繰り返しでタイトルを懸けてぶつかり合いたい両者が交わることなく過ぎ去りし時は実に5年…

引退も視野に入れながら戦う葛西とそれを許さない伊東の思いがぶつかり合い、限界を超えたデスマッチが後楽園ホールで展開される!

是非ともその詳細を本書の中で味わって欲しい。伊東竜二の代名詞ともいえるドラゴンスプラッシュの誕生秘話。各試合で決め手となる技の数々が鮮烈に描かれている。プロレス界の正史が王道マットのそれであるとするならば、ストロングBJがその1ページにあると私は考える。そしてその裏側にあるプロレス界の秘史があるとするならばデスマッチの歴史の少なくともこの15年以上を前面で通り抜けてきた伊東竜二のこの自伝はデスマッチの歴史書そのものでもある。

※伊東竜二の代表的フィニッシュ・ホールドのドラゴンスプラッシュ

プロレスが好きな人、大日本が好きな人、デスマッチを少しでも見たことがある人は必読の本書といえる。「デスマッチは苦手だと思う人」「まだデスマッチを見たことがない人」も是非、勇気を出して本書を手に取って欲しい。デスマッチに取り組むものがどれだけの気持ちをこめて戦っているのかを感じ取ることができよう。そして調べてみて欲しい。デスマッチにその身を捧げてきた男たちの戦う姿の歴史を。そして是非、そのデスマッチをどんなものなのか現地で見てリアルに感じて欲しい。

大学時代にフラフラして将来が定まっていない人、自分に何ができるのか定まっていない人にもオススメだ。本書を読みモラトリアムを突き抜けて過激な大日本プロレスの世界で生き抜いたデスマッチドラゴンのイズムを感じ取って欲しい。必ず何か感じるものがあるはずだ。また数々のデスマッチアイテムを生み出してきたその工夫の歴史にはビジネスアイディアをひねり出す上でも参考になるであろう斜め上をいく創意工夫の姿勢を学び取ることもできよう。苦難の時代を乗り越えた大日魂にV字回復を描こうと今苦しい状況の人の負けじ魂にも火をつけてくれる。社会人、特にビジネスを進展させたい人にも参考になる一書であるといえる。

ヒーローもの、バトルものが好きな人にも堪らない。生身の人間が漫画やアニメの様にとんでもない武器で殴り合い、叩きつけあいNo.1を競う様を描いた一書であり、それが現実に行われてきたことに驚愕することだろう。是非この本をいつの日か実写化して欲しい。とはいえ凄惨な場面をどう描くかにとても工夫がいるだろう。そこは制作に必要な資金力があり、購入した人が観るものを選別することができる分、過激な表現や踏み込んだ作品(例:全裸監督等)も提供しているNetflixに大いに期待したい。実写化が難しければアニメ化からでも。

※頬に注射針を刺されつつ対戦相手(佐久田・葛西)にBBQ用の鉄串を貫通させる伊東竜二と佐々木貴

本書の出版を記念してプロレスTODAYの読者から抽選で3名様にこの本をプレゼント致します。
応募はこちらから!
※応募締切:2020/1/6(火)23:59迄

デスマッチドラゴンは死なない

プロレスラー/大日本プロレス 伊東竜二:著

大日本プロレスのエース、
伊東竜二のデビュー20 周年記念作品!

「この本は自分の自伝であると同時に、
デスマッチ側から見た大日本プロレスの歴史でもある」

両親に猛反対されたプロレスへの道、運命的だった葛西純とのデ
ビュー戦、苦楽を共にした関本大介の存在、ドラゴンスプラッシュ
の誕生秘話、相次ぐ選手の離脱と経営危機、ストロングBJの萌
芽、そしてエースとしての自覚と団体の飛躍……。
日本プロレス界の〝デスマッチ・キング〟が魂を込めて綴る、血ま
みれの赤裸々自伝。

「まだまだ必死になることも、不可能と思われることを
実現することもできる。自分の目の前には、やりたいこ
とが山のようにある。デスマッチ・ドラゴンは死なない」

仕様:四六判・並製 頁数:1C・328 頁
定価:1,700 円(税別) 発売日:12 月 21 日
発行:ワニブックス

【大日本】デスマッチドラゴン伊東竜二が自伝本を出版!12/18横浜で先行販売!出版記念インタビュー

 

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