【東京女子】元SKE48荒井優希がデビュー5年でプリプリ王座を戴冠し東京女子の頂点に!「夢を見るチャンピオンになりたいです」

 東京女子プロレスが3月29日、2年ぶり3度目となる両国国技館大会「GRAND PRINCESS ’26」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の元メンバーで、昨年4月からプロレスに専念してきた荒井優希がプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩を破り、デビュー5年で同団体の頂点に立った。

 2021年5月4日、後楽園ホールで渡辺をパートナーにデビューした荒井は、同年の「プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)新人賞を受賞。2022年7月9日には赤井沙希(引退)とのコンビでプリンセスタッグ王座を戴冠。2024年イッテンヨン(1月4日)後楽園では初のシングルベルトとなるインターナショナル・プリンセス王座を奪取するなど、階段を上がっていった。昨年4月からプロレス一本に絞り、同年7月21日には当時王者の瑞希の持つプリプリ王座に初挑戦するも惜敗。1・10新宿FACEでの「次期挑戦者決定サバイバル6WAYイリミネーションマッチ」を制して、2度目の挑戦権を手にした。

 荒井はビッグブーツで渡辺を場外に落とすと、エプロンを走ってキックを叩き込んだ。渡辺は場外でティアドロップを敢行。荒井がミサイルキックを繰り出せば、渡辺は雪崩式パワースラム。荒井がコーナーから強引にぶっこ抜いてフルネルソンバスターを決めると、荒井のエルボー、渡辺のチョップのラリーに。荒井は渾身のサソリ固めで締め上げるもエスケープ。荒井のフルネルソンバスターを踏ん張った渡辺は変則的な入り方で、開花式リバース・ジャイアントスイングでぶん回した。渡辺のティアドロップを回避した荒井は変型ブレーンバスター、サソリ固めはロープに逃げられた。Finally(カカト落とし)をかわされた荒井はすぐさま新人賞。渡辺はダブルハンマーで反撃も、荒井はビッグブーツ、フルネルソンバスター、最後はFinallyを叩き込んで3カウントを奪った。

 ベルトを受け取った荒井は「荒井は未詩さんと、この東京女子プロレスのビッグマッチ、両国国技館でシングル、それもベルトをかけて戦えたことが本当にうれしかったです」と涙。渡辺をリング内に呼び寄せると「未詩さんがデビュー戦で一緒に戦ってくれて、そこからも一緒にいっぱい練習して。そんな未詩さんを見てたから、絶対自分も強くなりたいって、東京女子プロレスをこうやって盛り上げられる人になりたいって。ずっとそうやって目指せる人でいてくれたから、ここまで辞めずに上を目指してこれました。本当にありがとうございます。だから、今日からがまた私たちの最初の日ってことで、これからもっともっと戦ってください。次は荒井がチャンピオンとして未詩さんの挑戦を受けて立ちます」と堂々と宣言。渡辺は「それまで荒井が一生持っててもほしいし、持ってなくても、私はこの新しいベルトを目指すから。荒井を一生逃さないから。一生ね、闘おうね」と返した。

 最後に荒井は「私、チャンピオンになったら、どんなチャンピオンになりたいかなってたくさん考えたんですよ。見つけました。荒井は夢を見るチャンピオンになりたいです。そして、大好きな仲間に夢を語りたいし、みんなで夢を叶えたいし、東京女子を愛してくれる皆さんに夢を見せたいです。私の夢があって、それは東京女子プロレスがもっともっとたくさんの方に愛してもらって、選手みんなで東京ドームで興行することです! 凄くこれを言うのは勇気がいるけど、みんなの前で言ったので、一番バカみたいに私が夢を見て、みんなに信じられないような景色を見せたいと思うので、これからも東京女子プロレスをよろしくお願いします!」とマイクで締めくくった。

 バックステージで荒井は「自分の手元にベルトがあるのが、すごく本当に夢みたいなんですけど。未詩さんと戦って獲れたことにもすごく意味があると思っていて。未詩さんはプロレスラーとして、すごく先輩だけど、年齢は1個差の同世代で。たくさん練習とかも一緒にしてきた人なので、そんな未詩さんとタイトルマッチで、ベルトかけて試合するとこまで、自分がたどり着けたことがうれしいなと思います。正直、本当にたくさんの期待をしていただいて、プロレス人生を歩んできたので、5年もかかってしまったのが悔しいかなとちょっと思ってしまうところはあるんですけど。まだまだ先はあるので、このベルトとともにもっと大きな場所にみんなで突き進んでいきたいと思います。チャンピオンとして、もっといろんな人と戦えることもあると思うし、いろんなことがあると思うけど、このベルトがあれば乗り越えていけるかなと思います。これからも東京女子を盛り上げていけるそんな一人になれるよう頑張ります」とコメントした。

