【新日本】<10.14横浜武道館>BブロックはSANADAが棚橋から勝利し、内藤・EVILの3強が出揃う『G1 CLIMAX30』試合結果・バックステージコメント全文掲載

10月14日(水) 、新日本プロレスはG1 CLIMAX30 Bブロック公式戦5試合を含め全6試合を神奈川・横浜武道館 で開催。

メインではSANADAが棚橋弘至から勝利し10点を獲得、内藤哲也(12点)、EVIL(12点)に僅差で追いついた。

これで3選手の決勝進出条件が確定した。

<決勝進出の条件>

◎EVILの場合

10.17両国大会の公式戦でEVILがSANADAに勝利した場合はEVILの決勝進出が確定。

◎内藤の場合

現在IWGP2冠王の内藤哲也は直接対決でSANADAとEVILに敗戦しているので、10.17両国大会でEVILがSANADAに敗戦し、自身はKENTA戦で勝利する事が条件となる。

◎SANADAの場合

SANADAの決勝進出の条件は、10.17両国大会で内藤がKENTAに敗戦し、自身はEVIL戦で勝利する事が絶対条件となる。

 

G1 CLIMAX 30
日時:2020年10月14日(水) 16:30開場 18:30開始
会場:神奈川・横浜武道館
観衆:1,498人

【試合結果】

各試合結果、バックステージコメントを掲載。

■第1試合■

▶第1試合 15分1本勝負
〇辻 陽太 vs ×上村 優也
7分56秒  逆エビ固め

<バックステージコメント>

辻「今日で、上村との『G1』シリーズ、発表されてるカードだけでは、今日が最後だ。俺は、いつもお前より一歩上のステージ、そう言い続けてきた。ただ、今回のシリーズの結果を見てると、そんなことはない。俺はまだ、お前とおんなじところにいる。まあ、それが結果だ。ただ、いつも言ってるように、それでこそ、お前は俺の同期だ。これから先、どれだけシングル(マッチ)が組まれるかわからないけど、もっと2人で高め合って、新日本を盛り上げていこうぜ」

上村「(※上半身を折り、腰を押さえながら。『クソッ』と小さくつぶやいたあと)最後のボストン(クラブ)で、もう、俺の腰が折れるかと思いました。今日は負けましたけど、どんな強いチャンピオンだって、負ける日はあるんで。この1敗でくじけず、また明日から、何回でも立ち上がって、勝利に、僕の夢に向かって、また走り出したいと思います。今日でこのシリーズ、辻さんとやるのは最後かもしれないですけど、まあ将来、いつになるかわからないですけど、この『G1』で、第1試合じゃなくてメインイベントで、彼と闘いたいと思います。とりあえず……ありがとうございました」

■第2試合■

▼第2試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦
×YOSHI-HASHI(1勝7敗=2点) vs 〇KENTA(4勝4敗=8点)
17分39秒  GAME OVER

