【新日本】棚橋弘至、聖地・後楽園ラストマッチで藤田晃生を粉砕! ファンからの応援ボードに感涙「本当に幸せでした」
新日本プロレスは12月22日、東京・後楽園ホールにて2025年最後の大会となる『Road to TOKYO DOME』最終戦を開催した。
メインイベントでは「棚橋弘至ファイナルロード〜継(つなぐ)」と銘打たれ、引退まで残りわずかとなった棚橋弘至と、新世代の旗手・藤田晃生による一騎討ちが実現。
聖地・後楽園でのラストマッチに臨んだエースは、藤田の猛攻を真っ向から受け止め、必殺のハイフライフローで有終の美を飾った。

今年、『BEST OF THE SUPER Jr.』を史上最年少で制し、IWGPジュニアタッグ王座も戴冠するなど飛躍の年となった藤田。
棚橋にとってヤングライオン時代から目をかけてきた愛弟子であり、引退ロードの最後を飾るにふさわしい相手だ。

試合はゴング前から藤田が張り手を見舞うなど、先輩への遠慮は一切なし。
ドロップキック、トペ・コンヒーロと畳み掛け、逆片エビ固めや顔面踏みつけといった厳しい攻めで棚橋を追い詰めた。

しかし、棚橋も満身創痍の体に鞭打ち、エースの底力を発揮する。フライングフォーアームやサンセットフリップで反撃し、スリングブレイドを狙う。
藤田もこれを読み切り、ジャーマンスープレックスや掟破りのハイフライフローで対抗。
さらに必殺技Abandon Hope(変形フロントネックロック)を狙うが、棚橋はツイスト&シャウト3連発で切り返した。

終盤は互いの魂がぶつかり合う激闘となった。
藤田が渾身のジャーマンスープレックスホールドを決めれば、棚橋もダルマ式ジャーマンで応戦。
最後は棚橋がコーナー最上段からのハイフライアタック、そして万感の思いを込めたハイフライフローを炸裂させ、藤田から3カウントを奪った。

試合後、棚橋は倒れ込む藤田に「任せたぞ」と言わんばかりに胸を叩き、健闘を称えた。

藤田がリングを去ると、会場からは割れんばかりの「棚橋」コール。

マイクを握った棚橋は「2025年、1年間応援ありがとうございました!」と感謝を述べると、「棚橋、やめんな!」というファンの声に「その気持ち、うれしいよ」と笑顔で応えた。
そして、東京ドーム大会へ向けた恒例(?)となりつつある「ウェーブ」の予行演習を敢行。
さらにエアギターのアンコールに応え続け、最後は「ラストのラストのラスト!」と絶叫し、聖地を熱狂の渦に巻き込んだ。

感動のフィナーレは、ファンからのサプライズだった。
入場時に掲げられた無数の応援ボードを目にし、気丈に振る舞っていた棚橋もついに涙腺が崩壊。

「応援ボードはズルいよ。でも、本当にありがとう!オレはね、本当にプロレスラーになれて、新日本プロレスで試合ができて、本当に幸せでした!」と号泣し、聖地・後楽園に別れを告げた。

バックステージで棚橋は、「2000年代、何とか後楽園ホールをいっぱいにするところから始めましょうということでね、初めていっぱいになって盛り上がってっていう日のことをよく覚えてる」と、かつての苦闘の日々を回顧。「棚橋弘至がプロレスラーになった意味、あったじゃん!」と、自身のキャリアを肯定し、涙をぬぐった。
そして、残すは1.4東京ドームでのオカダ・カズチカとの引退試合のみ。「レインメーカーショックの借りはまだ返してないと思ってるから、東京ドームでオカダに返して、2026年も新日本プロレス、最強の布陣で頑張っていきます」と、最後まで全力で戦い抜くことを誓った。

一方、敗れた藤田は「棚橋弘至、負けたまんまで終わりたくないけど……これで終わりか」と悔しさを滲ませつつ、「アンタがビビるぐらい強くなって、『新日本プロレスと言えば藤田晃生だ』、アンタにいつかそう言わせてやるよ」と、偉大な先輩を超えることを誓った。
数々の名勝負を生んだ後楽園ホールのリングを降りた棚橋弘至。その背中は、新日本プロレスの未来を照らす希望の光に包まれていた。
<写真提供:新日本プロレス>
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