【新日本】デスペラードとファンタズモが首位!2点差でリンダマン、DOUKI、ユウタが追う混戦模様!<5.25後楽園:Bブロック公式戦>

▼第5試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 29』Bブロック公式戦
エル・リンダマン×(3勝2敗=6点)
vs
エル・ファンタズモ〇(4勝1敗=8点)
8分40秒  CR II→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

ファンタズモ「これでハッキリしただろ! この団体の”イチバン”の”エル”は俺だ! エル・リンダマン、感謝するよ。お前は頭の良い、すごい対戦相手だった。昨日のDOUKIにされたように、一瞬の隙を突いて勝負を決めにいこうとしたが、お前はそれさえも読んでいた。だが最後にこの勝負に勝ったのはお前ではなく、俺だ。明日も同じ結果を上げる。明日のカードが思った以上に話題になっていない。でも明日は俺がずっと待ち望んでいたロビー・イーグルスとの勝負だぞ。俺たちの間に何があったかここで教えてやろうか? 最初にBULLET CLUBに入ってニュージャパンでデビューしたのはあっちだ。でも俺が入ってきて、あっという間にあいつを超えた。そして最終的にあいつはBULLET CLUBから抜けた。だがあいつは俺よりも先にIWGPジュニアヘビーのベルトを巻いた。その事実がどれだけ俺を苦しめているのかお前らに分かるか!? 俺は1年以上じっくりと時間をかけてサドンデスの謎をあたためてきた。だがロビー・イーグルスの野郎にハメられて俺のサドンデスは台無しにされた。お前が俺のシューズに金属の鉛のようなものを仕込んだことは分かっているんだぞ。『WRESTLE KINGDOM』(1.5 東京ドーム)以来俺は毎日毎日あの瞬間が俺の頭の中でフラッシュバックしている。さて、後楽園ホールのメインイベント待ちに待った「ファンタズモ vs ロビー・イーグルス」が実現だ。俺は去年、いや2年前に実現しているべきカードだったと思ってる。だが今年やっとこのタイミングで東京で1番のプロレス会場で俺たちのメインイベントが組まれた。何千人もの”HEADBANGA”(ファンタズモのファン)が俺を応援してくれる。そして俺はお前を倒し、恨みを晴らす。めためたにしてやる……口では言えないくらいにな……」


リンダマン「なんだクソー! 何だこれ、オイ!オイ! クッソー。オレの『SUPER Jr.』、こんな、こんな邪魔をされたんだ!オレは認めねえぞ、オラ!レフェリーも初めてじゃねーんだろ? あいつの戦い方…。クッソー! やっぱ昨日の海野レフェリーじゃなきゃダメだな。こんなとこで、こんな躓き方すると思わんかった……。ああ、チクショウ!」

 

▼第8試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 29』Bブロック公式戦
ロビー・イーグルス×(2勝3敗=4点)
vs
TJP〇(2勝3敗=4点)
11分49秒  ピノイストレッチ

■試合後バックステージコメント

TJP「またこの後楽園ホールに、今回は3連戦で戻ってきた。俺は3日連続で全部勝って、周りの選手の得点に追いつくことを目標にしていた。そして、2日目の今日でやっと勝てた。この調子で明日も勝つ!そして土曜日(5.28幕張大会)も勝って3連勝を狙う。ロン・ミラー・スペシャルを食らったのは今日が初めてだ。ロビー・イーグルスとの対戦をずっと待ってた。今日はフィリピン人vsフィリピン人という、プロレス史に残る大きな快挙となった。ロビー、お前とCHAOSの連中は嫌いだが、今日お前と戦えたことには大きな意味がある。だが、次は今日みたいにナイスな俺ではいかないぞ。明日も勝って2点を獲る」


ロビー「(一度寝転がってから座り込み)2連敗……ああ、足が……。今日俺たち二人はフィリピンを代表して戦った。ちゃんと立って話す……。(立ち上がって)TJP、今日お前が俺と同じようにフィリピンの国旗カラーのコスチュームでリングに上がれば、フィリピンのみんなに注目してもらえる試合になっていたはずだ。でもお前はあっち側(UNITED EMPIRE)を選んだ人間だから、もう仲良くは出来ない。このシリーズが終わったあとに一緒にドーナツを食べに行くこともないだろう。何年もお前の試合を見て研究してきた。あと一歩で、お前を上回ることが出来るまで追い詰めた。それに関しては満足だ。10年待って、ようやく実現したカードだ。2012年に『PWA』の大会で一度組まれたが、スケジュールの都合とか何かの理由で結局試合は実現しなかった。でも、今日このセルリアンブルーのマットで俺がお前を限界ギリギリまで追い込んだ。俺がお前に言いたいのは、よく考えてから決断を下せってことだ。2連敗。明日も後楽園であと1試合。しかも大きな一戦だ。ファンタズモ、お前とのシングルマッチだ。お前とダンスなんかしないし、手も握らない。前回はナゴヤで俺が勝ったが内容には満足してない。お前は俺を頭から落として、首の骨を折ろうとした。代わりに俺はお前のサドンデスのカラクリを暴いて、お前がインチキであることを俺が明らかにしたが、もう一つ、お前にやってやりたいことがある……。 スナイパーがHEADBANGAを降参させる。(一度引き上げようとしてから、何かを思い出したかのように戻ってきて)あっ、もう一つ……。後楽園……ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ。みんなの応援の声を聞かせてくれ。拍手とか声援とかでみんなが盛り上げてくれたら、その分、『BOB OF THE SUPER Jr.』になって、『BEST OF THE SUPER Jr.』を優勝出来るよ」

 

▼第9試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 29』Bブロック公式戦
マスター・ワト×(1勝4敗=2点)
vs
エル・デスペラード〇(4勝1敗=8点)
16分06秒  ピンチェ・ロコ→エビ固め

■試合後バックステージコメント

デスペラード「物の数に入らんわ、あんなもん! クソ! ボケ! 頭取れるかと思ったけど、おまえ。この通りついてますんでね。あれは新技ですか? 相手の体勢も見ねーで上から落っこちて来たアレは、何だ? オイ! オレは見てねーからわけんねーけどよ。まあ確かに、大ダメージだったよ。そういう意味じゃ効果的かもな、うん。……さて。難しいなー、明日はBUSHIで、残ってんのはポンコツなのか、それともちっとはピッとしたのかDOUKI、あと……? あと誰だ。あともう一人誰かいた? 何か人相悪そうなの、今ので頭打ったからぜんぜん思い出せねえ……。まあ、忘れてたらその程度だと思ってくれ、スマン。誰かわからん。とりあえずだ、“引っ込んでろ”って言ってたけど、この程度じゃまだ引っ込めません」

ワト「ああ、クソッ! クッソー……、クッソー……、クッソー……。前王者とはいえ強いな。クッソー。それでもな、レスラーってのは、グランドマスターを目指す男はな、諦めねーのがよ、諦めが悪いのが取り柄だ。残念だが、オレはまだまだ“道”を作るぜ」

<写真提供:新日本プロレス>

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