【新日本】10人タッグの乱戦はK.O.Bに軍配! Ice&OSKARが辻&ゲイブとの“危険な遭遇”を制し準決勝へ向け「プロレス・ハイ」な視殺戦

新日本プロレスは12月10日、長崎・出島メッセ長崎にて『WORLD TAG LEAGUE 2025』第15戦を開催した。

いよいよ12日に迫った準決勝(Aブロック2位 vs Bブロック1位)の前哨戦として、セミファイナルでは豪華10人タッグマッチが実現。

辻陽太&ゲイブ・キッド&鷹木信悟&ドリラ・モロニー&永井大貴組と、Yuto-Ice&OSKAR&デビッド・フィンレー&高橋ヒロム&外道組が激突した。

共闘関係にある無所属とBC WAR DOGSが敵味方に分かれる複雑な構図の中、焦点はやはり準決勝で対戦する辻&ゲイブ組と“Knock Out Brothers(K.O.B)”Yuto-Ice&OSKAR組の絡みであった。

試合はK.O.Bが制したが、試合後も両チームは激しく挑発し合い、決戦へ向けたボルテージは最高潮に達している。

試合はゴング前からゲイブとOSKARが視殺戦を展開し、不穏な空気でスタート。

先発した辻とIceは互いに攻撃をかわし合い不敵な笑みを浮かべるなど、高度な心理戦を見せた。  

中盤は両軍入り乱れての総力戦となった。

鷹木とヒロムがチョップ合戦で火花を散らせば、フィンレーはヒロムを「武器」として敵チームに投げつける荒業を連発。

対するWAR DRAGONSも「来た!来た!来た!」の合図から連携攻撃を狙うなど、各チームの個性がぶつかり合った。

終盤、リング上は辻&ゲイブ組とK.O.Bの代理戦争の様相を呈した。ゲイブとIceが壮絶なエルボー合戦と逆水平チョップの応酬を展開。

OSKARのビッグブーツや辻のジャンピングニーが交錯する中、勝負を決めたのはIceの一撃だった。  

フィンレーがヒロムをパワーボムホイップで相手チームに投げつけると、その直後に永井がフィンレーへドロップキックを見舞い、さらにスパインバスターで追撃。

しかし、この攻防の隙を突いたIceが、永井に必殺のIce HIGH(変型ニーリフト)を炸裂。永井から3カウントを奪い、K.O.Bが前哨戦を制した。

試合後、UNITED EMPIREの乱入騒ぎがあったものの、リング上には準決勝を争う2チームが残った。

Iceが辻に握手を求めたのに対し、辻はIceを模した独特の手の振り方をして挑発し返し、ゲイブとは額を突き合わせて睨み合った。

バックステージでIceは、「ゲイブ、辻陽太、オメーら面白ぇな。お前らみたいに自分の意思を持ってリングに上がるヤツは、最高に“ハイ”になんだよ」と、独自の表現でライバルを称賛。「生の感情のさらけ出し合いがよ、“プロレス・ハイ”になんだ。明後日、楽しみにしとけ。感じろ! Let’s get high!」と、準決勝での激闘を予告した。  

OSKARも「俺たちは世界最強のタッグチームなんだ。お前たちにどうやったら負けられると? 明後日、とにかくYutoと俺は勝つ」と自信をみなぎらせた。

一方、敗れた側のゲイブは「もういがみ合うのはやめよう。今は息が合ってる」と、辻との結束を強調。「今やここは俺の世界だ。俺が支配した。ぶち上げるぞ。カゴシマをぶち上げていこうぜ」と怪気炎を上げ、辻も「お前らにコントロールできるほど、俺らは甘くねぇぜ」と不敵に返した。

また、この試合でヒロムと肌を合わせた鷹木は「緊張しちまった」と語りつつ、「純粋に楽しみだよ。どっちが強いかを見してくれ」と準決勝の行方に期待を寄せた。そして、敗れた永井は「ここ長崎は2年間住んでた第二の故郷。戻ってこれて幸せに思う」と感慨深げに語り、「この無所属、WAR DOGS、俺は利用して上まで行ってやる」とさらなる飛躍を誓った。

それぞれの思惑が交錯する中、運命の準決勝は12月12日、鹿児島・サンアリーナせんだいで行われる。

<写真提供:新日本プロレス>

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