【アイスリボン】10.17 「アイスリボン1075」試合レポート 前哨戦を世羅&妹加が制す!真白がガチャ王アピール!バニーが雪妃に「今度は組みたい」と一句

「アイスリボン1075」
2020年10月17日(土)アイスリボン道場
14時00分開始/13時35分開場
観衆:50人(満員)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○つくし(7分07秒 片エビ固め)Yappy×
※ダイビングフットスタンプ

ウエイトでは圧倒的に有利なYappyが序盤で早くもコーナーにつくしを詰めてのヒッププッシュを仕掛ける。つくしもYappyにコーナーでのヒッププッシュを決めるが、Yappyに「お尻が小さい!」と指摘されてしまう。今度はつくしがYappyの手の甲にフットスタンプを仕掛けるが、これを寸前にかわしたYappyが、逆につくしの手の甲にヒップドロップを決める。Yappyにペースを持っていかれたつくしは、ドロップキックをヒットさせると、Yappyの手のひらにフットスタンプを決める。これで勢いに乗るかと思われたが、Yappyも粘る。ヒップドロップ、ギロチンドロップ、ラリアットと、つくしを潰しにいく。しかし、Yappyに対し「つっか!」「中島!」と叫びながら反撃に出たつくしが、終盤、スピーディな試合運びでYappyを圧倒。エビ固めの応酬から飛び込みエルボー、そしてダイビングフットスタンプを決め、逆転勝利を奪った。
試合後、Yappyは「私がデビューしてからの初シングルがつくしさんでした。そろそろ、つくしさんのこと倒します。でもつくしさん、Yappyの技を真似しないで。お尻が小さすぎるから。もっと大きくなったらやってください。今はまだです。もっと食べてください。」と語り、つくし「今日はYappyちゃんのことを、つっかさん、中島さんだと思って試合をしました。つっかさんが自分に対しての態度が冷たくなったのって、誰のせいかなって考える時に、中島さんだと思うんですよ。ホントに、つくしのつっかさんを取らないで欲しいですし、嫉妬ですね、これは。だから中島安里紗をボコボコにしたいと思いますし、明日の大阪はいぶと組んでのダブル前哨戦。頑張りたいと思います。」と語った。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○雪妃真矢(7分32秒 エビ固め)バニー及川×
※雪の結晶

REBEL&ENEMY軍の雪妃とバニーのシングル戦。序盤からグランドで先制攻撃に出た雪妃だが、バニーもアキレス腱固めで切り返すと、キャメルクラッチの態勢に持ち込み、雪妃の両腕を伸ばすと指先を上に向けて「雪うさぎ~!」と決めるなど、反撃に出る。さらに雪妃の蹴るをかわしてのソバット、クロスボディ、ドロップキックの連打、そしてコーナーからのダイビングボディアタックと、健闘をみせたバニー。しかし、雪妃もあせることなく、蹴り足をキャッチしてのキャプチュード、サソリ固め、バニーの足をすくい上げてダウンさせてのスライディングニーを決めると、最後はブレーンバスター、雪の結晶できっちりとカウント3を奪った。

試合後、バニーは「ユキさんとのシングルは3回目だったんですけど、自分はアイスリボンに入るまで、アイスリボンを観たことなかったんですね。初めてアイスリボンを観たのは、ユキさんが歌のテレビに出た時だったんですけども、それで、アイスリボン=雪妃真矢っていうイメージを自分は持ってました。デビュー戦の相手でもあるんですけども、ユキさんのイメージはキレイで美しい、ソツがない。そして強い。このイメージが自分の中では強くて、そういう風に思われる人になりたいなって思ったりはしてるんですけど、同じ種類の人間ではないので難しいとは思うんですけど、ただ、○○と言えばバニー及川、そういう風に思われるようには、もっと頑張ってなりたいと思います。ここで一句詠みたいと思います。“心強い 今度は組みたい 雪うさぎ”」と語った。

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
鈴季すず&○星いぶき(12分26秒 ギブアップ)藤本つかさ&真白優希×
※逆エビ固め

