マリーゴールドからスターダム電撃参戦のボジラは“引き抜き”なのか?両団体の代表に聞いてみた
マリーゴールドの旗揚げ戦で無名の存在ながらビッグインパクトを残し、そのまま団体の看板外国人レスラーの座を掴み取ったドイツの大怪獣ボジラ。ところが今年6月21日、スターダム代々木大会に突如姿を現し、鈴季すずの新ユニット、ミ・ヴィダ・ロカに電撃加入。スターダムを新たな戦場とし、7・27大田区で開幕のシングルリーグ戦「5★STAR GP2025」へのエントリーも発表された。
ボジラは今年4月4日、「家庭の事情による帰国」がマリーゴールドから発表され、4・12新木場を最後に1年近く滞在した日本を去った。それから3カ月余りでスターダム参戦となれば、両団体の関係からも、「引き抜きか?」との憶測が生まれるのは至極当然と言えるのではなかろうか。また、“スターダムのアイコン”岩谷麻優が4・27横浜アリーナでIWGP女子王座から陥落すると、翌日に退団を発表。3日後にはマリーゴールドへの入団がアナウンスされ、5・4後楽園から所属選手としてリングに上がっている。

「写真提供:スターダム」
オールドファンからすれば、新日本プロレスと全日本プロレスによる昭和の過激な引き抜き合戦が脳裏に蘇る今回の出来事。また、「引き抜き」以外にも「両団体によるトレード?」「マリーゴールドに岩谷を持っていかれたスターダムの報復?」などの声が上がるのも決しておかしくはないだろう。
とはいえ、時代は平成を通り越し令和に移行している。振り返ればスターダムがブシロード体制移行を発表した際、木谷高明オーナーがロッシー小川の“昭和的引き抜き行為”に苦言を呈した。結果的にエグゼクティブプロデューサーの座を解任となる小川はスターダム退団選手を集める形で新団体を旗揚げし、あえて「昭和への回帰」をキーワードに挙げていた。そして今回、岡田太郎社長のスターダムがマリーゴールドのトップ外国人をリングに上げる…。

「写真提供:マリーゴールド」
スターダムがあえて、時代に逆行するかたちでボジラを引き抜いたのか? アルシオン時代から堂々の引き抜きもおこなってきた小川だが、ここへきてマリーゴールドは選手を引き抜かれてしまったのか? はたして、真相は? そこで今回は、スターダムとマリーゴールド、両団体の代表に話を聞いてみることにした。その前に、まずは時系列でボジラの動向を整理しておこう。

「写真提供:マリーゴールド」
日本を離れたボジラは4月18日、アメリカ・ラスベガスでGCWマットに登場した。彼女にとってはこれがアメリカでの初試合。いわゆる“レッスルマニアウィーク”期間中で、WWEが年間最大の祭典を開催する地域に世界中から多くの団体、レスラーがWWEとは別に試合をおこなうことが恒例になっている。今回はラスベガスで、スターダムも自主興行をおこなうと同時に、現地の団体にも数選手が参戦した。そのなかで鈴季がGCWに登場し、この大会でメーガン・ベインvsボジラのシングルマッチも実現。メーガンはスターダムで活躍した大型選手だから、両団体のトップ外国人による一騎打ちという、日本では実現不可能な夢のカードでもあったのだ。













