【DDT】10・12後楽園で青木真也が持つEXTREME王座に挑む堀田祐美子が愛弟子・川畑梨瑚と公開特訓を敢行!「全女イズムの押さえ込みで2人して勝利する!」

 DDTプロレスの10月12日、東京・後楽園ホールに参戦する、T-HEARTS の堀田祐美子、川畑梨瑚が同8日、東京・御茶ノ水のDDT道場で公開特訓を行い、ともに“全女イズム”での勝利を宣言した。

 同大会で堀田はDDT EXTREME王者の青木真也に挑戦し、川畑は第三ダークマッチで赤井沙希との一騎打ちに臨む。

 まずは堀田が同王座戦に向け調印書にサインを入れ、青木の希望で通常のプロレスルールで行われることが発表された。堀田は「ルールは何でもよかった。私は37年目だけど、プロレスの基本の基本でフォールを取ってやろうかなと。全女固めはフォール技。全女イズムを爆発させてやろうかな。今日は全女イズムの押さえ込みをやってみたい」と力強く語った。

 そして、リングに上がった堀田と川畑は入念に押さえ込みの練習を繰り返し、堀田は「全女でいつもやってたフォール。これを出すしかない。私はこのフォールで青木から3カウント絶対取るんで。アンタも赤井沙希をこれでフォールして。これで2人して勝利を得ます」とキッパリ。

特訓を終えた川畑は「普通の女子同士のシングルとは違った、自分と赤井さんならではのシングルにして、全女イズムが何なのかを証明するような試合をしたい」とコメント。

 堀田は「最後の最後まで押さえ込む。全女で教わった全女イズムを、T-HEARTSで主導していかなきゃいけない。2人して勝つ。勝利しなきゃいけないと思ってるので。プロレスルールということでいろいろ考えてることもあるんで」と勝利を誓った。

 現在のコンディションについて、堀田は「万全です。週3回トレーニングに行ってますから。(相手は)格闘技界で名の知れた強豪なんですが、プロレスのリングに上がれば関係ない。強かろうが弱かろうが。問題ない」と自信を見せた。

青木が自身に不利とも思えるプロレスルールを指定したことについて、堀田は「なめてる。『プロレスルールでやってやるよ』と思ってるんじゃないですか。逆にやってやるよって。気持ちを逆なでしてくれた。プロレスの奥深さを教えてやる。逆によかったんじゃないですか」と怒りもチラリ。

 プロレスルールでは5カウントまで反則が認められるが、堀田は「そこはお楽しみ。プロレスは奥深い。勝つ手段として、何が出るのはお楽しみです。経験の差が出るんじゃないですか」と不敵な笑みを見せた。

 前回の対戦(9・26後楽園)では必殺技のピラミッドドライバーで堀田が青木を制したが、今回押さえ込みにこだわっている点について、堀田は「勝つ方法はいくらでもある。大技にこだわるんじゃなく。押さえ込みは不意打ちで入れる。ああいう地味なものも一つ一つ大切にやった後に、アレも生かせるかな。ピラミッドドライバーは、あの人は恐れたんじゃない。前回は手のロックが甘かった。今度はガッチリとロックして、頭から落としてやろうかな」と話した。

逆にピラミッドドライバーへのこだわりに関して、堀田は「私の最終的な一番の大技はピラミッドドライバーなので。プロレスらしいことを最後にもっていきたいと思いますが、でも何があるかわからない。向こうも警戒しないといけない関節技があって、今までやった選手以上。でも最後はプロレスラーらしいことで勝ちたい」と語った。

続けて、堀田は「(関節技)対策は考えてない。自分が経験してきたことを体で動ければいい。その前にプロレスのリングでは私の方が経験豊富。そうならないようにいろいろ考えてます。(勝つのは)簡単なことじゃない。青木選手は私と対戦することに、どう思ったか分からないけど。プロレスラーとして、プロレスのリングで闘う。なめられちゃいけない。女性だからって簡単に考えられてることが、すごく腹が立つ。だからガツッとやらなきゃいけない」と締めくくった。

川畑は「重圧は感じてない。ふだん堀田さんに教えていただいたものを出すだけ。自分が勝ってバトンを渡したい。堀田さんから受け継いだ全女イズムを見せなきゃいけない。重圧に押しつぶされるようなメンタルというか、体が固まってしまうのはない。体に力が入りすぎないようしたい」と意気込んだ。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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