 新王者・荒井は4月16日(日本時間17日)、米ネバダ州ラスベガスでJ-RODを挑戦者に迎え、海外で初防衛戦に臨む。

 一方、王座から陥落した渡辺は「荒井優希との初のシングルマッチ、プリンセス・オブ・プリンセスの試合ができて、この両国で初シングルができて楽しかったです。悔しいんですけど、荒井はやっぱりすごいなって思う反面、荒井好きだなって思う反面、嫌いじゃないし好きなのに嫌いになっちゃったらイヤだって不安になります。何ですかね、この感情は。ここから荒井優希とまだまだ一生高め合いができると、荒井優希がリング上で言ってくれたので。最初の頃は荒井がいつまでいるか分からない状態で、デビュー戦、隣から始まったなか…一生やり合えるって、ここまで来てこうやってやり合えるって本当に幸せなことだなって思います。だから、ライバル、シングル1戦目は私が敗れたけど、次はもっと強くなって。もっともっと、這いつくばってでも強くなってみせます。ここからもっと強くなっていきます」と悔し涙を流しながらも、巻き返しを誓った。

【大会名】GRAND PRINCESS ’26
【日時】2026年3月29日(日)
【会場】東京・両国国技館
【観衆】3089人

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○高見汐珠 vs 神嵜志音●
5分43秒 コアラクラッチ

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●アントーニオ本多 vs らく○<挑戦者>
14時26分 体固め
※寝ているところを押さえ込む。アントンが防衛に失敗、らくが第1814代王者となる。

▼第2試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル 時間無制限勝負
<王者=10>●桐生真弥 vs 上坂すみれ○<挑戦者=11>
26分55秒 ビクトル式ヒザ十字固め
※真弥が防衛に失敗、上坂が第1817代王者となる。< >内は入場順。

【試合経過】

①○らく<2> vs 魅仁夢●<1>with矢口真里
3分16秒 体固め
※ダイビング・ぽっぽーチョップ!!
②○七瀬千花<5> vs さとうもも●<4>
7分9秒 稲荷鳥居
③<王者>●らく vs 辰巳リカ a.k.a グレート若林くん○<挑戦者=7>
11分8秒 体固め
※グレート若林くんボム。らくが防衛に失敗、リカが第1815代王者となる。
④○ハットリ桜<8> vs 七瀬千花●
12分51秒 神伝不動流前締裏
⑤○キラ・サマー<6> vs ハットリ桜●
14分31秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑥○桐生真弥 vs キラ・サマー●/マッチャ●<9>
15分32秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑦○アントーニオ本多<12> vs 芦田美歩●<3>
21分50秒 オーバー・ザ・トップロープ
➇<王者>●辰巳リカ a.k.a グレート若林くん vs 桐生真弥○<挑戦者>
22分2秒 首固め
※リカが防衛に失敗、真弥が第1816代王者となる。
⑨○上坂すみれ vs アントーニオ本多●
25分29秒 オーバー・ザ・トップロープ

▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○HIMAWARI&鈴木志乃 vs 凍雅&小夏れん●
10分46秒 片エビ固め
※サン・フラワーテンペスト

▼第4試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
○中島翔子&愛野ユキ&風城ハル(with)ニンジャレッド&ゲキレッド&ゴーオンレッド vs アジャコング&VENY&原宿ぽむ●
13分8秒 片エビ固め
※ダイビング・セントーン

▼第5試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○瑞希 vs アンドレザ・ジャイアントパンダ●
8分4秒 体固め
※ダイビング・フットスタンプ

▼第6試合 タッグマッチ 20分1本勝負
山下実優&●遠藤有栖 vs Sareee&彩羽匠○
18分44秒 エビ固め
※ランニングスリー

▼第7試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○坂崎ユカ&KONOSUKE TAKESHITA vs ハイパーミサヲ●&スーパー・ササダンゴ・マシン
21分29秒 片エビ固め
※マジカル魔法少女スプラッシュ

▼第8試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>●MIRAI vs 鈴芽○<挑戦者>
15分24秒 片エビ固め
※スプリング・リング・ア・ベル。MIRAIが2度目の防衛に失敗、鈴芽が第17代王者となる。

▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負
<王者組>上福ゆき&●上原わかな vs ジェシー・マッケイ&キャシー・リー○<挑戦者組>
12分14秒 片エビ固め
※アイドライザー。Ober Eatsが4度目の防衛に失敗、The IInspirationが第20代王者組となる。

▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>●渡辺未詩 vs 荒井優希○<挑戦者>
21分20秒 片エビ固め
※Finally。未詩が5度目の防衛に失敗、荒井が第17代王者となる。

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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