【ガンプロ】冨永真一郎が「ガンバレ☆クライマックス」1回戦で“優勝候補”石井慧介に秒殺勝利でトーナメント制覇を宣言!

 3年ぶり3回目の開催となったガンバレ☆プロレスのシングル最強決定トーナメント「ガンバレ☆クライマックス2021」が10月24日、東京・新木場1stRINGで開幕。その1回戦で冨永真一郎が優勝候補最右翼だった石井慧介を151秒で秒殺し、高らかにトーナメント制覇を宣言した。

 同トーナメントは10・24新木場で1回戦、11月7日の新木場で2回戦、同23日の東京・成増アクトホールで準決勝、決勝を行い、優勝者には同団体としては初のタイトルとなる「スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座」の初代王者に認定される。

 開幕戦では1回戦6試合が行われ、メインイベントでは石井と冨永が対戦。冨永は奇襲をかけるも、石井がソバットで迎撃。

冨永がJK、ドロップキックで攻め込めば、石井もニーアタック、ジャーマンで応戦。石井はウラカンラナで丸め込むもカウントは2。

一瞬の隙を突いた冨永が首固めにいくと、まさかの3カウントが入り、金星をゲットした。

冨永は2回戦で、この日、バリヤンアッキを破った今成夢人と相まみえることになった。

 冨永は「私、勝ったんですよね? 優勝候補最右翼の石井慧介を倒しました。もう私が優勝候補筆頭です。優勝して、タイトルを獲って、ぼんやりとした、どこかおぼろげな自分のレスリングキャリアに、太くハッキリとした線を引きたい。胸を張ってプロレスラーだと言いたい!」と歓喜のマイク。

 バックステージで、冨永は「1回戦が石井さんというのを知って、組み直してくれと。一番苦手意識がある選手なので。ただ、僕も前回大会のファイナリストとして、1回戦で消えるわけにはいかなったので、なんとか勝つことができました。(2回戦の)今成さんにも苦手意識をもっているので。苦手意識を克服して、優勝して自分のキャリアに太くはっきりとした線を引きたいと思います」とキッパリ言い切った。

 一方、よもやの1回戦敗退となった石井は「自分にもムカつくけど、何より相手の巧さ、相手のセンスにムカつきますね。初代(王者)にすごく懸けていたので、初代を獲れなかったので、もうそのベルトは忘れます」とガックリ肩を落とした。

 また、キックボクシングを引退し、8月に飯伏プロレス研究所の所属となってプロレスデビューを果たした前口太尊が、1回戦で実力者の高岩竜一にチャレンジ。前口はエルボー、チョップ、ドロップキックなどで必死の攻めを見せたが、高岩のラリアットからのデスバレーボムで玉砕した。

 前口は「強い。何もできなくて悔しい。今までキックで培ってきたものとか全部投げ捨てられたというか関係なし、お構いなしで一方的にやられたという感じです。自分の持っている力を全部出したんですけどかなわなかった。練習がもっと必要だなと。これがスタートラインだと思ってます」と話し、今後のプロレス参戦にも意欲を見せた。

 なお、この日の結果により、11・7新木場でのそのほかの2回戦組み合わせは、岩崎孝樹VS勝村周一朗、高岩VS渡瀬瑞基、黒田哲広VS大家健となった。

ガンバレ☆クライマックス2021 1st ROUND
【日時】2021年10月24日(日)
【会場】東京・新木場1stRING
【観衆】121人

▼第一試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●バリヤンアッキ vs 今成夢人○
8分56秒 体固め
※ルー・テーズプレス

▼第二試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○岩崎孝樹 vs 島谷常寛●
11分40秒 バックドロップ・ホールド

▼第三試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●諸橋晴也 vs 勝村周一朗○
15分18秒 変形羽根折り固め

▼第四試合 ガンジョスペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○まなせゆうな&春日萌花 vs HARUKAZE&YuuRI●
10分28秒 片エビ固め
※鈴木ダイナミック

▼第五試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○高岩竜一 vs 前口太尊●
7分50秒 片エビ固め
※デスバレーボム

▼セミファイナル トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○大家健 vs 翔太●
15分24秒 片エビ固め
※垂直落下式ブレーンバスター

▼メインイベント トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●石井慧介 vs 冨永真一郎○
2分31秒 首固め

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