【新日本】棚橋がザックに執念の勝利「光を見せられるのは俺しかいねえだろ!!」<G1 CLIMAX 32>

▼試合後バックステージコメント

ザック「毎回あいつを仕留めたと思った瞬間に、どうにかこうにかあいつはエスケープして生き延びる。ヘアースプレーの効果なのか? 俺も使ったほうがいいかもな。一体いつまでこのポジションを守り続ける気なんだ? 今日はエアギターはやめろよ! ノー・エアギター! エアギターはネオリベラリズム (新自由主義)と同じくらい大嫌いなんだ! 次、タナハシとメインで対戦する時には、絶対にタップアウトさせて、骨という骨を全て破壊してやる。そして俺のマイクパフォーマンスで締めるんだ。何しようかな? エアギターじゃないぞ。リングに椅子を置いて、それに座る。そしてジョン・ケージの(オーケストラ音楽)『4分33秒』を聴く。みんなで4分33秒の沈黙を味わうんだ。そしたらみんな、『なんでこれまでエアギターなんかを見せられてたんだ…』って考えるはずだ。バカ野郎、バカ野郎、バカ野郎、バカ野郎。タナハシをこき下ろすのは楽しいけど、あいつは腐ってもレジェンドだ。だから凄く尊敬してるんだよ。でも、同時に、あいつの骨を破壊して、タルカムパウダー(ベビーパウダー)のように粉々にしてやりたいとも強く思う! それか、埃みたいなヘア製品があったよな? そっちでもいい。心配するな。まだ完全に“PETE TONG”になってないから(映画『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』)。それに前より負けに対してうまく対処出来るようになってきた。もちろん悔しいけど、まだ俺の優勝は堅いから心配しなくていい。タナハシ、俺は優勝しても、ブリーフケースは持たないぞ……。(日本語で)デモ、デモ……お前はたった今、俺に勝った。だから、俺がIWGP世界ヘビー級王者になったら、タナハシ、お前にベルトに挑戦させてやるよ」

棚橋「目標を掲げる。とにかく大きい目標を掲げる。『G1』優勝だったり、超満員の観衆だったり、声を出してみんなが気持ち良く応援出来る状況を望んだりと。厳しいかもしんない。厳しいかもしれないけども、最初から言わないのは違うと思う。みんなでそういう希望を共有して進んでいくことが、俺らにとってもどれだけ力になるか、心強いか。厳しい状況が続きますけども、俺はこうしてプロレスをして、『G1』を通して何を見てほしいか? 何を伝えたいか? もちろん、棚橋弘至の(マッチョポーズを決めながら)素晴らしさには間違いないんですけど、今回はそうじゃなくて、ほんの一瞬でも、ちょっとでも現状をふっ飛ばして、脳からふっ飛ばして、心の底から何かに没頭出来る瞬間、それは1秒でも5秒でも10秒でも、それが今の俺の目標です。だから、1分1秒でも俺の時間を長くするには、優勝するしかないですね。ありがとうございました」

 

▼詳細は新日本プロレス公式ページにて
https://www.njpw.co.jp/tornament/354188?showResult=1

<写真提供:新日本プロレス>

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