【DDT】UNIVERSAL王者・上野勇希、調印式で挑戦者・坂口征夫に襲撃受けベルト防衛に暗雲!

 2月14日、神奈川・カルッツかわさきで坂口征夫を挑戦者に迎えるDDT UNIVERSAL王者・上野勇希に暗雲が立ち込めた。

 DDTプロレスは8日、都内で記者会見を開き、同王座戦の調印式が行われた。調印書にサインの後、上野は「坂口さんを挑戦者に選んだ理由としては、20年に坂口さんに蹴り飛ばされて絞め落とされまして。21年が始まっているものの、20年を気持ちよく終えるべくこのベルトを懸けて、坂口さんと試合をして苦い思い出を晴らそうと思っていたんです。坂口さんと出会う度に落とされ、『殺す』と言われ、ベルトを取られ写真も撮られやられてきたんですけど。僕は『殺す殺す』と言って来る坂口さんがいるならば、愛とサウナを語って、坂口さんから防衛して21年をもっと楽しくて魅力的な1年にしたいと思います」とコメント。

 坂口は「チャンピオンから指名を受けたとき、正直なめられたもんだなと。それが最初の感想。一番名前を出しちゃいけない人間を、一番挑戦者にしちゃいけない人間を、呼んじゃいけない人間を指名したと後悔させてやろうかなと。この一戦に挑むつもりで前哨戦もやって来たけど、今さら彼が後悔してもしようがないんで。カルッツで悔いなくプロレス人生を終わらせるような、そういう感じのフィニッシュにしたいと思います」と発言。

 さらに、坂口は「指名されたときにチャンピオンベルトを肩にかけて、これが本来の姿って言いましたよね。会場にいたお客さんは無反応でしたよ。これが本来の姿ということに納得してたと思うので。それに対して指名されたことに随分となめられたものだなと。チャンピオンになって自信がついたんだか何だか知らないけど。この間まで俺にやられて『ピーピー』言ってたヤツが人の名前をよく出したなと。それに対してなめられたもんだなと思います」と語った。

 それに対して、上野は「そもそも坂口さんがベルトを掲げている姿は本来の姿なわけないんですよ。なぜならこのベルトに挑戦したこともないですし、ベルトを獲ったこともないので、本来の姿でも何でもないですから。僕は非常に坂口さんのユーモアセンスあふれる、ユーモアな坂口さんをすごいおもしろいなと思っております」と話した。

 そして、坂口は「DDTのビッグマッチでシングル挑戦は5年前のKO-D以来なので、それだけ気合が入ってるというのと、『誰の名前出したんだ』って。それを後悔させるために、試合が終わった後、自分の名前を呼ぶのを後悔するくらいのお灸を据えて、そのままプロレスやめればいいんじゃないですか」と述べた。

 これまで上野はバックステージや前哨戦で、坂口に絞め落とされているが、「(関節技対策は)坂口さんはどこでも襲ってくる恐ろしさはあるんですけど、坂口さんが経験してきているものとか、培ってきてる技術は僕にはないもので。前哨戦でもわかってる通り、何も対応できていないのが現状。同じサウナ好きで筋肉も好きな青木(真也)さんに連絡を取らせていただきまして。坂口さんに対抗すべくというより、自分の身を守るべく、青木さんにどこかでご教授いただけるように。どこまで自分が習得できるかわからないですけど、実現すれば少しでも僕の体を守り、後悔しないためにできるのではないかと思ってます」と坂口対策を練っていることを明かした。

 その後、フォトセッションに移り、坂口がベルトに手をやると、払いのけた上野が「このベルトを持って写真が撮りたいなら、チャレンジャーががんばって、これを僕から引っぺがして2・14に撮るべきじゃないでしょうか。がんばってください!」と言うと、激怒した坂口は上野にボディブローを見舞い、うずくまった上野を足で踏んづけ、ベルトを奪って記念撮影に応じた。

またまた坂口の襲撃を受けた上野は、果たしてベルトを守ることができるのか注目が集まる。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

『KAWASAKI STRONG 2021』
日時:2021年2月14日(日) 開場12:30 開始14:00
会場:神奈川・カルッツかわさき

DDT UNIVERSAL選手権試合
<王者>上野勇希 vs 坂口征夫<挑戦者>
※第4代王者3度目の防衛戦

 

大会詳細はDDT公式サイトにて
https://www.ddtpro.com/schedules/14872

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