【アイスリボン】11.28 蕨 「アイスリボン1083」全試合結果 FantastICE前哨戦で真白が世羅にOTRで勝ったと思うも通常ルールで獅子舞ポテトが初勝利

「アイスリボン1083」
2020年11月28日(土)アイスリボン道場
14時00分開始/13時35分開場
観衆:50人(満員札止め)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○鈴季すず(7分55秒 グラン・マエストロ・デ・テキーラ)トトロさつき×


11月25日P’sPartyに参戦したAKARI(Pure-J)が、コロナウイルス陽性と診断されたことで、当日、AKARI選手がらみのタッグマッチに出場したつくし、Yappy、花穂ノ利(SEAdLINNNG)、そして石黒レフェリーが急遽、今大会と翌日のSKIPシティ大会を欠場することとなり、当初、発表されていたこの日の対戦カードが変更リリース。各試合のレフェリーも出場選手が担当した(=第1試合が世羅、第2試合がすず、第3試合がもち)。そして変更になった第1試合がすずとトトロのシングル戦。トトロにとってはICE×∞王者とのシングル戦は大きなチャンスでもある。気合十分のトトロはすずのヘッドロックを切り返し、マットに叩きつけると、ボディプレスを狙うが、これをかわしたすずは「ダブル~!」と宣言するとレフェリーの世羅を強引に巻き込んでのダブルニーでのダブル攻撃を決め、続けてトトロにキャメルクラッチを決めながら、トトロの目を開き「眼力~!」とアピールすると、再び世羅を呼び込み百火涼乱で眼力ポーズを決める。さらにロープ際にトトロを転がし、トトロの背中に乗っかって踏みつけるが、さすがにこれをやられてはトトロも黙っていない。すずを乗せたまま起き上がったトトロは、すずの上に乗っかっての人間椅子攻撃からお返しのロープ際での踏みつけ。すずもコーナータックル、スピア、エプロンでの助走付きの蹴り、カニカニクラッチと攻め込むが、トトロもカウンターのクロスボディからカミカゼを決める。ここが勝負と判断したトトロは動くこと雷霆の如しを狙って、すずを抱え上げようとするが、これを逃れたすずはグラン・マエストロ・デ・テキーラで、トトロからカウント3を奪った。

試合後、トトロは「今日、急遽カードが変わったんですけど、こういう風に選手でレフリーを回したりとかアイスリボンのこういう臨機応変なところが私は大好きです。そして明日は、くるみさんと組んで山下りな、尾��妹加、Rebel&Enemy。Rebel&Enemyは全員ぶっ倒したいんですけど、特にあの2人は本当にぶっ潰したいんですわ。だから明日、私が勝ちます。そして、すず!今日負けたけど、絶対次勝つからな!」と語り、すずは「今日はしっかりと勝てたので気分がいいです。そして明日、自分の対戦カードが変わりまして、鈴季すず、石川奈青対チェリー、本間多恵になりました。対角にあの本間多恵がいるということなので、より一層ウキウキしております。つくしさんみたいに(本間の)手を踏みつけてやろうと思います。」と語った。

◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
○宮城もち(13分21秒 エビ固め)尾崎妹加×
※メタボリックサンド
※もう1人は藤本つかさ


翌日のSKIPシティ大会でラム会長のトライアングルリボン王座に挑むもちと藤本の前哨戦にプラスし、リボンタッグ王者のもちと次期挑戦者である妹加との前哨戦にもなっているトライアングル戦が第2試合。開始直後は3人での力比べ、バックの取り合いとなるが、すぐに妹加が藤本を場外に落とし、もちにタイマン勝負を要求。自らエプロンに出ようとしたり、妹加の挑発に対して応えようとしないもちだったが、妹加はもちを強引にコーナーに追い込むとストンピングを連打。さらにもちに攻撃を仕掛けようとする妹加だが、場外から妹加の足を引っ張った藤本がリングイン。妹加に串刺しドロップキックを放ち、さらに足4の字を決めて、もちと2人で妹加を攻撃する。しかし、妹加は2人を連続タックルで吹っ飛ばし、2人まとめてセントーンに決め、再び藤本を場外に蹴散らして、もちをベアハッグに取る。藤本がリングに戻り、試合は三すくみの攻防となっていくが、最後は妹加、藤本に続けてもっちりバディシザースを決めたもちが、妹加を藤本の上にメタボリックサンドで叩きつけ、直後に妹加を丸め込んでフォール勝ちをモノにした。

試合後、藤本は「昨日、タッグベルトを失いました。めちゃくちゃ悔しかったです。うん、悔しかった。後楽園ホール大会ではオーバー・ザ・トップロープで真白に負けるし、この前も安納サオリにピン獲られるし、挙げ句の果てには諏訪魔という変な男に絡まれるし、最近マジでついてないと思ってます。この悪い流れを打破するためには明日、私が創設したベルト(=トライアングルリボン王座)が必要です。ここで空気を一気に変えて、明日再びチャンピオンになります。」とベルト獲りを宣言。

