【石川修司選手インタビュー】蘇る大巨人、全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル」に挑む!
<絆と冒険。FREEDOMSと魔界>
――高校時代の先輩である佐々木貴さんのFREEDOMSにも参戦されていますが、こないだは学生服みたいな恰好で(笑)
石川:195cm用の衣装をもらったんですが、全然サイズが合わない(笑)
――佐々木さんとは何年違いですか?
石川:一年です。僕がレスラーになる時に、貴さんがDDTでレスラーやってるって知ったので、そこに入ったんですが、ちょっとしたらやめちゃって。僕もいなくなったんですが、それでも縁は続いていて、FREEDOMSに時々呼んでもらっています。
――どういう先輩ですか?
石川:男気が熱いですね。生徒会長をやっていたので、まじめですね。今でも生徒会長の頃のままな気がします。みんなをまとめる感じで。
――昔からあまり変わらないんですか?
石川:昔はもうちょっとおとなしかった。そんなに熱く語る方ではなかったんですが、レスラーになってから、どんどん主張やリーダーシップは強くなった感じがいます。
――団体の長ですから、アピールすべき立場なのでしょう。石川さんと佐々木さんのいい関係が、高校以来ずっと続いているんですね。
石川:佐々木さんがいなかったら、間違いなく自分はプロレスをやっていませんでした。感謝ですね。
――魔界では、全然しゃべらないですね。
石川:みんなしゃべってますね。しゃべってないのは僕と真霜さんくらいじゃないですか(笑) だけどそもそも僕はしゃべらなくていいような気がしているんです。昔、魔界が漫画化しようとしたことがあったんですよ。他のキャラクターはみんな人間なんですけど、僕のキャラクターは土から出てきて、ぬりかべみたいな感じで、10mくらいのキャラになってて、もはや人間じゃない。これならしゃべらなくていい(笑)
――石川さんは依頼されたらしゃべる準備もできているんですか?
石川:いやー、できてないですね。みんなすごく大変だと思いますよ。AKIRAさんは凄い。前半から出ていてずっとセリフをしゃべって、試合もして、またしゃべる。演技もやっていて、とにかく凄い。別の意味で、化け物というか、プロフェッショナルだと思います。
――新納さんも、セリフがあると緊張感が違うとおっしゃってました。
石川:彼は魔界をやって少し変わった気がしますね。飄々として、もともとすごいポテンシャルを持ってて、ルックスもいいけど、自己主張をしない人だった。魔界に入ってから、それが変わってきたのは感じています。
――TARUさんや葛西さんも、生き生きやってますね。
石川:TARUさんとか、演劇のワークショップに行ってるんですよね。
――プロレスラーばかりになって女の子が辞めていく(笑)
石川:TARUさんは堅気の人には見えないから(笑)
――魔界のリングはどうですか? ロープがないので、今までと違う部分も多いかと思いますけど。
石川:プロレスも表現力が大事ですけど、僕はそういうのにすごく疎かったので、見ていて勉強になります。異業種の人とのコラボが刺激になります。まあ僕は基本的に暴れているだけなので、アトラクション担当です。
――大暴れしてくれると楽しいですね。バラモン兄弟ともまた違う悲鳴が上がりますね。
石川:これで何人くらい来なくなるのかなとは思いますけど(笑)
――お客さんも、スリリングな楽しみ方があることを分かってきたのでは。
石川:ロープがないというのは新しくて、刀を振り回すのもなかったので面白いです。
――石川さんとしてこれから、チャレンジしてみたいと思うことはありますか?……ラブシーンとか?
石川:それはちょっと……(笑)
――急展開で人間的な感情が入ってくるとか、志田光さんと石川さんのラブシーンとか……(笑)
石川:映画版のジャイアンみたいに、突然いい人になる(笑)
――魔界は何が起こるかわからない奇想天外な世界ですから。
石川:海外向けコンテンツとしても面白いですね。プロレスに敷居の高さを感じる人も、魔界だと入りやすいかもしれません。歌手の方や俳優など、いろいろ広まっていけばいいと思います。
――魔界の中でも、石川さんのラブシーンがあるかもしれませんね。
石川:今年はそれを目標に(笑)
4月16日(日)に後楽園ホールにて開幕する2017チャンピオン・カーニバルでの石川選手の活躍から目が離せない!
●石川修司選手公式ブログ『ジャイアント日記』
http://blog.livedoor.jp/g0925/
〈インタビュアー:山口義徳 撮影:二瓶隆弘〉