【アイスリボン】8.7「アイスリボン1138」つっか「2冠のまま(大会を)終えて伝説の女になります。」あかね「ICEとガチャ王に2冠になります!」

「アイスリボン1138」
2021年8月7日(土)アイスリボン道場
14時00分開始/13時35分開場
観衆:42人

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
宮城もち&×咲蘭(11分23秒 ギブアップ)春輝つくし&鈴季すず○
※逆エビ固め

8月9日横浜武道館大会直前の道場マッチ第1試合は咲蘭にとってデビュー後、初のタッグマッチ。武道館大会ではオープニングマッチで6人タッグに出場する咲蘭だけに、タッグマッチならではの動きを経験できる貴重な一戦でもある。試合前、つくしとすずから「泣け~泣け~。」と挑発を受けた咲蘭だが「うるせえ!」と言い返し、気持ちの強さを見せた。つくしとすずの痛ぶりにも耐え、コーナー2段目からの飛びつき回転エビ固め、つくし、すず、2人まとめておんぶスリーパーに決めるなど、好ファイトを展開。咲蘭の頑張りにもちも要所要所でベテランらしいフォローをみせ、タッグチームとしてつくし、すず相手に互角の攻防へ。最後はすずがボディスラムからの逆エビ固めで咲蘭からギブアップを奪ったが、初タッグマッチとは思えない咲蘭の動きの良さが目立った。

試合後、咲蘭は「本日は初めてのタッグでした。大好きな大好きなもちさんと、お母さんのもちさんとタッグを組んで勝とうと思ったんですけど、すずさんのえげつない逆エビに負けてしまいました。オリンピックで今、12歳の開心那さんが銀メダルを取ったというのを知って、私も横浜武道館で初勝利をしたいと思います。しかも大好きないつ希さんとのタッグなので、元気に勝ちたいと思います。」と語った。そしてパートナーを務めたもちは「今日ね、凄い可愛い出来事があったんですよ。咲蘭が初めてのタッグということで緊張してて、『もちさ~ん。緊張する~。お母さ~ん。』って言ったんですよ!可愛くないですか?私、その瞬間、あ、お母さんになってしまったと思いまして、今日は溢れる母性を、はみ出しながらちょっと一緒に頑張ったんですけど、助けてあげることが出来ませんでした。武道館では、大好きないつ希さんて言ったけど、私の方が大好きな大好きなって言ったけど(※咲蘭が「でも、(もちは)対角になるから」と言うと)あ、そうだね。対角にね。そうなんですよ、武道館、対角なんですけど、咲蘭は目立ちたいですか?(※咲蘭が「はい!」と即答)オリンピックに年齢制限がないように、このリングも年齢制限はありません。真白にも石川にも咲蘭にも、チェリーさんにも私にも、もちろん、あなたの好きな青木いつ希さんにも、誰もが勝てるチャンスがあります。なので、武道館は咲蘭が先陣を切ってこのリングに、対角に上がって来て下さい。そして、お母さんが今日負けた逆エビで仕留めてやりますよ。」と語った。また、つくしは「先週の新木場大会でIW19のベルトを落としてしまったんですけども、落ち込みはしたんですけど、全然気持ちは折れてないし、今日の試合を見て分かった通り、小悪魔っぷりもパワーアップしてると思いませんでしたか?みなさん。なので、横浜武道館、7年7ヵ月ぶりに実現する高橋奈七永とのシングルマッチ、必ず自分が勝ちたいと思います。観に来てください。」と語り、すずは「つくしさんは小悪魔じゃなくて悪魔ですよ(笑)。(※つくしが「うるせー!」と返す)今日、咲蘭と対戦したんですけど、今までは入場して握手の時点ではもうボロボロボロボロ泣いてたのに、今日は涙を一つも流してなかったし、つくしさんとすずにね、泣け泣け!泣け泣け!とか言って、ねぇ、生意気になってしまったなと思ったんですけど、咲蘭が成長してる姿をひしひしと感じて、ちょっと心が温かくなっております。そしてですね、8月9日、山下りなとFantastICEのベルトを賭けて戦うんですが、デスマッチ、自分はデスマッチが好きで、デスマッチをやりたくてプロレス業界に入ったので、山下りなからデスマッチという形式でベルトを獲って、アイスリボンをデスマッチ団体にしたいと思います!」と語った。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○星いぶき(6分29秒 いぶロール)石川奈青×

武道館大会ではオープニングの6人タッグで再び真白と対戦する石川がいぶきとのシングルマッチに挑んだ。序盤戦はいぶきのペースで進んでいったが、カウンターのタックルでいぶきを吹っ飛ばした石川は側転からのボディプレスを決めると、いぶきに真っ向からエルボーを打ち込んでいった。対するいぶきはもちろん、得意の水平チョップを石川の胸元に打ち込んでいく。後ずさりこそしたものの、きっちりエルボーで返していく石川は、さらにカウンターのドロップキック2連発をヒットさせてコーナーに上がるが、これに追いついたいぶきが河津落としを口火に反撃に出る。石川のバックドロップ狙いをこらえたいぶきは、丸め込みを決めると、キックアウトした石川が立ち上がる前にいぶロールを決めカウント3を奪った。


