【新日本】デスペラードが石森との激闘を制しV2!ロビー・イーグルスが次期挑戦をアピール<7.10札幌大会・全試合結果>

新日本プロレスは7月10日(土)、映画『ゴジラvsコング』Presents『SUMMER STRUGGLE in SAPPORO』北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ2連戦の初日を開催した。

メインではIWGPジュニアヘビー級選手権が組まれ、王者エル・デスペラードがIWGPジュニアタッグ王座を奪取して勢いに乗る石森太二を迎え、2度目の防衛戦が行われた。

両者スピーディーな試合展開となったが最後はデスペラードがロコ・モノからのピンチェ・ロコ二連発で激しい戦いに終止符を打った。

試合後、ロビー・イーグルスがVTRメッセージで次期挑戦をアピール。

各試合結果、試合後バックステージコメント全文掲載。

映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE in SAPPORO
日時:2021年7月10日(土) 16:30開場 18:00開始
会場:北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
観衆:1,542人

<試合結果>

▼第1試合 20分1本勝負
マスター・ワト 〇
vs
上村 優也 ×
9分09秒  RPP→片エビ固め

ワト「上村とは2回目のシングル。まあ今回急遽、決まっちゃいましたけど。いや、楽しかったです。本当に。前『SUPER Jr.』やった時も楽しかったですし。オレも、上村の身体見るとさ、負けてらんないからさ。いつも“あの身体いいな”、“いや、あれを超えてやろう”って思ってるよ。いやもっと、いい身体になりたいよ、オレだって。上村の身体が悪いわけじゃない。
オレはもっと、いい身体を目指す。そして、もっと上を目指す。それがオレの……オレが今、やらなければならない大事な目標、だからさ。これから上村がどこ行くか、どうなるかわかんねーけど、また、ジュニアで『SUPER Jr.』のリングで、『SUPER Jr.』、マスター・ワトvs上村優也やりたいと思ってるから。
またね、やりあえる、やりあえるようにオレもレベルアップするし、もっと上目指すし、こんなとこで足止め喰らわずに、コロナなんかぶっ飛ばしてこのオレのスピードで吹っ飛ばして頂点、“IWGPジュニア”、そして『SUPER Jr.』で負けた、オレから3カウントを獲ったヤツ、全員、やり返してやろうと思っています。以上です」

上村「毎回、勝つつもりで、絶対に勝ってやると思う気持ちで、試合に望んでますけど、今回、やっぱり凄い悔しいです。新日本でも、海外でもあとは他団体でも、自分と同じ世代の選手がどんどん上に行ってて、自分はなかなか先輩からは勝てずにいるのが凄い悔しいです。
3年間、日本でやってきて3年もやって先輩からは勝てない。でも、この環境は凄い、ボクの為になってるんで。絶対、新日本プロレスで、そしてプロレス界で一番になってやる。ありがとうございました」

 

▼第2試合 30分1本勝負
YOH ×
石井 智宏 
vs
ディック東郷
“キング・オブ・ダークネス”EVIL 〇

11分37秒  Scorpion Deathlock

EVIL「オイ、石井! テメェ、怖くなかったら逃げんなよ。潰されるのが怖くなかったら逃げんなよ。よく覚えとけ! いくぞ!」

東郷「オー!」

石井「ハァハァ……EVIL、なに? 俺が目障りだ? おかしいな。俺の視界のなかにテメェなんか入ってねーんだよ。ってことは、テメェが勝手に意識してるだけだろ。いい迷惑なんだよ、オラ。でも、ただで済むと思うなよ。それからなんだ? サシで潰すだ? そんな振りいらねーんだよ。サシじゃねーだろ? 2人だろ。最初から2人で来いや、やってやるから」

※YOHはノーコメント

 

▼第3試合 30分1本勝負
ロッキー・ロメロ
田口 隆祐 
棚橋 弘至 〇
vs
エル・ファンタズモ
高橋 裕二郎 ×
KENTA
15分00秒  ハイフライフロー→片エビ固め

