【東京女子】1・4後楽園でのプリプリ王座前哨戦は王者の山下実優組が勝利!「余裕がないからこそガンガン攻めていきたい」

 東京女子プロレスが12月4日、東京・新宿FACEで「TOKYO JOSHI 2021 秋~花鳥月露~」を開催。メインイベントでは、22年イッテンヨン(1月4日)、後楽園ホールでプリンセス・オブ・プリンセス王座を懸けて激突する山下実優(王者)と瑞希(挑戦者)が、タイトル戦決定後、初の前哨戦を闘い、王者組が勝利を挙げた。

 この日、山下は宮本もかと組み、瑞希、遠藤有栖組と対戦。山下と瑞希はともに先発して、互いを意識。

 5分過ぎ、山下がスクリューキックからアティテュード・アジャストメントを狙うも、スリーパーで切り返した瑞希はヘッドシザース・ホイップを決め、クロス・フェースロックに移行して絞め上げた。

 10分過ぎ、瑞希が走り込んでのドロップキックを見舞い、ダイビング・フットスタンプを繰り出すも、これを回避した山下はリターンクラッシュを繰り出すなど両者の激しい攻防が続いた。その後、山下が遠藤にアティテュード・アジャストメントを決めるも、瑞希がダイビング・フットスタンプでカット。  

 山下は瑞希をジャーマンで投げ捨てると、遠藤にSkull Kickをたたき込んで3カウントを奪取。山下と瑞希の前哨戦第1ラウンドは山下組が制した。

 山下は「もかのアシストも心強かった。私は今年、瑞希に負けてるので。チャンピオンなのに余裕がない。余裕がないからこそ、イッテンヨン前からガンガン攻めていきたいと思います。今月あと何回当たるかわかんないけど、当たったときはガンガンいくので覚えておいてください」とマイク。

 バックステージで山下は「私は今年何度もやられてるので。瑞希に対しては悔しい気持ちが溜まりに溜まってますので。今日はもかにアシストしてもらって、私が攻めていったので、この勢いでいきたい」と気を引き締めていた。

 かたや瑞希は「改めて、みぃちゃん(山下)の強さを感じてます。やっぱり強い相手を倒すのが私は好きなんだなって。ちょっと頭がおかしいかもしれへんけど、ワクワクしてきたなって感じ。(今後の前哨戦は)闘いたいと言えばウソになるし、闘いたくないと言ってもウソになる。みぃちゃんを尊敬してるけど、倒さないと東京女子はもっと晴天にならないので。青空にするために頑張ります。晴れてるんですけど、みぃちゃんっていう雷様がずっとおるから、退けないといけない」と必勝を期した。

【大会名】TOKYO JOSHI 2021 秋~花鳥月露~
【日時】2021年12月4日(土)
【会場】東京・新宿FACE
【観衆】233人(超満員札止め)

▼オープニングマッチ 20分一本勝負
愛野ユキ&●原宿ぽむ vs 渡辺未詩○&猫はるな
9分47秒 片エビ固め
※ティアドロップ

▼第二試合 20分一本勝負
○乃蒼ヒカリ&らく vs 上福ゆき&桐生真弥●
9分55秒 体固め
※ブリザード・スープレックス

▼第三試合 15分一本勝負
○坂崎ユカ vs 小橋マリカ●
12分0秒 片エビ固め
※マジカルメリーゴーランド

▼セミファイナル インターナショナル・プリンセス王座次期挑戦者決定時間差入場バトルロイヤル 時間無制限勝負
○伊藤麻希<6> vs 天満のどか●<8>
20分20秒 伊藤デラックス
※伊藤が1月4日後楽園ホール大会で乃蒼ヒカリの持つインターナショナル・プリンセス王座に挑戦。< >内は入場順。
【試合経過】
①○中島翔子<2>/○鈴芽<3> vs 角田奈穂●<1>
4分41秒 オーバー・ザ・トップロープ
②○荒井優希<7> vs 辰巳リカ●<4>
9分9秒 オーバー・ザ・トップロープ
③○中島翔子/○ハイパーミサヲ<5> vs 荒井優希●
11分18秒 合体式首固め
④○中島翔子 vs ハイパーミサヲ●
12分17秒 ウラカンラナ・インベルティダ
⑤○天満のどか/○鈴芽 vs 中島翔子●
12分23秒 エビ固め
※中島のミサヲへの丸め込みをひっくり返して。
⑥○天満のどか vs 鈴芽●
15分41秒 片エビ固め
※キルスイッチ

▼メインイベント 20分一本勝負
○山下実優&宮本もか vs 瑞希&遠藤有栖●
14分3秒 エビ固め
※Skull kick

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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