試合後、石川は「いぶきさんのチョップめちゃくちゃ痛かったです~。久しぶりに頂いたチョップがめちゃめちゃ痛くて、でもこれでパワーをもらって、このパワーで武道館、頑張ろうと思いました。咲蘭と組んで、そして青木いつ希さんと組んで、咲蘭が言ってたように元気なパワーで頑張りたいと思います。第3試合はなんか楽しくやってたみたいですけども、(と真白をちらっと見て)自分が真白から武道館は獲りたいと思ってます。」と語り、いぶきは「今日、石川さんと久しぶりのシングルで負けそうになったところもあったんですけど、でもやっぱりここで負けられないっていう気持ちがあったので、なんとか勝てたんですけど、でもやっぱり危機感を持たないと、NATSUMI選手も危機感を持っているみたいで、それで、つっかさんにいぶきのチョップがあるならNATSUMI選手から勝てるって言って頂いたので、絶対に武道館、NATSUMI選手からスリーカウント獲って最後にリングで一緒にウイナーってやるのはこの星親子だって信じてるので、是非応援の方よろしくお願いします。」と語った。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
×藤田あかね(0分31秒 体固め)真白優希×

◾真面目に試合しないとガチャ王国解散の条件で再試合
○藤田あかね(5分57秒 ギブアップ)真白優希×
※変形キャメルクラッチ
※すずの判定合格によりガチャ王国継続

武道館大会で石川とのタッグ対決に臨む真白はガチャ王国の幹部であるあかねとのシングル戦。しかし、前説を務めたあかね、そして入場式で挨拶に立った真白共に直接対決を拒否するかのような発言に終始。試合で入場した際も2人揃ってガチャベルトを手にポーズを決めるなど、対決ムードはゼロ。ゴングが鳴ると、いきなりリング中央で寝転がった真白はあかねにカバーを要求。これに対してあかねはその横に並んで寝転ぶ。完全に両肩がマットについている2人を見てレフェリーが3カウントを入れ、試合は両者フォール負けという形で決着となった。しかし、これに激怒したのが藤本。メインでの試合が控えていたものの、試合前の2人の様子が気になっていた藤本はこの一戦を本部席で見ていたのだ。


「横浜武道館の前に何をしているの!ガチャ王国、解散させるよ!」と藤本は2人に再戦を命じた。さすがにそのあとまでは見ているわけにもいかず、セコンドのすずに試合がちゃんと行われるかどうかチェックするように伝え、すずの監視下で試合再開となった。少しでも2人の様子がおかしいと「解散させるぞ!」とすずから脅し文句が飛ぶ中、あかねに見舞った目潰しがレフェリーに誤爆。あかねに特盛クラッチを決めた真白だが、レフェリーが目が見えずにうずくまっていたため、これが幻のフォールとなり、なおも必死に攻めまくった真白だが、最後は真白を抱え上げたあかねがオクラホマスタンピードで思いっきりマットに叩きつけると、変形キャメルクラッチでギブアップを奪った。試合後、真白は「今日はガチャ王国、対戦でした~。なんかあかねさんと今回はちょっと厳しかったですね。心苦しかったです。本当に。まあでもガチャ王国は平和な国なんで、こんな抗争とか起きないですから。抗争?あ、内紛?内紛が起きないですから安心してください。8月9日横浜武道館。後楽園ホールで(石川と)ドローになって私めちゃめちゃ悔しかったんで、本当に。めちゃめちゃ悔しかったんで、スリー獲ってやりますよ。(石川に)別に今日楽しんでなんかないんで。心苦しかっただけなんで。」と語り、あかねは「はい、愛媛のガチャ王です。今日はとりあえずこのカードを組んだ会社が悪いということで、まあ解散を懸けられてしまうと真面目にやらざるを得ないし、ここで真白に負けるなんてことがあったら明後日がちょっと不安でしかないので。今日戦えてよかったと思うのが、妹加にあんまり自信を持って勝ちます!っていう風にちょっと言えないとこがあって。前回、その時もトーナメントですかね?ICEの挑戦者を賭けたトーナメントで負けているので、ちょっとどうやって戦おうかなって凄いいっぱいいっぱいになってたところなんで、そういう意味では今日、ちょっと試合で気が抜けて、気楽に考えられるようになったのでよかったなと思います。明後日は妹加から勝って、藤本さんと浩代さんどっちが勝つか分からないですけど、ICEのベルトに挑戦して、勝って、ICEとガチャ王に2冠になります!」と語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
○藤本つかさ&テクラ(15分51秒 ビーナスクラッチ)世羅りさ&トトロさつき×