<バックステージコメント>

KENTA「(※ビデオカメラの背後から忍び寄って、レンズを手で隠して)お~れだ! なんちゃって。(※笑顔でカメラの前に顔を出して)また今日も来てくれたんだ。ありがとう。すぐ後ろ姿でわかった。だって、おにぎり持ってないもん。すぐわかった。やっぱり君が、勝った時に君がいるとホッとする。わあ、でもなんか今日は、君の前でなんか……見苦しいとこ見せちゃったな。ちょっと熱くなっちゃった。だって、だって俺……ちょっと座ろ。落ち着かせよ(※と言って3、4度、深呼吸をする。そしてフロアに直接座り)。ほんとは、君の前でこんな、仕事の話、持ち込みたくなかったんだけど。今日、俺、棒さんとの試合、すごい楽しみにしてたから。なんかでも正直、残念ていうか、棒さんとやれると思ってずっとこの『G1』中、楽しみにしてたのに、出てきた変ななんか、大きな付き人が出てきて。しかも付き人、なかなかやるじゃねえか、あいつ! ふざけやがってよ。……でも、でも、君がいてくれたおかげで勝てた。絶対。絶対。マジであいつだったらヤバいよ。あの太ったヤツだったらヤバかった、マジで。ちょっと気になることが最近起きてさ。こないだ家に帰ったんだよ。そしたら玄関の前に、(家に)入られた形跡はないんだけど、玄関の前に、いっぱい、大量の米粒が落ちてたんだよ。あいつじゃねえの、マジで? ウチ来たな、あいつ。(自宅を)突き止めよった、ついに。マジ、怖えんだけど。マジ、ヤベエだろ、あいつ? 防犯カメラ、設置しないと……。次は(内藤)テツヤか。久しぶりだなあ、テツヤ。なあ、元気でやっとんのか、お前は? 絶対に落とせないから。マジこんだけ、『G1』一生懸命やってきて、最後太ったヤツは、マジそれヤバイからね。頼むよ、絶対。ねえ、国技館は来てくれる? (※カメラがうなずく動きをみて笑顔で)よかった! あいつ、ストーカーし始めてる。気をつけないと。(※片ヒザを着いてうつむき加減で)まあ結局、俺が何を言いたいかっていうと……“棒のタオルって俺、本人より俺の方がPR、宣伝してんじゃないの!?”ってこと!」

YOSHI-HASHI「(※右腕を押さえながら)最後、まあ負けちまったものはしょうがねえよ。ただ、棒とか、スタッフとかいろいろ、まあ俺とかイジるのはいいけど、でも、俺らがやってるのはリングの上だから。リングの上で、オイ、示せよ。そうじゃないの? とりあえず、この借りは、あいつに、これから先、必ず返してやるからな。覚えとけ。それから(『G1』公式)最終戦、矢野さん。俺はちょっと前から、もう決勝いけないかもしんないけど、でも一つでも勝ちあげるって言ったのは、それだけは揺るぎないから。まあ、たとえ同じCHAOSだろうと俺は、必ず最後、勝ちを収めてこの『G1 CLIMAX』、終わってやるからな」

■第3試合■

▼第3試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦
×ジュース・ロビンソン(3勝5敗=6点) vs 〇ザック・セイバーJr.(5勝3敗=10点)
14分30秒  ヨーロピアンクラッチ

<バックステージコメント>

ザック「(※コメントスペースにたどり着くなり座り込む)ジュースはふざけた格好をしてるけど、力はとても強い。腎臓が破壊されるかと思ったよ。ファンや記者はバカだからジュースの本当の強さに気づいてないだろうが、あいつはニュージャパンの選手の中でもかなり強い野郎だ。もちろん最後は、テクニックで俺が上回ったけどな。テクニックこそが“聖帝”タイチが俺にくれた最大のギフトだ。これで俺は何ポイントだ? (日本語で)イマ、ナンポイント? 10ポイント? あのバカ野郎の内藤は何ポイントなんだ? あいつも10点か? まだ俺に決勝戦進出の望みは残ってるのか? まあそれは、今日の全試合が終わってから明らかになるだろう。ほかに生き残ってるのは誰だ? ナイトー、EVIL……俺はどうだ? 内藤が負けることを祈るしかないのか? まあ、どうなるかわからないが。Bブロックのレスラー全員が食中毒にかかって欠場になってくれれば、俺が決勝戦に進出できるのにな。(※立ち上がりながら)もう望みがないなら、ほかのヤツの邪魔をしてやる。俺の公式戦最後の相手は誰だったかな? ン、タナハシか……(※笑みを浮かべて、控室に向かいながら)これは面白くなりそうだ」

※ジュースはノーコメント

■第4試合■

▼第4試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦
×矢野 通(3勝5敗=6点) vs 〇内藤 哲也(6勝2敗=12点)
8分04秒  ジャックナイフ式エビ固め