10月14日P’s Partyで復帰した真白が道場マッチでの復帰戦に臨んだ。藤本の入場曲で花道から現れた真白はいきなりマイクを手にすると、「自分の曲で入場したい!」と言い出し、驚く藤本を引っ張って花道を戻ると、自身の入場曲に乗って笑顔で入場。さらにその手にはハンドメイドの『ガチャ王』のチャンピオンベルトが。アイスリボンの試合会場で販売されているアイスリボンガチャガチャの缶バッチは真白が作成しており、その完成度を自画自賛(!?)してのチャンピオンということだが、もちろんこれは非公認。ベルトをちらつかせてすずを挑発するも、すずはその『ガチャ王』ベルトを蹴飛ばし、大ブーイングを浴びる。いぶきとのタッチワークで真白に集中攻撃に出る。やられまくる真白をフォローしながら、応戦していく藤本は、いぶきに対して、ハム子ムーブを仕掛けるが、ハム子が腕のサポーターを外して投げるムーブを真似た際に、腕のコスチュームパーツが天井の照明機材に引っかかるというハプニングをやらかしてしまう。これでペースを乱し、最後は真白がいぶきに捕まり、エルボーからの逆エビ固めにギブアップ負けを喫した。

試合後、リング上にガチャガチャを持ち込んだ真白はすずといぶきに「タダでガチャガチャやっていい」とコインを渡す。しかし、出てきたカプセルに入っていたのは『ガチャ王のベルトに挑戦できる券』!「こんなのいらない!」とその場で破いて捨てるすずといぶき。それでも真白は最後の最後まで『ガチャ王』ベルトをアピールしまくった。

試合後、真白は「『ガチャ王』になりました。真白優希で~す。イェ~イ!今日も負けてしまいました。でも、私もそろそろ初勝利がしたいので頑張ります。イェイ!」と語り、藤本は「真白優希には勝敗を越えたものを感じますね。真白に釣られて私もハム子さんの真似でアームカバーを外したら、まさかの(照明を指さして)あそこに引っかかって、真白ワールドに引っ張られてしまった。真白のせいにしておきます。試合中あんなに笑ったのは初めてかもしれませんね。初勝利したい?私も初勝利見たいよ。真白が勝ったら泣いちゃう。頑張って!今日は4人が4人とも存在感があっていいなと思いました。明日の大阪は久々の2008年組ということで、アイスリボン一番の古株の2人ですが、まだまだいぶきにハム子さんを越えさせないし、つくしはね…なんだろうな~。なんかズレてんだよな。そこじゃないんだよって言うのを明日試合で私が見せたいと思います。」と語った。

またすずは「ブーイングって気持ち良いですね。なぜ真白が自分にガチャをアピールしてくるかといいますと、先日ピースパに来てくれたお客さんは分かると思いますが、そこでシングルマッチをしまして、ガチャ王のベルトを賭けろと言われ、賭けなかったんですけども、試合は真白が負けて、負けちまったから仕方なくガチャガチャを無料で引かせてやるよって言い出しまして、引いたんですけど、何も出て来ず、自分は何が出てくるのか気になって仕方なくて、夜しか寝れないくらい気になって、今日タッグマッチで当たって、何が出てくるかと思いきや、ガチャ王のベルトに挑戦出来る券…いるかそんなもん!要りません。このベルトも要りません。次試合をする時は、このベルトをボロボロにしてやるよ。そして、明日は大阪。梅咲遥と前哨戦。キャリアが近いのもあって、向こうは意識してるかもしれないですけど、アイスリボンのチャンピオンの鈴季すずが一番強いんだっていうのをしっかりと見せつけたいと思います。」と語り、いぶきは「今日久しぶりにすずと組んで、ピンクの衣装の時に組んだ以来だったので、タッグ勘がズレたと思ったので、これからまた組んだ時は、タッグ勘を増やせていけたらいいなと思います。そしてつっかさん。ハム子さんの真似してるからああいうことになるんです。飛ばすところを考えて投げて下さいね、つっかさん。あとで頑張って1人で取ってください。後楽園ホールでハム子さんと対戦するんですけど、明日の大阪で母を越えてホールでもその上を越えていきたいので、明日はつくしさんとの『Spring Meteor』で勝利したいと思います。ハム子さんの秘密を2つ言います。家ではハム子さんはTwitterをいじってる。自分が学校の話とか出来ないから辞めて欲しいのと、そして、家で寝てて自分が話しかけようとするとまた携帯をいじり始める。携帯ババアをぶっ潰したいと思うので、皆さん楽しみにしててください。」と大阪リボンでの前哨戦に向けて語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
×宮城もち&松屋うの(16分05秒 エビ固め)世羅りさ&尾崎妹加○
※フライング・ボディシザース・ドロップ

