【新日本】タイチ「俺らが新日本プロレス率いてやる。これから始まりだ。このベルトが中心になるかもれねえな」
金丸「じゃあ一発、乾杯いくか、乾杯」
デスペラード「いっちゃうぞ、早速」
タイチ「いま終わったばっかりなのに。冷えてんじゃねえか」
金丸「飲むしかねえだろ、ほら」
ザック「ZIMAか。2020年にピッタリの酒じゃないか」
金丸「バーッと、こんな時は」
タイチ「じゃあ、乾杯の音頭……」
金丸「誰だ?」
タイチ「乾杯の音頭、取ってくれ。こんなもんだ。いらねえんだよ、俺らに乾杯の音頭なんて。ただ飲みてえだけだ。飲みてから飲むだけだ」
金丸「ノド乾いちゃって仕方ない」
デスペラード「オイ、飲もうぜ」
タイチ「だから最初っから言ってんだろ。ザックが日本に残った時点で、この結果はもう決まってたんだよ。何回も言わせんな。こいつがそれほどの本気を持って、俺と組んでやってんだよ。その気持ちにこたえなきゃいけないな。そのために、心配でしょうがなかった母国によ、帰らずに(日本に)残ってんだよ。その時点で結果は出てんだよ、最初から。5カ月も待たせやがってよ。何べんも言わすな、コラ。棚橋、飯伏……完璧だな。言ったよな、オラ。ワン・ツー・スリーじゃないって、ただの。破壊だ。客がいようといまいが。客がどう思おうと、どう思わないが、俺らのやりたいようにやっただけだ。せいせしたよ。そしてこんなオマケまでついてきてよ。棚橋、飯伏、もう俺にはおろか、俺に勝てるなんて一つもしねえだろ。な、強えだろ。潰してくれたザック。俺に勝てねえじゃん、お前ら。だから、お前ら得意のリマッチ権は受け付けません」
金丸&デスペラード「ハハハ」
タイチ「受け付けは終了しました。リマッチ権は」
ザック「リマッチ? 棚橋はもう終わった」
タイチ「そうだ。棚橋も飯伏も、もうフィニッシュだ。なんだ」
ザック「あいつらにリマッチの資格はないさ。もうタイチが2人ともまとめて片付けてくれた。新日本のリングに上がって3年目だが、IWGPの名のつくベルトを巻くのは初めてだ。タイチのおかげだ。日本を離れなくて正解だった」
タイチ「これぐらいの気持ちがねーと。そういう気持ちがあるから日本に残ってやってんだよ、ザックだってよ。見習え、ほかのバカ外国人。すぐ帰りやがって。いいか、俺とザック、俺とこいつらが中心になって、これが来た以上、俺らが中心になって、全部やってやるぞ。オイ今日、ぺだって鷹木のことぶん殴ったんだろ。鷹木ブーをぶん殴ったんだろ、お前」
デスペラード「それはあんまり覚えてない」
タイチ「もう少しでNEVERこっちに来る。なんだったらこの2人だってジュニアタッグやってもいいんだぞ」
金丸「なんでもやるぞ」
タイチ「俺らが中心になるぞ。とりあえず1本手に入った。俺、いつも言ってるだろ。2本、あきらめたわけじゃない。あと2本、よこせ。内藤、EVIL、どっちでもいい。1本来たら、あと2本。やるからな。俺ら、俺らが中心になって動かすんだ。な、ザック」
ザック「言っただろ、最強タッグチームは俺たちだと。5ヶ月の間リングに上がってなかったが、俺たちの勢いは落ちることがなかった。カンパイだ……」
タイチ「俺らが新日本プロレス率いてやる。これから始まりだ。このベルトが中心になるかもれねえな」
ザック「今話題の中心はバレットクラブか。あいつらが何だって言うんだ?」
タイチ「なんだってやってやるぞ。リマッチは受け付けません。以上。オッ、次やるか?」
金丸「いいよ、俺は」
タイチ「弱いもんな、お前」
デスペラード「ハハハハハハ! 言うに事欠いて」
タイチ「いいよ、お前らとやってやるよ。次はこの2人だ」
デスペラード「なんで? なんで?」
タイチ「簡単に勝てそうだから」
デスペラード「ハハハハハハハ! 俺どっちにつこうかな?」
◆第6試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合
<第86代チャンピオンチーム>
飯伏 幸太 棚橋 弘至×
vs
<チャレンジャーチーム>
タイチ ザック・セイバーJr.〇
28分43秒 天翔ザックドライバー→エビ固め
※チャンピオンチームが防衛に失敗。タイチ&ザックが新チャンピオンとなる
<写真提供:新日本プロレス>