【SEVEN TWOプロレス】西川口のスナックがプロレスを主催する理由とは? ママの野望、新人の下心、そしてレジェンドの降臨
埼玉県、西川口。多国籍な文化が入り混じるこの街の一角にある「ネオ酒場SEVEN TWO」が、プロレス界に新たな挑戦をしている。店の名を冠した『SEVEN TWOプロレス』。昨年、大成功を収めた旗揚げ戦に続き、来る7月20日、待望の第2回大会が開催される。
特筆すべきは、その異色のコンセプトだ。ダンプ松本、葛西純、田中将斗、スペル・デルフィンといった、プロレス史に名を刻むレジェンドたちが集結する一方で、リングに上がるのは、なんと店の常連客からプロレスラーの夢を追いかける二人の新人。その名も“バーニング川口”、そして、一度聞いたら忘れられない“童貞マスク”。
スナックがなぜプロレスを主催するのか。そして、素人からプロのリングを目指す男たちの想いとは。大会を主催する「SEVEN TWOママ」、注目の新人レスラーである童貞マスクとバーニング川口、そして彼らの指導役を務めるプロレスラー・佐野直を迎え、このカオスで魅力的な興行の核心に、深く迫った。

【大会概要】
『ネオ酒場SEVEN TWO PRESENTS SEVEN TWOプロレス』
【日時】2025年7月20日(日) 17:00開場 / 17:30開始
【場所】レッスル武闘館(埼玉県蕨市)
■なぜスナックがプロレスを?「非日常」が交差する場所

――まずは主催者であるSEVEN TWOママさんにお伺いします。旗揚げ戦に続き、第2回大会の開催について主催するに至った経緯を教えてください。
ママ:そうですね、当店は一度移転をしておりまして、今の東口の店舗でリニューアルオープンしたんです。その時に、どうすればもっと多くの方にお店を知っていただけるかを考えた結果、「プロレスのイベントをやろう」という話になりました。それが最初のきっかけですね。
――お酒を提供するスナックという空間で、プロレスという全く違うエンターテインメントを融合させる。お客様の反応はいかがでしたか?
ママ:最初は、私自身がそんなにプロレスに詳しいわけではなかったので、「ママがプロレス好きなの?」と聞かれることも多かったです(笑)。これはオーナーの意向が大きかったのですが、開催してみると、お客様もすごく楽しんでくださって。普段とは違う「非日常」の空間になることで、お酒がより進んだり、お客様同士のノリが良くなったり。お店の活性化という面で、プロレスがすごく大きな役割を果たしてくれていると感じています。
――そして、今回の第2回大会では、お店のお客様がレスラーとしてデビューされる、という驚きの展開があります。
ママ:はい(笑)。まさか、お客様に試合に出ていただくことになるとは、私も思っていませんでした。びっくりです。
――これは、ママさんから「やってみない?」と声をかけたのですか?
ママ:いえ、お客様の方から「プロレスをやりたい」というお話があったんです。
――お客様の方から! それが、今回デビューされる童貞マスク選手と、現在練習中のバーニング川口選手なんですね。
■衝撃の新人“童貞マスク”、「女にモテたい」がデビューの動機

――では、その注目の新人、童貞マスク選手にお話を伺います。本日はマスクが間に合わなかったとのことですが……まず、この一度聞いたら忘れられないリングネームは、ご自身で?
童貞マスク:そうっすね……。由来は、まあ、まさにその通りなんですけど。周りのお客さんから、コロナ前ぐらいから「いいんじゃないか」って言われてて。ある種、お酒の席のノリでつけていただいた名前を、自分としても採用した、という感じです。
――かなり勇気のいるネーミングだと思いますが、ご自身で抵抗はなかったのですか?
童貞マスク:正直、この名前でいいのか、とは今でも思いますけど……はい。まあ、インパクトはあるかな、と。
――間違いなく、インパクトはありますね。デビュー戦に向けて、練習も本格化していると思いますが、現在はいかがですか?
童貞マスク:はい、週5……いや、週8ぐらいの気持ちでやらせていただいてます。自宅での筋トレも含めてですけど。練習も徐々にハードになってきて、正直、大変な部分もありますが、なんとか追いつけるように必死で頑張っているところです。
――ちなみに、どんなレスラーになりたい、という目標はありますか?
佐野:(隣から)ここで「佐野さんみたいになりたいです」とか言ったら、めちゃくちゃつまらないからな。
童貞マスク:……。僕は、お店でいじられるぐらいの童貞だったんすよ。でも、プロレスラーになれば、今からでも女にいっぱいモテるんじゃないかと。そういう下心があって、プロレスラーを目指してます。
――(笑)。非常に正直な動機ですね。
童貞マスク:はい。今の時代には合ってないかもしれないですけど、昔のプロレスラーって、めちゃくちゃモテたじゃないですか。そういう、昭和のスター像を、この令和の時代に再現したい。顔的に、ちょっとジャニーズとかは無理だったんで。プロレスラーが、一番モテるんじゃないかな、と。「闇を抱えたプロレスラー」みたいな感じで。でも、卒業はしたいです。
――リングネームを、ですか?
童貞マスク:いや、童貞を。そのためにプロレスをやるんで。はい。
■もう一人の新人“バーニング川口”、中年からの夢への挑戦

――では、もう一人の新人、バーニング川口選手にもお話を伺います。川口選手は今回、第0試合への出場となりますが、現在はどのような練習を?
川口:僕の場合は、まず基礎体力がまだまだ全然足りていないので、今はとにかく体力作りを優先しています。そこから、少しずつ技を覚えていこうかな、と。
――体格は大きいですが、元々スポーツのご経験は?
川口:野球や剣道、バドミントンなどをやっていました。
――プロレス自体は、昔からお好きだったのですか?
川口:はい、好きでしたね。中学生ぐらいの時に、一度だけプロレス雑誌に載ったことがあるんですよ。当時、好きだった選手を応援してたら、周りの大人に「お前、うるさい!」って怒られて(笑)。その時の写真が、ちょうど記事の切れ端に載ったのを覚えています。
――そんな少年時代を経て、今回、ご自身がプロレスラーを目指すことになりました。今の心境はいかがですか?
川口:やっぱり、昔から好きだった世界なので、夢が叶うような気持ちはあります。まずはしっかり体力をつけて、もっともっと技を覚えていきたいです。
――どんなレスラーになりたいですか?
川口:そうですね、ただ強いだけじゃなくて、お笑いの要素も混ぜながら、お客さんを沸かせられるような、バランスの取れたレスラーになりたいです。
Pages 1 2














