【東京女子】SKE48荒井優希が3・19両国で伊藤麻希の持つIP王座に挑戦へ!「今が伊藤さんを潰すタイミング。自信をもって、ここに来ました」

 東京女子プロレスが2月11日、東京・後楽園ホールで「Positive Chain ’22」を開催。人気アイドルグループSKE48のメンバーで、同団体でプロレスラーとしても活動する荒井優希が先輩の鈴芽から殊勲の星を挙げ、3月19日、東京・両国国技館で伊藤麻希が持つインターナショナル・プリンセス(IP)王座に挑戦することが決まった。


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 この日の第3試合で、荒井は同学年ながら、キャリアで2年ほど先輩の鈴芽と一騎打ち。白熱の攻防が続くなか、10分過ぎには強烈なエルボー合戦を展開。それに打ち勝った鈴芽はフェースクラッシャーから必殺のリングアベルを狙うも、かわした荒井がフルネルソンバスター、Finally(カカト落とし)とたたみかけ3カウントを奪取した。

 そして、セミファイナルでは王者・伊藤VS挑戦者・上福ゆきのIP王座戦が行われた。上福は病み上がりながらも、ドロップキック、卍固め、その場跳びフェイマサーなどで必死の攻め。それをしのいだ伊藤は伊藤デラックスで絞り上げてギブアップを奪い、王座初Vに成功。

試合後、伊藤が「誰とでもやってやるから。挑戦したいヤツいたら、誰でもかかってきていいよ」とアピールすると、荒井がリングインして、「私にそのベルト、挑戦させてください。デビュー戦で『何年かかっても潰しに来い』と言ってくれました。今が伊藤さんを潰すタイミングじゃないかと思って。自信をもって、ここに来ました」と挑戦表明。決戦の場を3・19両国に指定した伊藤は「改めて言う。伊藤麻希を潰しに来い!」と通告した。

 荒井はアイアンマンヘビーメタル級王座を保持していた18年10月28日にDDTプロレス・後楽園大会に参戦し、時間差入場女子バトルロイヤルで伊藤に敗れ、ベルトを明け渡した経緯がある。さらに、デビュー戦(昨年5月4日、後楽園)、2戦目(同6月6日、さいたまスーパーアリーナ)でのタッグ戦でいずれも伊藤に完敗を喫しており、その後10ヵ月の成長ぶりを見せつけるビッグチャンスとなる。

 バックステージで荒井は「鈴芽さんとシングルで闘うことができてうれしかった。勝つことができて、一つレベルアップできた気がする。また鈴芽さんともいっぱい試合して、お互いを高め合える関係になりたい」と試合を振り返った。タイトル初挑戦が決まった点については、「伊藤さんとはポイントポイントで試合させていただいていて。アイアンマンのベルトを持っていたとき、伊藤さんに獲られてしまって。東京女子でのデビュー戦のときも、伊藤さんに負けてしまって。ずっと圧倒的な差があったから、怖いと思ってた。いろんな経験をして、伊藤さんの背中を追いかけるというか、あこがれてる自分がいて。伊藤さんみたいになりたいというか、そういう存在になっていて。このタイミングで伊藤さんに勝ちたい、挑戦したいっていう気持ちが強くなったので。1年くらいやってきた成果を伊藤さんにぶつけていきたい」と決意。

 王者の伊藤は「上福は本調子ではなかったと思うけど、逃げずに闘ってくれた。(荒井?)潰せるものなら潰してみろ。勝ちたいじゃなく負けたくない。荒井には負けたくないんです」と強調していた。

【大会名】Positive Chain ’22
【日時】2022年2月11日(金・祝)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】536人

▼オープニングマッチ 15分一本勝負
○宮本もか vs 遠藤有栖●
6分2秒 羅生門

▼第二試合 20分一本勝負
○ハイパーミサヲ&桐生真弥&ラム会長 vs 朱崇花&猫はるか&鳥喰かや●
10分36秒 片エビ固め
※ハイパミ・リターンズ

▼第三試合 15分一本勝負
●鈴芽 vs 荒井優希○
11分14秒 片エビ固め
※Finally

▼第四試合 20分一本勝負
沙希様&○メイ・サン=ミッシェル vs らく&原宿ぽむ●
11分54秒 ラ・レボルシオン

▼第五試合 20分一本勝負
山下実優&角田奈穂&●小橋マリカ vs 中島翔子&坂崎ユカ○&瑞希
14分8秒 片エビ固め
※マジカルメリーゴーランド

▼セミファイナル インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○伊藤麻希 vs 上福ゆき●<挑戦者>
11分37秒 伊藤デラックス
※第7代王者が初防衛戦に成功。

▼メインイベント 第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント決勝戦
○辰巳リカ&渡辺未詩 vs 天満のどか●&愛野ユキ
20分30秒 片エビ固め
※ミサイルヒップ。白昼夢が第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント優勝。

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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