【編集長コラム】カズ・ハヤシW-1新社長に期待!

WRESTLE-1の新社長にカズ・ハヤシ(林和広)が就任した。

全日本プロレス時代から、武藤敬司前社長(新会長)の右腕として支えて続けて来たカズ新社長。武藤会長の信頼も厚い。
7、8年前のこと。全日プロ時代のカズとワイワイ飲んでいるとカズの携帯が鳴った。「武藤さんからだ」と電話を取ると、何やら話し込んでいた。
「さすが武藤の右腕だな」と武藤からの電話だと思い込んで確認すると、何と久恵・武藤夫人からだった。
武藤と家族ぐるみのお付き合いをしながら、夫人の信頼をも勝ち得ているカズ。武藤との絆は当時から揺るぎないモノだった。
征矢学も「カズさんは俺たちの話を親身になってじっくり聞いてくれる。信頼できる人です」と証言する。
とにかく宴席でも楽しい限り。「男の中の色男」と形容される通り、同性から見てもハンサムなカズだが
 
気取ることなく、誰にでも優しく、フランクに接する。
豪快に食べ、飲むのエビスコで、いつも明るく笑いが絶えないお酒。彼がその場にいるだけで、パッと華やかな雰囲気になる。
密かに「フランク・カズ」と呼んでいたのだが「フランク」なのには理由があった。
 
カズが学生時代、実家の近くにジャパンプロレスの道場があった。偶然なのか、近くをウロウロしていたせいか、大好きなレスラーに遭遇したという。
 
「OOさんですか?」と、思わず声をかけたが「違う」とケンもホロロ。
「いや、OOさんでしょう? ファンなんです」と再度、尋ねるも「違うよ」。
 
しかし、その独特の口調やしぐさから「あれは絶対、本人でした」とカズは振り返る。
 
おそらくOO選手は急いでいたのか、疲れていたのだろうが、カズはとても悲しくショックだったという。
 
「だから自分は、ファンにはできる限り、優しく接するようにしている」と「フランク・カズ」誕生の瞬間を語る。
 
悲しい思い出を反面教師にしたカズ。
 
アメリカ遠征時代も「結構、辛い思いしたんですよー」とも話す。詳しくは語らず、おだやかに微笑んではいるが、異国の地でずいぶんと苦労も多かったようだ。
 
そんなカズが新社長になったW-1。
 
悲しい思いや辛い思いを経験した人は、人の痛みがわかる。
試合内容の充実はもちろんだが「週プロを持参すれば1,000円キャッシャバック」という新しい試みも始める。
 
小中高生は500円の入場料なので、1,000円キャッシュバックとなると500円あげることになるが
 
カズ新社長はGOサイン。ちびっこファンの開拓、ひいては将来を見据えている。
今後も斬新な新機軸を打ち出していくはず。
カズとは、会えばお互いの頭部を確認し合うという特別な親近感もある。
また飲みましょう。
ボトルキープしたお店があります。
是非、ご一緒しましょう。
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