<バックステージコメント>

内藤「(※インターコンチネンタル、ヘビー級の順にIWGPのベルト2本をフロアに並べ、片ヒザを着いて)全勝優勝を目標に挙げていたんだ、『G1 CLIMAX』。2敗してしまったけど、最終リーグ戦が行われる(10.17)両国大会に、優勝決定戦進出の可能性を残した。まあ今日の、セミ、メインの結果にもよるけどね。高いモチベーションを保ちながら、両国大会に乗り込めますよ。その両国大会の対戦相手は……KENTA選手。俺がちょっと心配してた、ブランク的なものはあんまり感じないですね。動きを見てて。それに彼は、アメリカでの『NES JAPAN CUP』でも優勝したわけでしょ。最終リーグ戦の対戦相手として、申し分ない相手だよ。でもさ、でも、普通にやったら、俺、勝っちゃうよ。2月の大阪城(ホール)と、同じような結果になってしまうよ。あの時と違うKENTA選手が、両国大会、俺の目の前に立ってくれていることを、願いますよ。じゃないと、皆様の予想通りの結果になっちまうぜ。じゃあ、次は、Bブロック最終リーグ戦が行われる土曜日に、両国国技館でまたお会いしましょう。Adios」

矢野「(※コメントスペース内を右へ左へ行ったり来たりしながら)痛い痛い痛い痛い痛い! ああ、イライラするし、イライラするし、イライラするし! ああ、イライライライライライライライラ……イライラする! イライラするうーーー! イライラする!」

■第5試合■

▼第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦
×後藤 洋央紀(4勝4敗=8点) vs 〇“キング・オブ・ダークネス”EVIL(6勝2敗=12点)
15分33秒  EVIL→片エビ固め

<バックステージコメント>

EVIL「オイ、見たか、オイ。これが正義だ。これがほんもんだよ。これが頂点だよ。オイ、見たか。次は……SANADAか。また、返り討ちにしてやるよ。それとジェイ。じゃあ、もうマインドゲームは終わりにしてやるよ。どうやら、闘わねえと、わからないみてえだな。近いうちに、あるかもな……。(※すぐ横でずっとダメージから頭を押さえていた東郷に向かって)行くぞ(※と声を掛けて、2人で控室に消えていく)」

※後藤はノーコメント

■第6試合■

▼第6試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦
×棚橋 弘至(3勝5敗=6点) vs 〇SANADA(5勝3敗=10点)
28分25秒  ラウンディングボディプレス→体固め

▼試合後のSANADAのマイクアピール
「新日本プロレス、初めての横浜武道館、記念すべき日なので、あれやりますか?開幕から3連敗して、そして今日勝って、5連勝して、次は両国でEVIL戦。結果はもちろん、内容で俺が勝ってやるよ。そして、この光景はこんな状況にも関わらず、皆さんがここに来てくれた感謝です。間違えた。ギフトです。おい、横浜!シー・ユー・ネクスト・タイム!」

 

<バックステージコメント>

棚橋「(※コメントスペースにたどり着くと、力尽きたように大の字になる。『はあ、はあ……』と大きく息を切らせて、しばらく無言。そして……)はあ……『G1』公式戦で、何回、この立ち直れない姿を、はあ……見せてきたか。(公式リーグ戦)最終戦待たずにして、予選通過ができない。はあ……この結果、この現状は、受け止めないといけないし、これが今の新日本プロレスです、っていう現実を叩きつけられて、打ちのめされます。(※上半身を起こし、体育座りになって)ただ……俺じゃなくてね、相手が素晴らしいっていう言い方もできるよ。内藤、飯伏、オカダ……オカダはちょっと違うか、SANADA、EVIL……。俺は、個人的に、SANADAが一番スゲエと思ってるよ。俺が高校生で、プロレスファンで、棚橋vsSANADAを見てたら、きっとSANADAを応援してたんじゃないかな。ちょっと、ひね曲がったプロレスファンだったから(苦笑)。ただほんとに、これが現実。明日から、明日から、来年の『G1』に向けてスタート切ります。(※立ち上がって)いや、今からか。Right Nowだ。Right Now!(※と言い残して控室へ)」

※SANADAはノーコメント

<写真提供:新日本プロレス>

 

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