【プロレスTODAY増刊号】ミスター・ブッタマンとプリティ太田がクラウドファンディングでの支援に感謝!「いろいろな人に”こびとプロレス”の存在を知ってもらいたい」

 
 
『こびとプロレス』のミスター・ブッタマンとプリティ太田がプロレスTODAY編集部に来社。
 
現在、2人だけで活動している『こびとプロレス』の再生プロジェクトとしてクラウドファンディングが行われているが、その目標を20日間で達成し、現在でも支援が続いている。俳優、そして一般社団法人Get in touchの代表でもある東ちづるさんも応援しているこのプロジェクトのきっかけや、3つの目標についてなどをプロレスTODAY増刊号にて語ってもらった。
 
▼インタビュー動画はコチラから視聴可能
 
こびとプロレスは2人しか選手がいない状況ではあるが、現状について聞くとプリティ太田は「こんな感じです(笑)もう2人でやってるだけなんで、2人で試合があればっていう感じで、2人でもういつまでもやってますよ」と説明した。
 
その状況の中、開始されたのが『こびとプロレス再生プロジェクト』である。プリティ太田は「東ちづるさんが、こびとプロレスをこのまま無くしてはいけないという使命を受けて、復活させようじゃないか、再生させようじゃないかっていう声が上がって、クラウドファンディングが始まった」ときっかけを明かす。
 
このクラウドファンディングは目標が3つあるが、その第1目標として『こびとプロレス専用のリングをつくりたい!』ということで目標金額250万円でスタートしたが、なんと20日間で目標を達成したのだ。
 
これには2人とも「素直に嬉しいですね」、過去には全日本女子プロレスの前座として行われていたが、ミスター・ブッタマンは「昔、見てくれていた人で今回のを見てやって(支援)してくれた人もいるんじゃないですかね」と語る。
 
 
支援はさらに伸びており、インタビューをした時点で398万3,000円となっており、プリティ太田はずっとチェックはしていたそうだが「もうそんなにいってるんですか!?」ミスター・ブッタマンは「これいくらまでいくんだろう」と多くの支援に驚いていた。
 
▼インタビューを行った時点の支援金額

これは『こびとプロレス』というジャンルを残したいという思いの人々が非常に多いということである。

プリティ太田は”全女最後の新人”という肩書きを持っているが、これについて「いや重いっすよ、メチャ重いですよこれ。確かに僕が多分本当に最後に入団したんですけど、この肩書は重すぎます!」と焦りを見せた。

ミスター・ブッタマンはプリティ太田が入団してきた時について「自分しかいなかったですからね。(太田を指し)来なかったら、多分今のこういうこういうことはなかったと思うんですよ。」これにプリティ太田は「ここまで話が進むことなかっただろうね」としみじみと語った。
 
 
今回のプロジェクトは東ちづるさんが応援してくれているが、その経緯についてプリティ太田は「Facebookをやっているんですけど、(東ちづるさんから)いきなり友達申請が来て、これはマジ?本物?という怪しさから始まったんですけど、そこからメッセージがきまして『こうこうこうで、ぜひこびとプロレスをやりたいんですけど』っていう話が(2017年に)あってそれから会うようになったそうだ。
 
応援メッセージはダンプ松本からも寄せられているが、その存在についてミスター・ブッタマンは「いい人」、プリティ太田は「大先輩で、ホント神に近いような存在なので、いつも叱咤激励を受けています」と語り、厳しい言葉の裏には「愛情があり、本当に優しい人」と2人とも声を揃えた。
 
※3月の奉納プロレスで暴れまわったダンプ松本
 
そして、プロジェクトの3つの目標の2つ目として『次世代に向けて、こびとレスラーを育てたい!』という点にプリティ太田は「ぶっちゃけ本当にこの2人しかもういないので、どっちか倒れたら日本の『こびとプロレス』が無くなっちゃうんで。後進がいればいろんな展開ができるんで、本当に育てたいんです」と切実な思いを述べた。
 
現在はこびとプロレスを披露する場について「月に1試合あるかないかの状況で、こびとプロレスを本当にまだ存在も知らない人たちもいると思うので、このちづるさんのGet in touchをきっかけにこびとプロレスを初めて知ったっていう人もいるので、だからやっぱり知らないっていうは大きいですよね」とプリティ太田は漏らす。
 
しかし、専用リングを作りたいという目標は現時点で達成しており、今プロジェクトで新しい選手が入って来て3人、4人となった際にはプリティ太田は「タッグ(マッチ)をやったことがないので、タッグをやってみたい」だからこそ入ってくれる選手がいた際には「大事に大事に育てたい」と新人選手を切望している。
 
さらには目標の3つ目として『こびとプロレスの魅力を、子どもたちに届けたい!』があるが、これは学校や地域への出前興行も企画したいというもので、プリティ太田は「こびとプロレスの存在をいろいろ知ってもらわないと、知らない人たちが多いので。ちょっとこういうのをやってんだよってのを見せられたらなと思います」と思いを語った。
 
また、次のゴールとして『こびとプロレスの新団体を設立したい』というものもあるが、現在団体の名前を公募しており、たくさん集まっているとのことだ。
 
最後に2人からのメッセージとして、ミスター・ブッタマンは「やる気がある方、入りたいと思ったら来てください。お待ちしております」プリティ太田は「もう本当にプロレスの好きな方、プロレスやっていきたいなと思う方いらっしゃいましたら、ぜひ来てください。本当にまずプロレスが好きな方が、純粋に好きな方が一番やりやすいと思いますので、ぜひ来てください。本当に優しく教えます。」と呼びかけた。

 
▼今回のインタビューで紹介したクラウドファンディングのページはこちら
https://readyfor.jp/projects/kobito-prowrestling
 
時間の関係上で聞けなかった『こびとプロレス』の歴史などはまた改めて聞いていきたいと思うのでお楽しみに!
 
(インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳)
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