【新日本】中西学が第三世代の天山広吉、永田裕志、小島聡に見送られ引退「現役は終わりなんですけど、一度プロレスラーしたからには、死ぬまでプロレスラーやと思ってます」

22日、新日本プロレスは東京・後楽園ホールにて『中西学 引退記念大会』を開催した。

中西学はバルセロナオリンピック出場後に新日本プロレスに入団、1992年10月13日に藤波辰爾と組み、スコット・ノートン&S・S・マシン戦でデビュー。

IWGPヘビー級王座、IWGPヘビー級タッグ王座、NEVER無差別級6人タッグ王座、G1 CLIMAX9優勝、NEVER無差別級6人タッグ王座など数々のタイトルを獲得した。

そんな中西も1月7日の会見にて「首の怪我が原因で思うような戦い方ができなくて。ズルズルこの状態を続けているよりも、しっかりとケジメをつける」と引退を発表してこの日を迎えた。

引退試合は盟友の‟第三世代”永田裕志&天山広吉&小島聡とタッグを組み後藤洋央紀&飯伏幸太&棚橋弘至&オカダ・カズチカと対戦。

試合は飯伏や棚橋がモンゴリアンチョップを繰り出すとブーイングを浴びてしまう第三世代への声援が多い展開。

永田のフロントキックの誤爆に中西が永田をアルゼンチンで抱えて2回投げつけ場内大爆発。



しかし最後は後藤のGTR、飯伏のカミゴエ、オカダのレインメーカー、棚橋のハイフライフローと畳み掛けられると中西はこれを返せずカウント3が入った。

しばらく立ち上がれない中西は仲間に支えられて立ち上がると詰めかけたファンの声援に応えた。

引退セレモニーでは、試合を共に闘った小島、天山、永田からコメント、さらに坂口征二氏、第1試合から客席で観戦した馳浩氏、この試合の解説を務めた長州力氏、そして藤波辰爾選手が中西の引退に駆けつけ、馳は「試合面白かったよ」とメッセージを贈り、引退に花を添えた。



中西は「皆さん、こんなにたくさんの方に支えていただきまして、今日来ていただきまして本当にありがとうござまいます!ほんま、奇跡のようにオリンピックに出れて、それでほんま大したことないのに新日本プロレスに取ってもらって、いい気になっていろんな失敗も繰り返してそやけど、みんなに支えられて。特に永田、天山さん、小島さん、切磋琢磨してもらって、なんとか諸先輩方にも鍛えられてなんとか、後輩らにもケツ叩かれてなんとか、なんとか、本当にここまでやって来れました」と感謝を述べた。

そして「これで終わりやのうて、ほんまに、現役は終わりなんですけど、一度プロレスラーをしたからには、死ぬまでプロレスラーやと思ってます。マサ斎藤さんもそう言うてはりました。せやから死ぬまでプロレスラーでトレーニングを続け、そして第二の人生、おもいっきり歩んで行きたいと思います。ありがとうございました」と締めくくった。

そして引退の10カウントゴングが打ち鳴らされると大声援が贈られた。



中西の第二の人生が幸多いのもになることを願いたい。

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