【新日本】若き天才マスカラ・ドラダが高知の雪辱! ベテラン・エチセロも異例の賛辞を贈った“ルチャ・リブレ”の神髄「今夜の試合は忘れることはない」
新日本プロレスが誇るルチャ・リブレの祭典『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2026』は、2月26日に東京・後楽園ホールで第6戦を開催した。
この日のメインを飾ったスペシャルシングルマッチでは、CMLLの次代を担うマスカラ・ドラダと、百戦錬磨のルードであるエチセロが激突した。

両者は母国メキシコや新日本のみならず、アメリカAEWのマットでも人気を博す世界的な実力者同士である。
今シリーズでは2月21日の高知大会の6人タッグ戦で肌を合わせ、エチセロが得意のエチセロスペシャルでドラダから直接ギブアップを奪っていた。

若きハイフライヤーにとって、この一戦は意地と誇りを懸けた雪辱戦であった。
試合は序盤から、ベテランの老獪なインサイドワークと若き天才のアクロバティックな身体能力が交錯する極上の空間となった。

エチセロは徹底した足へのジャベ(関節技)や、ドラダを本部席や階段へ投げつけるなど、パワーを駆使してペースを握る。
しかし、ドラダは決して屈しなかった。
入退場ゲートの上からの決死のラ・ケブラーダで流れを引き寄せると、終盤の激しい打撃戦からカナディアンデストロイヤーで逆襲。

最後はコーナー最上段でのロープウォークという離れ業から、完璧な弧を描くムーンサルトプレスを投下。
見事に高知での借りを返す3カウントを奪い取った。

激闘の直後、リング上には美しい光景が広がった。
マイクを握ったドラダは、会場のファンへ感謝を告げるとともに、対戦相手へ最大級のリスペクトを示した。
ドラダ「アミーゴス!ハポン!みなさんと共に過ごせて、とても幸せです。日本の『FANTASTICA MANIA』には3度目の参戦となり、とても満足している。だからこそ、言わせてほしい。一言、言わせてほしい。会場に足を運んでくれたみなさん、ありがとう。さらに、メヒコから参加したルチャドールにも、心から感謝したい。毎試合、すべてを出し尽くした。みなさんが満足して家路につけるよう、すべてを捧げた。CMLLのルチャのすばらしさを再確認した。その中でも今夜の対戦相手は別格だ。そのエチセロを称えたい。みなさん、エチセロコールをお願いします(※場内はエチセロコールが巻き起こる)。CMLLのメンバーは、日本のリングだけでなく、メヒコ、イギリス、アメリカでも全力で闘っている。今夜、最後にもう一言。トーキョーのミナサン、アイシテマース!」

バックステージに戻ったドラダは、改めて対戦相手の偉大さを言葉にした。

ドラダ「よし!この日がやってきた。大事な約束の日だった。対戦相手は、闘うために生まれてきた男。エチセロ!感謝の言葉しかない。プロフェッショナルなルチャドールだ。リングにすべてを捧げることができる人物だ。全力で向き合ってくれて、感謝している。今夜の試合は、忘れることはない。感謝の気持ちは、あなた(エチセロ)だけなく、後楽園に来てくれた日本のすべてのファンにも伝えたい。グラシアス、皆さんありがとう。マスカラ・ドラダは日本にやってきた。ソブレース(いくぜ)!」
そして、普段は決して相手を褒めることのない熟練のルード・エチセロが、この夜ばかりは若き天才の進化を手放しで称賛した。

エチセロ「今夜、これだけは間違いなく言える。今に至るまで、仲間を褒めたことなどはない。だが、マスカラ・ドラダ。オマエは拍手喝采に値する。その素晴らしさは、認めざるを得ない。よく研究したな。若者よ、祝福するぜ。課題をしっかり克服してきたな。オレの動きをしっかり研究してきたな。リング上で、しっかりブロックしてきたな。だが、これで終わりではない。また対戦するだろう。AEW、CMLLでも一緒だ。今夜は今夜だ。次はいつでもいいぞ。アメリカ、メヒコのCMLLでも、もちろん新日本プロレスでもいいぞ。望むなら、これ以上のものをお見せするぜ」
若者の並外れた向上心が、気高きベテランの心を動かした。
世界を熱狂させる2人のルチャドールが紡ぐライバルストーリーは、国境を越え、さらに激しさを増して続いていく。
<写真提供:新日本プロレス>
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