【新日本】荒武者の美学を嘲笑う急所蹴り! カラム・ニューマンが後藤洋央紀を撃破し『NJC』準決勝へ「お前の“おとぎ話”は終わりだ」

新日本プロレスの春の最強戦士決定トーナメント『NEW JAPAN CUP2026』第9戦を3月17日、福島・ビッグパレットふくしまにて開催。

セミファイナル(第6試合)の準々決勝では、4度目の優勝を狙う後藤洋央紀と、破竹の快進撃を続けるUNITED EMPIREのカラム・ニューマンが激突した。

真っ向からの肉弾戦を信条とする荒武者のプライドを、若き野心家が狡猾な手段と冷酷な言葉で完全に粉砕する結末となった。

両者は昨年の5.4福岡大会において、IWGP世界ヘビー級王座を懸けて対戦している。

その際は王者であった後藤洋央紀が防衛を果たしたが、雪辱に燃えるカラム・ニューマンは今トーナメントで見せてきた手段を選ばないファイトスタイルをこの日も貫徹した。

セコンドのゼイン・ジェイとともにリングに上がったカラム・ニューマンは、序盤から挑発を繰り返し、後藤洋央紀のペースを乱しにかかる。

後藤洋央紀も意地を見せ、強烈なエルボー合戦から牛殺し、GTWと大技を畳み掛け、相手の必殺技をカウント1ではね返す執念を見せた。

しかし、勝負の結末はあまりにも非情なものであった。

レフェリーを意図的に突き飛ばして無法地帯を作り出したカラム・ニューマンは、無防備な後藤洋央紀の急所を容赦なく蹴り上げる。

そのままショートレンジラリアットからプリンスズカースへと繋ぎ、問答無用の3カウントを強奪した。

試合直後、反則裁定に納得がいかないYOSHI-HASHIが抗議に駆けつけるも、カラム・ニューマンは背後から襲いかかり、いとも簡単に場外へ投げ捨てる暴挙に出た。

敗れた後藤洋央紀が屈辱の無言で控室へ姿を消したのとは対照的に、勝利を手にした無法者陣営はバックステージで独壇場を展開した。

セコンドのゼイン・ジェイが勝者を高らかに称え上げる。

ゼイン「コイツは男だ。この男にはプランがある。このトーナメントが終わった時、王冠を掲げる男だ。賜杯はコイツのものになる。そのカップで勝利の美酒をあおるのさ。そして、すべてのヤツらに王冠にキスさせる男だ」

息も絶え絶えに床へ転がったカラム・ニューマンであったが、口から飛び出したのは、敗者の家族さえも引き合いに出す残酷な宣告と、底知れぬ野望であった。

カラム「(※崩れ落ちるように床に仰向けに転がって)はあ、なんてこった。2分くれ。ゴトー、言っただろ、兄弟。ゴトー革命とゴトー軍にはケリをつけるってな。お前らがそれを気に入ろうがどうだろうが関係ねえ。『レスリングどんたく』の前だろうが、今日みたいなどこの会場かもわからねえ場所でだろうがな。ついにお前らを終わらせてやった。だが泣き言は言うなよ。お前は負けたんだ。これでお前の“おとぎ話”は終わりだ。家に帰ってガキどもに言ってやれ。『パパは、今日は勝てなかった。パパは負けたんだ』ってな。そしてガキどもがお前の前で泣いて、お前がどれだけ情けない存在か教えてやれ。それにしても休みはたった2日だけかよ。このクソみたいなトーナメント戦で、誰よりも最高の試合をして、血まで流したんだぞ。俺は世界でもトップクラスのレスラーの1人だ。もうすぐ『NEW JAPAN CUP』で史上最年少の優勝者になる。その次は、史上最年少のチャンピオンだ。プリンスのために道を開けろ。そして(※右手首内側に彫られている)この王冠にキスをしろ」

ベテランの意地を嘲笑い、自らの血塗られた王道を高らかに宣言したカラム・ニューマン。

最年少優勝、そして最年少王者という歴史的快挙を射程に捉えた若きプリンスは、3.20長岡大会で行われる準決勝のリングへ、冷酷無比な足を踏み入れる。

<写真提供:新日本プロレス>

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