【ノア】稲村愛輝がGHC王座3度目の防衛も「こんな心情、アイ・ヘイトだけど」拳王を急襲した杉浦貴と防衛戦へ

プロレスリング・ノアは11日、東京・後楽園ホールで『LEGACY RISE 2026』を開催した。

メインイベントのGHCヘビー級選手権試合は、第49代王者のYoshiki Inamura(稲村愛輝)が、マサ北宮をDIS CHARGEで沈め、3度目の王座防衛を果たした。

かつてタッグチーム「THE TOUGH」として行動した二人。しかし、北宮は今や「TEAM 2000 X」として、かつての教え子の前に立ちふさがった。試合は序盤からTEAM 2000 Xのセコンド陣が介入する無法地帯と化し、王者の怪力が爆発した場面でも、ヨシ・タツがレフェリーの足を引いてカウントを阻止するなど、王者は苦戦を強いられた。

絶体絶命の危機を拳王の援護で脱した稲村は、北宮の猛攻に耐え抜き、最後は豪快な無双からDIS CHARGE3カウントを奪った。

激闘の余韻に浸る間もなく、リング上には拳王が登場。「稲村! 強くなったな」と王者を認め、挑戦表明に踏み出そうとしたその瞬間、悲劇が起きた。背後から現れたTEAM 2000 Xの“ゴッドファーザー”こと杉浦貴が、五輪予選スラムで拳王を急襲。これに対し、稲村は「ミーは、ただまっすぐ、ミスター拳王とファイトしたいだけなんですよ。もうTEAM 2000 Xはいいでしょう!」と感情を爆発させた。

しかし、自らの憧れの対象である杉浦の行動に、王者は葛藤の末、驚くべき決断を下す。「ミスター杉浦、いや、杉浦さん。俺はあなたが大好きなんですよ。あなたに憧れて、あなたとファイトしたくてノアのゲートをノックしたんですよ。でも、こんなシチュエーションじゃないですよ。ミーにプロレスを教えてくれたのはそう、その1人はミスター杉浦なんですよ」と訴え、「こんな心情、アイ・ヘイトだけど、憧れのミスター杉浦からのオファーとあれば。リフューズ…断る理由はアイ・ドン・ノーです。杉浦さん、このベルトをかけてミーとファイトしてください」と、非道な介入を行った杉浦の挑戦を受諾した。

自ら差し出した握手の手を杉浦に無視され、一人がリングに残された稲村は「オー・マイ・ゴッドファザー」とうつむいた。「ミーの恩人であるマサ北宮を倒して、ハッピーエンドにしたかったのに…。アイ・ソー・サッド・フィーリングですよ。こうなったら、TEAM 2000 Xを全部ぶっ倒して、ミーの想い人であるミスター拳王にたどり着いてやりますよ。そのドリームが叶うまでYoshiki Inamuraをキープウォッチングしていてください!」と叫び、会場の喝采を浴びた。そして最後は「アイラブユー・ガイズ!シーユーネクスト!バイバイ!」で大会を締めた。

バックステージで稲村は「もういいでしょう。TEAM 2000X来ましたけど、もう覚悟決めたんで、ミスター杉浦。ミーは勝手にあれをミスター杉浦からのオファーと受け取りました。ミスター杉浦、リング上でも言った通り、ミーはユーが大好きです。ユーに憧れて、いやユーとミスター北宮とのファイトをこの後楽園ホールでウォッチして、NOAHでファイトしたい。そう強く思ったんですよ。そして、あなたはミーに何度も何度もリング上で、そしてアウト・オブ・ザ・リング、リング外でもプロレスラーというものは何かをティーチしてくれました。だから今日のミスター北宮同様、感謝の気持ちをもってミスター杉浦、ユーを倒します。そしてミスター北宮、少しだけど、あの頃のマサ北宮をリメンバーさせるようなファイト。ミーはフィール・ソー・グッドでした。サンキュー、サンキュー。シー・ユー・ネクストタイム、バイバイ」

最強の力を証明しながらも、周囲の策謀に振り回される若き王者。次戦、憧れの壁である杉浦を相手に、彼は自らが望む「純粋なる戦い」を取り戻すことができるのか。

LEGACY RISE 2026
日程:2026年1月11日(日)開始18:30
会場:東京・後楽園ホール

▼GHCヘビー級選手権試合
〇Yoshiki Inamura
vs
×マサ北宮
28分26秒
DIS CHARGE → 片エビ固め
※第49代王者、3度目の防衛に成功。

〈写真提供:プロレスリング・ノア〉

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