【スターダム】林下詩美が赤いベルトを上谷沙弥から防衛!次なる挑戦者はビー・プレストリー!3.3『スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~』
女子プロレス団体・スターダムは3日、東京・日本武道館にて『スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~』を開催した。
第5試合で行われた、クイーンズ・クエストの同門対決となるワールド・オブ・スターダム選手権試合で、王者・林下詩美と上谷沙弥が激突した。
「未来のスターダムの私が皆さんに驚くような結末をお見せします」と約束した上谷と「ワールド・オブ・スターダム挑戦者史上最も甘い挑戦者から圧勝して新時代を作っていきたい」と語る林下の頂上決戦。
自らを「スターダムの未来」から「スターダム」そのものへとしていくために上谷は果敢に空中戦を展開
一方の林下詩美はパワーファイトで王者の意地をみせつける
ハヤブサさんの命日である3月3日にフェニックススプラッシュで勝利を狙うもこれを林下詩美によけられてしまう
上谷は一度は切り返したハイジャックボムだったが、最後は2週回しての林下詩美のハイジャックボムに沈んだ。
第5試合:ワールド・オブ・スターダム選手権試合/30分1本勝負
<王者>〇林下詩美(Queen’s Quest)
VS
<挑戦者>✖上谷沙弥(Queen’s Quest)
15分46秒、ハイジャック・ボム→片エビ固め
※林下詩美は3度目の防衛に成功
詩美「上谷、すごい楽しかった、ありがとう。上谷とはスターダム黄金世代同士、これからも切磋琢磨していきたい。みなさん、お楽しみに。そして、今日防衛を成功して、次の防衛戦は…4月4日、横浜武道館でやりたいです」
試合後、林下詩美の目の前に現れたのは大江戸隊のビー・プレストリー。
ビー「ハイ、ウターミー。そのべルトに挑戦するのは私よ。アナタはとても強い。けど、ちょっとショッパイ。でも、渡辺桃、どこにいる?イチバン、ショッパーイ、モモ!シー・ユー・スーン、バイバーイ、エンジョイ」
詩美「おい、ビー・プレストリー、オマエが何、言いってるのかまったくわからない。けど、この赤いベルト、挑戦したいのはそれだけはわかった。横浜武道館でベルト懸けて、ビー・プレストリー、オマエと勝負してやる。みなさん、11年目も12年目も私が作っていくスターダムの新時代、楽しみにしていてください。ありがとうございました!」
No.1ガイジンが詩美に「ショッパーイ」と4月のビッグマッチでの挑戦表明。横浜武道館で2人による赤いベルト戦が行われる見込みだ。
<バックステージ>
林下詩美コメント
「上谷沙弥からこの赤いベルト、最高峰のベルトを防衛しました。私と上谷が創る新時代のスターダムの試合を皆さん、楽しんでいただけましたか? もちろん最後、ベルトを持って輝いていたのはこのスターダム新時代のリーダー、林下詩美です。これからも11年、12年、15年、20年、スターダムの歴史は続きます。私がスターダムをドンドン輝かせていくので、楽しみにしていてください。
――タイトル戦で闘った上谷は?
「上谷沙弥、ホントに口だけは達者な選手だなと思ってたけど、今日試合をして、私をすごく研究してきたのかなって感じはしましたね。私は気を抜いてたわけじゃないけど、何回もここぞというところで上谷に一杯食わされるところでしたけど。もちろん勝ったのは私なわけで。これからも隣に立って、上谷沙弥という未来のスターダム、スターダムの未来の希望の選手を育てていきたいなと思いました」
――武道館で上谷と闘えてよかった?
「はい。やってみて、武道館という大きな舞台で、このスターダム最高峰のベルトをかけて、私よりもキャリアの浅い上谷沙弥という選手と闘いができたというのはスターダム10周年大会、すごく大きい出来事だったなと思います。上谷とこの舞台、この状況、この時に、この場所で防衛戦ができて、すごく楽しかったです。
――プレッシャーを感じていたと思うが、挑戦者として不足はなかったと?
「もちろん。上谷、スターダム最高峰のベルトをかけて闘うにふさわしい未来のスターダムだと思います」
――武道館を経て、詩美もますます高みを目指す?
「そうですね。この武道館大会で上谷沙弥に勝利して、林下詩美の勢い、存在はますます大きくなりました。これからもスターダムのトップを走り続けたいと思います。ありがとうございました」
上谷沙弥コメント
「赤いベルトの挑戦、未来のスターダムからスターダムになるって言っておきながら、スターダムになることができませんでした。でも、こうやってベルト戦で赤いベルト戦を闘い抜けたことはホントに自分のなかで糧にできると思います。これからもっと自分の武器を磨いていって、未来のスターダムからスターダムになれるようにもっともっと努力していきたいと思います」
――タイトル戦で闘った詩美の強さは?
「自分は、いま自分が持っている技とかすべての力を出し切ったつもりだったんですけど、すべて受けきってもらったうえで、すべて跳ね返されてしまって。まだまだ及ばなかったんですけど、自分はまだまだ負けてないと思います」
――武道館のリングは?
「スターダムでこんなに大きな、お客さんがいっぱい入ったなかでできて、ホントにお客さんの声援がすごく力になりました」
――プレッシャーもあったと思うが?
「やっぱり赤いベルトに挑戦するって言ってから、批判の声がホントに99%ぐらいで…。ホントに押しつぶされそうになったんですけど、自分を信じて、自分を応援してくれる人を信じて、ここまでやり切れたのはホントに良かったと思います」
――いまの自分を出し切れた?
「はい。でもまだまだもっともっと成長できると思うので。もっとレベルアップしていきたいです。ありがとうございました」
(写真提供:©スターダム)