ロッキー「カントク、調子はどうだ? 大丈夫か? 久しぶりに会えて嬉しいよ。(日本語で)オヒサシブリ」

田口「お久しぶり」

ロッキー「(日本語で)オヒサシブリ今日はよくやってくれた。スゴイ」

田口「ベストコーチは君の方だ」

ロッキー「ありがとな。久しぶりに日本に来れた。タグチ、質問がある。それ(王冠)はなんなんだ?」

田口「アイ・アム・キング」

ロッキー「何のキングだ?」

田口「コーチ界のキングだ」

ロッキー「それは俺のパクリか? 俺はキング・オブ・スニーキー・スタイルだぞ。俺から盗んだのか?」

田口「違うよ、昨日買った。これで私もキングだ」

ロッキー「ならいい。これで2人ともキングだな! ”メガコーチズ”復活だ。次のシーズンの準備はできてるか?狙うは優勝だ。さて、俺たち”キングコーチ”が次に目指すは?」

田口「ジュニアタッグタイトル?」

ロッキー「俺は挑戦したくない」

田口「楽勝だって」

ロッキー「楽勝なわけがないだろ! 相手はファンタズモと石森だぞ! 簡単に取れるわけない。日本語で話してくれていいぞ」

田口「はい、すみません。今日からですよ、伝説ですよ。伝説、何でしたっけ? 簡単な英語ですよね。ハイ、忘れました。でも、」

――レジェンド

ロッキー「LEGEND」

田口「はい、そうです。始まりです、今日から。はじまりです。それからタッグとは別ですけど、KENTA! オイKENTA! 何発、何発ひとのケツ蹴れば気が済むんだ、オイ! 3発までって決まってるだろうがっ!ケツを蹴っていいのは3発までだ!! 4発も5発も6発も7発も8発も9発も10発も蹴って、どうなると思ってる人のケツは。割れるでしょうが〜ケツが! もうちょっと人のケツの事を考えなさい! 今日は、今日のところは耐えられたけど、明日もう耐えられないかもしれないからな」

ロッキー「(日本語で)アシタ、アシタ」

田口「それだけはちゃんと、考えておくように、はい。もうこれ以上蹴られたらギブアップだよ!」

ロッキー「ネバー・ギブアップだ!」

棚橋「ハァ……。帰ってきましたね。10年ぶりに、この“真駒内”に、ね。10年前はメインイベントで“IWGP”の選手権で、対戦相手バーナードで……ああ、そうか。あれから10年か。ハァ、早かったですけど、とても充実してましたし。ハァ、この10年というのは本当にいい事ばかりでしたね、はい。
ただ、ここ2年間、ここ2年間でね、新日本だけじゃなくて、日本全国が、いや、世界がね、大変な状況になってますけれども、やっぱり人間ね、どこかに……どこかからエネルギーを得て、それはもう食べ物とかじゃなくてね。どっかからやる気だったり、モチベーションだったり、そういうエネルギーを得ないと、この状況、前進んで行くのが難しいと思う。
でも、ボク今日、この会場に来て、いろんな事思ったしね、“そうか……10年前はチャンピオンだった”って。そうか……あん時と今、何が違うか。もちろん年齢も違うし、ね、肉体も変わってきてる。ただ、唯一変わらないのは、唯一変わらないのはプロレスを盛り上げたいっていうその気持ち。
だからこれをね、どんだけ苦しくてもプロレスをまた盛り上げるんだっていうね、ところをしっかり忘れずに明日から、また頑張っていきます。あ、あとKENTA。オレが挑発してんだから、勝ってんだから最後のシングルマッチ。どんと構えていなさい。はい」

ファンタズモ「ジーザス! “IWGPジュニアタッグ”のベルトは、BULLET CLUBイチかわいい俺たち2人が守る。なんだこのクソみたいなTシャツは? こんなん買う奴がいるのか? こんなんよりファンタズモの”SLUMMER”…いや、”SUMMER SLIME”Tシャツを買えよ。噛んじまった。俺のTシャツの方が何倍もイケてるだろ?(田口の)このTシャツなんか着たらバカみたいに見えるぞ。じゃ、俺は水分補給して、(タイトルマッチに向けて)パートナーの戦略を手伝ってやるか。今夜ボーンダディがジュニア2冠王に君臨する」

