【DDT】竹下幸之介が地元の大阪・西成での10周年記念興行で2連勝!「11年目以降は本気で世界を取りに行きます」

 DDTプロレスが9月10日、大阪・西成区民センターで「ジャパンベーカリーマーケティング株式会社 presents 竹下幸之介デビュー10周年記念興行~西成ベイブルース~」を開催。竹下は生まれ故郷での記念興行で見事に2連勝を飾った。

 この日、ダブルヘッダーに臨んだ竹下は、まず第1試合で上野勇希との咲くやこの花高校の同級生タッグで出陣し、クリス・ブルックスとその英国でのパートナーのキッド・ライコスとのCCKと対戦。

 DDTでは初陣となったCCKは抜群のコンビネーションを見せたが、上野がBMEでライコスを仕留めた。

 そして竹下はメインイベントでダムネーションT.Aの“カリスマ”佐々木大輔と一騎打ち。佐々木の足への集中砲火で苦しんだ竹下だが、エプロンでジャーマンを決める荒技を見舞い、場外でのジャーマンを狙うも、急所蹴りで阻止された。

 佐々木は場外でのペディグリーからトペにいくも、これをキャッチした竹下は場外で垂直落下ブレーンバスターを一閃。

 佐々木はレフェリーの死角を突いたイス攻撃から、ジャーマン、ラリアット、ミスティカ式クロスフェースと攻め立てた。

 トップロープでの攻防で竹下がラリアットを繰り出し、ザーヒーを叩き込んだ。強烈なエルボーの打ち合いから、竹下はジャンピング・ニー、ジャーマンとたたみかけて3カウントを奪った。

 竹下がマイクで「僕のプロレスを磨いて成長させて進化させてくれたのは佐々木大輔です。ありがとうございます」と投げかけると、佐々木は「頭がクラクラするついでに言ってやる。10周年おめでとう。俺に勝てるのはたいしたもんだ。俺に勝てれば、世界でも通用する。また10年後に会おう!」と、この日ばかりは素直に応じた。

 バックステージで竹下は「僕の夢は世界一のプロレスラーになること。プロレス界に入って、最初の数年はプロレスってホントに難しいし大変だし、世界って遠いなと思ってたけど。まだまだつかめてないけど、手を伸ばしてもいい場所まで来たので、11年目以降は本気で世界を取りに行きます」とAEWでの“世界獲り”を誓った。

 佐々木は「竹下幸之介、随分立派になったな。今じゃ、この俺を倒すとは立派なものだ。アイツはAEWでトップを取るだろ。俺は確信してる。アイツがAEWでトップ取ったら、日本に戻ってくるのか? オマエがAEWのトップ取ったら、ダムネーションT.Aに入れ。オマエが帰ってこないんだったら、俺が米国に迎えに行ってやる。それが今日10周年のオマエの大会で戦ってやった俺との約束だ!」と話した。

 また、この日、大鷲透の返上により空位となったアイアンマンヘビーメタル級王座の決定時間差入場変則バトルロイヤルが行われ、大鷲が返り咲きに成功。試合後、竹下の母・恵子さんから勝利者賞の豚まんが贈られた。ところが背後から平田一喜が丸め込んで王座はあっさり移動。平田が豚まんを奪おうとすると、怒った恵子さんが平田にレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪取。竹下の母がよもやの新王者になった。

【大会名】ジャパンベーカリーマーケティング株式会社 presents 竹下幸之介デビュー10周年記念興行~西成ベイブルース~
【日時】2022年9月10日(土)
【会場】大阪・西成区民センター
【観衆】487人(超満員)

▼第一ダークマッチ 10分一本勝負
MJポー&○KANON vs 岡谷英樹&正田壮史●
6分52秒 片エビ固め
※スリーピー・ホロウ

▼第二ダークマッチ 第1551代アイアンマンヘビーメタル級王座決定時間差入場変則バトルロイヤル 時間無制限勝負
<8>○大鷲透 vs 平田一喜●<8>
13分55秒 体固め
※ボディスラムを潰して
大鷲透が第1551代アイアンマンヘビーメタル級王者となる。< >内は入場順。
【退場順】
①<9>○今成”ファンタスティック”夢人 vs 大石真翔●<1>
9分35秒 オーバー・ザ・トップロープ
②○今成”ファンタスティック”夢人 vs 高鹿佑也●<5>
9分42秒 オーバー・ザ・トップロープ
③○今成”ファンタスティック”夢人 vs 石田有輝●<2>
9分46秒 オーバー・ザ・トップロープ
④○今成”ファンタスティック”夢人 vs 赤井沙希●<6>
10分1秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑤○今成”ファンタスティック”夢人 vs 高尾蒼馬●<7>
10分20秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑥<9>○飯野“セクシー”雄貴 vs イルシオン●<3>
10分39秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑦○今成”ファンタスティック”夢人 vs 彰人●<4>
11分16秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑧○今成”ファンタスティック”夢人 vs 岡田佑介●<5>
11分16秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑨○平田一喜 vs 今成”ファンタスティック”夢人●
11分42秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑩<3>○エル・ユニコーン vs 飯野“セクシー”雄貴●
12分15秒 反則勝ち
※マスク剥ぎ
⑪●エル・ユニコーン
12分54秒 リングアウト
※マスクを剥がされリング外へ逃亡
⑫○平田一喜 vs 男色“ダンディ”ディーノ●<9>
12分54秒 オーバー・ザ・トップロープ 

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<第1551代アイアンマンヘビーメタル級王者>●大鷲透 vs <挑戦者>平田一喜 ○
16時58分 横入り式エビ固め
※大鷲が防衛に失敗。平田が第1552代王者となる。

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<第1552代アイアンマンヘビーメタル級王者>●平田一喜 vs <挑戦者>竹下恵子 ○
16時59分 体固め
※レインメーカー
※平田が防衛に失敗。竹下恵子が第1553代王者となる。

▼オープニングマッチ 青木ファミリー presents スペシャルタッグマッチ~咲くやこの花タッグvsCCK! 30分一本勝負
竹下幸之介&○上野勇希 vs クリス・ブルックス&キッド・ライコス●
16分55秒 片エビ固め
※BME

▼第二試合 The37KAMIINAvsバラモン三兄弟! 30分一本勝負
MAO&勝俣瞬馬&○小嶋斗偉 vs バラモンシュウ&バラモンケイ&バラモン三四郎●
11分10秒 変形回転エビ固め
※謎の粉の誤爆

▼第三試合 東京女子プロレス提供3WAYタッグマッチ 30分一本勝負
中島翔子&ハイパーミサヲ vs 坂崎ユカ&瑞希 vs 渡辺未詩&遠藤有栖
9分17秒 片エビ固め
※マジカルメリーゴーランド

▼第四試合 30分一本勝負
ヤス・ウラノ&アントーニオ本多&○トランザム☆ヒロシ vs 高梨将弘&スーパー・ササダンゴ・マシン●&DJニラ
11分59秒 片エビ固め
※正拳突き

▼第五試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
樋口和貞&吉村直巳&納谷幸男 vs 遠藤哲哉&秋山準&火野裕士
13分26秒 体固め
※Fuckin’BOMB

▼セミファイナル 鬼澤信之のお茶カンラジオ presents スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
鈴木みのる&坂口征夫 vs HARASHIMA&青木真也
15分57秒 片エビ固め
※神の右膝

▼メインイベント ジャパンベーカリーマーケティング株式会社 presents スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○竹下幸之介 vs 佐々木大輔●
22分19秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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