武道館大会でリボンタッグ戦を行う藤本と世羅、トライアングルリボン戦を行うテクラとトトロのダブル前哨戦がこの日のメイン。ゴングと同時にいきなりトトロをトライアングルリボン王座のベルトで殴り掛かったテクラらだが、これに怒ったトトロの反撃を浴び、試合はトライアングルリボン前哨戦でスタート。もちろん、浩代、雪妃が欠場する中、3連続前哨戦となった藤本と世羅も激しい駆け引きを見せる。今年の天王山である横浜武道館大会を目前に、前哨戦に相応しい4選手のヒットアップした攻防戦を展開していった。終盤、世羅とトトロが好連係を活かしながら、藤本に照準を絞った猛攻に出る。これを必死にしのぎながら、しっかりと反撃に出る藤本。最後はトトロに延髄ハイを決めると、カサドーラで丸め込み、ビーナスクラッチに移行。トトロをしっかりと丸め込みカウント3を奪った。

試合後、トトロは「今日、藤本つかさから負けた技は、5月に大阪でICE×∞に挑戦した時の負け方と一緒でした。それが藤本つかさからのメッセージなのかは分かりませんけど、負けてしまうことの悔しさ、そして、負けた自分に対しての苛立ち、めちゃめちゃ思い出しました。ベルトで人を殴るようなチャンピオンだから、絶対に絶対にこのテクラから明後日勝ちます。」と語り、テクラは「ひとつ!チャンピオンシップベルト(と言いながらWUW女子王座のベルトを肩にかける)。それと、もうひとつ!チャンピオンシップベルト(と言いながらトライアングルリボン王座のベルトを肩にかける)。2本のチャンピオンシップベルト!武道館では絶対~~~~!!!負けられな~い。」とニヤリ。また世羅が「ど~も~!アジュールレボリューションの世羅りさで~す!よろしくお願いしま~す。ということでね、こんな調子で世羅はいつもお気楽なヤツだと思われていますが、あれは何年前かな?ドロップキッカーズ相手にアジュレボがベルトを落とした時も、自分が負けて、この前あかねと一緒に、チームしまなみでベルト目指すぞ!って言って自分が負けて。まあ、自分の不甲斐なさに後悔の連続ではあるんですが、後悔したところで遅いと。立ち上がるのはいつだって今だし、動き出すのはいつだって今なんですよ。まあただ、次は後悔しないためにも雪妃とのタッグでそのベルト、必ず獲りたい。雪妃が、今は体こそ離れているけど、心はいつだって隣にいます。そんなパートナーと巡り会えたことが自分のプロレス人生の中で一番の糧だと思っておりますので、横浜武道館大会、必ずアジュールレボリューションがタッグチャンピオンになってこの地に帰って来たいと思います。」と語れば、藤本は「大丈夫そうだね。世羅のメンタル大丈夫そうだなって。雪妃が欠場で凹んでるかなと思ったんですけど、メンタルも強くなったなって思いました。雪妃の状態ですけども、無事に自粛期間も終えまして、体調も良くなり、検査の結果も陰性で、無事9日参戦が決定しました。その他、浩代さんも、濃厚接触者でしたが無事、自粛期間が終わり、外出許可も出ました。奈七永さん、穂ノ利、青木いつ希、この選手も全員大丈夫とのことなので、マドレーヌ選手だけが欠場で残念だったんですけども、他のメンバーは変わらず参戦です。やっと試合に集中できるなと思いました。先日、週プロさんの取材で千本桜ホールに行きました。この千本桜ホールというのは、私が松本浩代と対戦をした時に、1、2分止まってしまって、もう戦いのリングではなくなってしまったんですね。その試合をこの中で観た方はいらっしゃいますか?結構いらっしゃるんですね(笑)。あの~、正直怖くて観れなかったんですよ。いくら新人だろうと、デビュー5戦目だろうと、凄く怖くて自分でその試合を見返すことがこの13年間なかったんです。だけど今日、ちゃんと自分の過去を観なきゃなと思って、この道場に来る直前に試合を観ました。まあ酷い!(笑)。まあ酷いよ、本当(笑)。後輩たちに、何やってんの!とか言えないよ。でも、そんな自分の過去をちゃんと受け入れて今があるんだよっていうのをしっかり見せなきゃいけないなと思ったので、本当は嫌だけど、皆さんにも観て欲しいので公開しようかな、このあと。プロレスは全てをさらけ出す。それが私のプロレスだから。横浜武道館、こんなに成長したんだよ。そして今、藤本つかさ、ここにいるんだよ。大丈夫だよっていうのを見せたいと思います。そして、2冠のまま(大会を)終えて伝説の女になります。是非、横浜武道館観に来てください。」と2日後に迫った横浜武道館大会での2冠防衛を誓った。

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