【新日本】魂と魂をぶつけ合う鷹木との激烈メインを石井が勝利!石井「てめえとはよ、1回勝った負けたの次元の話じゃねえんだ」9.30 G1 CLIMAX 30 Aブロック in 後楽園

バッチバチの漢気対決を制したのはストーンピットブルだ!

30日、新日本プロレスはG1 CLIMAX30 Aブロックの4日目を後楽園ホールで開催。メインイベントで鷹木信悟と石井智宏のザ・漢気対決が実現した。

レック Presents G1 CLIMAX 30
日時:2020年9月30日(水) 17:30開場 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:696人
 
男くさく武骨に愚直に生きる2人のバチバチ対決。開幕2連敗も昨年の雪辱を果たし初白星をあげた鷹木。開幕3連敗も暑苦しい戦いぶりに名勝負製造機として確かな信頼を得ている石井。
 
 
試合開始直後からぶつかり合い「もっとこんかい」と声を荒げあい、エルボー合戦に突入する2人。ロープに走ってもぶつけられた勢いでそのままロープに走りまたぶつかり合う。互いにひかない両者は身体と身体のぶつかり合い、意地の張り合いを展開。
 
石井の蹴りに「効かねぇよ来い石井」と挑発する鷹木。鷹木式GTRを狙うも石井はこれを回避して場外戦へ。2連初で鉄柵に鷹木を投げつけるも鷹木はすぐさま起き上がり場外でもエルボー合戦。鷹木も鉄柵に石井を投げ返すも、これをすぐに起き上がり走り返してくる石井に鷹木はカウンターの龍魂ラリアット。
 
エルボードロップ2連発からセントーンを決める鷹木。さらにうつ伏せの石井にニードロップを落とす。
 
コーナーで「どうした?」と石井の攻撃を受ける鷹木。頭突きで石井を倒し「効いてんじゃねえか」と馬鹿にする鷹木。口撃でも鷹木が圧倒していく。石井のエルボーにダブルチョップで対抗する鷹木だったが石井はブレーンバスターで返す。
 
逆水平3連発で石井はコーナーに押し込む。さらに逆水平とエルボーの連打で鷹木にひざをつかせる。側頭部を踏みつけてやり返す石井。鷹木はナックルパートとラリアットで石井を倒すとバックドロップ。
 
「どうした石井?くたばってんじゃねえよ」と再三蹴りつける鷹木。石井は蹴って来いと頭を差し出す。これに「頭おかしいんじゃねえか?」と鷹木は攻撃するも猛烈な石井の打撃ラッシュ。倒れた鷹木の頭を執拗に蹴りつける石井。鷹木は先程やられた喉元への逆水平チョップを繰り出し、エルボーと逆水平の連打で「お返しだー」と石井を倒す。
 
熨斗紙を決め「そんなんじゃ気が済まねえ」と後方に石井を投げつける鷹木。さらにスライディングラリアットを石井に決める。観客をあおりパンピングボンバーを狙うも石井はこれをかわしラリアット合戦。パンピングボンバーで石井が倒れ石井のラリアットに鷹木が倒れる。遂には互いにラリアットの相打ちで両者KO状態に。正面から打ち合う両者の戦いは究極の消耗戦に突入。
 
石井は滞空時間の長い雪崩式のブレーンバスターで強烈な一撃を見舞う。
 
石井のラリアットを鷹木はラリアットで撃ち落とし、 ソル・デ・ハポン。鷹木はDDTで脳天を突き刺してMADE IN JAPAN。
 
足元が朦朧とする石井にパンピングボンバー。とどめを刺そうとする鷹木に抵抗する石井。「お前黙っとけ!」とこれを倒す鷹木。足で抵抗する石井に「もう1発喰らっとけと」と鷹木はラリアットを狙うも、石井は反撃のバックドロップ2連発。
 
気合を入れた石井と高木は顔を突き合わせナックルとエルボー合戦に。滞空時間の長いパワーボムを石井は決行。「鷹木立て!」と叫んでラリアットで打ち倒す石井。石井は垂直落下式ブレーンバスターを狙うも鷹木はこれを交わしてオリジナルファルコンリー。
 
追撃を狙う鷹木に石井はカウンターでラリアット。さらにスライディングラリアット。
 
吠えた石井は再度フィニッシュを狙うもかわした鷹木は側頭部にスライディングエルボー。
 
「石井~まだまだだ~」と叫んで頭突きをかわす鷹木。
スタンディングでも頭突き合戦を行い、石井は朦朧。エルボーラッシュされるも倒れな石井。突っ込んできた石井に鷹木式GTRを決め「これで最後だー」とパンピングボンバーを決める鷹木。
 
鷹木はDDT、観客の手拍子に「もっとー」と煽りラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙う。抵抗する石井にラリアット。投げを狙う鷹木に石井はカウンターのDDTで切り返し。25分を経過し激烈な試合展開も終盤を迎える。
 
延髄切りで鷹木を倒すと石井はラリアットで1回転させる。
 
とどめの垂直落下式ブレーンバスターを決めて石井は執念のG1初勝利を飾った。
 
 
▼第6試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦
〇石井智宏 vs 鷹木信悟✖
(1勝3敗=2点) (1勝3敗=2点)
26分01秒  垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
 
 
石井と鷹木は試合後も殴り合いをやめない
 
<バックステージ>

石井「(ダメージが深いのか、一度階段の途中で止まって呼吸を整える。そして足を引きずりつつも降りてきて)3連敗? それがどうした。それと鷹木、そんなもんな激烈でもなんでもねえんだ。戦う上でこれが当たり前なんだ。てめえとはよ、1回勝った負けたの次元の話じゃねえんだ。わかったか」

鷹木「(バックステージに来るなり倒れ込みあぐらをかいて)クソッ! 強烈、猛烈、いやホント激烈だよ。石井のオッサン、半端ねえな、相変わらず。チクショウ! せっかくオスプレイに勝ったのによ、また振り出しだ。だがよぉ! これで終わりじゃねえ! 言ったろ? 『G1』始まる前に『俺が忘れられねえ秋にしてやる』って。男に二言はねえよ」

(写真提供:新日本プロレス)
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