一方のもちは「つっかさんの変えたい空気は私が変えさせません。だってつっかさんって最近勝ててないんですよ。ベルトも獲られるし、今日なんてトライアングルリボンでもう1人の人でしょ?私、凄い昔なんですけど、つっかさんがトライアングルを創設して負けた時に、勝ちでもなく負けでもなくもう1人の存在である自分だし、みたいなことを言ってたんですよ。ていうことは今日も、凄い悔しいんですよね?じゃあ、明日ももう1人の藤本つかさにして、つっかさんをボロボロにしてあげます。そして私がつっかさんを越えていきたいと思っているので、私に足元掬われないようにしてください。」とラム会長から勝利を奪うことを明言した。

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
世羅りさ&○松屋うの(15分21秒 スクールボーイ)雪妃真矢&真白優希×


翌日のSKIPシティ大会でFantastICE王座戦を行う世羅と真白、同大会でシングル戦を行う雪妃とうののダブル前哨戦がこの日のメイン。久々に獅子舞ポテトを結成した世羅とうのは同時拝み渡りこそ不発に終わったものの、真白に集中攻撃を仕掛け、試合の主導権を奪う。5分過ぎ、ようやく真白が雪妃につなぎ、雪妃が反撃に出るが、うのが関節技で雪妃を追い込み、これを世羅がアシスト。しかし、終盤、雪妃にタッチを要求した真白がうのを抱えて迫る世羅を、逆にコーナーに追い込むと、一気にオーバー・ザ・トップロープで場外に落とした。「勝ったーっ!」と喜ぶ真白だが、この試合は通常ルールであり、OTRルールでの決着はない。しかも試合の権利はうのにあった。すっかり隙だらけとなった真白のバックを取ったうのは、スクールボーイで真白を丸め込み、きっちりカウント3を奪取。これが獅子舞ポテトとしての初勝利になった。

しかし、試合後の真白は「今日は世羅さんと明日の前哨戦でした。うのさんからスリーを獲られたんですが、自分はそこで折れるような人間ではありません。だって自分、オーバー・ザ・トップロープが得意なんですから。そして、藤本つかささんからオーバー・ザ・トップロープで勝った人間なので、スリー獲られて折れるような人間ではありません。だって今日、見ました?世羅さんオーバー・ザ・トップロープで落ちましたよ。私が落としたじゃないですか。見ましたよね?明日、絶対自分が獲れると思ってるんですよ、FantastICE。そうですよね?私、ノリにノリまくってるので。明日、変えてみせます。」と敗戦ショックは一切なし。

そして世羅は「落ちました、自分。オーバー・ザ・トップロープですか?あれ。明日ヤバいってことですよね。勝ったと思った瞬間だったので、そういう足下掬いが得意なんだなって改めて思いました。(真白に向かって)あのね、まだ(ルールの)詳細が未定なんですよ。どうしようかなと思ってまして。オーバー・ザ・トップロープルールは採用じゃないですか。通常ルールに加えてオーバー・ザ・トップロープルールにしますか?(真白が「はい。それで」と即答すると)え?いいの?ヤッター!じゃあ普通に試合…。(真白が「オーバー・ザ・トップロープで!のみで!」と世羅の言葉を遮ると)スリーカウント、ギブアップ、レフェリーストップもないんだな?完全にOTR決着のみのルールってことですか?スリーカウントだけは有り?(真白が「そうですね」と頷くと)いいんかい!スリーカウントとギブアップがあったら、私はもうロープ付近に近寄らないからね。(真白が「そうなっちゃいますね。ちょっと待ってください……じゃあ、OTRルールのみで!」と要求)でしょうね。でしょうね。じゃあ明日はOTRルールのみの試合となりますので、皆さん楽しみにしててください。」と真白の希望を飲み、翌日のタイトルマッチに臨むことになった。

そしてうのは「世羅さん。獅子舞ポテト初勝利だったんですよ~!OTRの後、あれだったんですけど、勝ちは勝ちですからね。やりましたよ~。最後ユキさんにイラっとしちゃったんですけど、それは明日の私の意気込みでもあります。明日はじっくりとユキさんと当たって、いつも自分のケツを叩いてくれる、Rebel&Enemy、変な言い方すると結構お世話になってるんですけど、ケツ叩いてくれるし、山下さんと妹加さんと戦った時も、負けはしたんですけど自分の新しい可能性みたいなものを引き出してくれたユニットでもあるので、明日はそれを思う存分ぶつけたいと思うし、ユキさんと正々堂々戦いたいと思います」と雪妃とのシングル戦への決意を語った。

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