KENTA「(落ちていた田口のTシャツを踏みつけ、何度か床に叩きつけ)Tシャツ相手にこんな熱くなるヤツ見たことある? ちょ、マジで、ふざけんなマジで。棚橋、マジで、ふざけんなマジで。何アイツ。アイツの何か、どっかの、スポーツ新聞だかなんだかの記事見た? 見てないだろ。見とけよ!!
アイツ、何か次のステップに行くための何かこう……寄り道的な感じですっごいオレの事を軽く、すっごいオレの事を軽く扱ってんの! ええ? そんなん許さんよ。最低の男だな、ね。女のことああやって軽く、軽く扱っちゃって……いや、オレ女じゃねえけど、ね。女にもそういう事するタイプだよアレ。軽〜く。なにそれ。ふざけんなよマジで。おまえ、まえオレ、覚えていて欲しいけど、まえ、オレおまえに勝ってるから。
わかる? ねえ。ほんで? オレ黙ってる、こんな小さいことは言っちゃいけないと思って別にもう触れないできたけど、ねえ。オレ(IWGP USヘビー選手件挑戦権利証の)カバン弁償してもらってないから。ええ? こんなこと今更になって言ったら何かオレが凄いしつこい男で何かアレみたいな感じになっちゃうけど、何かなってるかもしんないけど、許せないから。弁償してもらってないから。いや、終わったらいいの?
オレがもうアレう〜ん使って挑戦して負けたからもう終わり? いや、違うから。消せない過去ってあるから。わかる? わかる? わかる? わかんねーだろおまえ! マジで、どんどん行くからマジで。ぶっ潰すよ棚橋! 弁償しろおまえ、マジで。ふざけんなよ。ま、結局。久しぶりだなこれな。まあ結局オレが何が言いたいかっていうと、結局コロナ禍が始まってもう何か1年、2年近く経ってるけど、何も変わらない今のこの状況って何? ってこと。早く、普通の生活に戻りたいって……」

※裕二郎はノーコメント

 

▼第4試合 30分1本勝負
SHO ×
オカダ・カズチカ 
vs
グレート-O-カーン
ジェフ・コブ 〇
11分41秒  ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め

オカダ「オイ、ジェフ! 誰をヤングボーイ扱いてしんだよ、コノヤロー! レインメーカーだぞ、オカダ・カズチカだぞ。レインメーカー? ヤングボーイって言うのかな、英語で発音すると。いや、俺はそうとも思わないけどね。ヤングボーイ扱い、わかってねーな。オーカーンも倒してるし、オスプレイも今年東京ドームで倒してるし、わかるだろ? 誰もエンパイアのなかで俺のことをヤングボーイできることはな、誰一人できねーんだよ。まあ、明日も同じようなカードがあるんで、しっかりとわからせてやるよ」

コブ「一体ジェフ・コブはどこにいたんだ? 最後にお前たちが俺を見たのはいつだったか?DOMINONだったか?そうだ、俺は(大阪で)イブシに負けたが、少しも自分を恥じてはいない。俺は逃げてない。少し休んでこれからのことを考えていた。
しっかり休んだ分前より集中力を増して戻ってこれた。 このSUMMER STRUGGLEシリーズのスポンサーは『ゴジラvsコング』か……。コブ&オーカーンはUNITED EMPIREのためにこれからも支配し続けるぞ。俺はゴジラかコング、どっちがしっくりくるかな?
今日はツアー・オブ・ジ・アイランドでSHOを初めてハワイ送りにしてやった。きっと楽しんでくれたことだろう。オカダ、俺の邪魔をするな。お前のニックネームはレインメーカーだったな。日本は今梅雨真っ盛りだが、雨はいずれ上がる。

オーカーン「いや~、バカンス終わりの侵略。いや、こんな未開の土地じゃ、開拓というのかな。絶好調、余とコブが結託すれ、新日本の支配などたやすいんだよ。このシリーズはそれをみせつけてやる」

➡次ページ(セミ・メイン)へ続く

<写真提供:新日本プロレス>

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