10月17日大阪リボンでFantastICE王座戦を行う世羅vsうのと、10月31日後楽園大会でリボンタッグ王座戦を行うもちvs妹加のダブル前哨戦がこの日のメイン。試合は世羅vsうのでスタート。ロックアップから腕の取り合いと、静かな攻防で共にパートナーに交代する。一転して向かい合ったもちと妹加はお互いの髪を掴み合い、感情むき出しで対すると、激しい張り手合戦を展開するなど、闘志全開。妹加が世羅と交代し、世羅vsもち、そして2度目の世羅vsうのへ。入ると同時にドロップキックを決めたうのは、コーナーでの腕十字を決めると、胴着の帯をほどき、世羅の腕に巻きつけての腕折り、さらに首絞めとラフ攻撃に出る。世羅に帯を奪われ逆にチョーク攻撃を浴びたうのだが、世羅の蹴り足をキャッチしての裏アキレス腱固めに出るが、上体を反転して切り返した世羅はゆりかもめで揺さぶる。さらにうののコブラツイストも羅紗鋏に切り返した世羅。うのの仕掛けをすべて跳ね返してみせた。ここで試合は妹加vsうのから再びもちvs妹加へ。もちがリバーススプラッシュからアルゼンチン・バックブリーカーを妹加に仕掛ければ、妹加も世羅との連係から、もちにアルゼンチン・バックブリーカー、アルゼンチン・バスターを決める。起き上がったもちがカウンターのもっちりバディシザースへ。しかし、これをキックアウトした妹加が同じルー・テーズ・プレスを決め、そのままきっちり固めてカウント3を奪取した。


試合後、妹加はマイクを手にすると「フランクシスターズでピーピーピーピーいちゃもんつけてくんのお前だけじゃねーか!先週も、直接ではないけど自分が勝ちました。1人でずーっとピーピー言ってるから疲れちゃったんですか?そんなんで後楽園ホール大丈夫ですか?自分は山下さんとそのベルト獲る気しかないんで、まあ本番まで楽しみにしとけよ!」ともちを挑発し、リングを降りた。

一方のもちは座談会で「もしかしたら、尾崎妹加が対角になってから尾崎妹加に何か言うのは初めてだと思います。おい、妹加!聞いてんだろ!ピーピー言って何が悪い!ピーピー言う人、私しかいないんだよ!フランクシスターズは。くるみやあかねにも何か言って欲しいけど、あの人たち言い意味で落ち着いてるから。あんな感じだけど、試合で見せるのは間違いないクオリティだと思ってます。妹加と前哨戦何回か当たってるにつれて、私の期待値は全然超えてこないんですけど、意識的なものが変わってるなっていうのは凄く感じます。でも、そんな今でさえも私は明日対角にいる山下りなの方が楽しみでしょうがない。だから、今の時点ではホールももちろん、山下りなが対角にいることが嬉しくてしょうがない状態。明日も来週も今後もずっと赤っ恥かかせてやろうと思います。今日負けたんですけど、赤っ恥はかかせられる技量があると思うので。皆さんお楽しみに。」と語った。

そして大阪リボンのメインでのFantastICE王座戦に向けて、うのは「世羅さん、世羅さんを挑発すると面白いですね。今日はまんまと返り討ちに遭ってしまいましたけど、でも、明日はもっともっと世羅さんがワクワクするようなものを持ち込みますので期待しててください。そして、足狙わないと思ってましたか?足でもどこでも狙いますよ。どこでも極めればギブアップ獲れますからね。明日自分が持ち込むものと自分の関節技を合わせればベルト獲れちゃうかも。気を付けてくださいね。」と語り、世羅は「気を付けてくださいねって、お母さんか!なんやその言い方。いや~、あの~、そうだよね。ダブルニーを使わないって宣言して、=足攻めないじゃないよね。それは確かにバカだな~って思っちゃった、自分のこと。オンリーギブアップと言ってから、どうやったらギブアップ獲れるんだろうっていうのはずっと考えていて、でも、今日なんとなく分かった気がする。うのが、今日は反則だけど、凶器になるもの出してくれて、ああこういう攻め方なのね、みたいなのが今日分かったので、明日、申し訳ないけど私が防衛しますよ。うのが勝つと思う人!(客席から1人だけ拍手)1人だぞ、1人。今日の試合観てうのが勝つと想った人、1人だぞ。いいの?こんなんで。そんな状態で私を倒せるもの持ってくるって、それ相当のものを持って来ないと私は倒せないと思いますので、明日、楽しみにしております。そして、一言だけ言わせてください。今日生きてここに来れてよかった~!っていうのが本当に個人的な感想です。生きてみんなに会えてよかった。生きて皆さんに会えてよかったと思うので、明日の大阪、生きて会いましょう!」と語った。

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