【Gammaプロデュース興行】『和泉プロレス祭り』2年ぶりに現役復帰を果たしたGammaが身体を作り上げてオープニングに出場

Gammaが6月16日(日)、大阪・和泉シティプラザ弥生の風ホールにて自身プロデュースの自主興行『和泉プロレス祭り』を開催した。

大会名【Gammaプロデュース興行~和泉プロレス祭り~】
日時【2024.6.16.(日)】
会場【大阪・和泉シティプラザ弥生の風ホール】
観衆【659名(満員)】

①神崎屋杯争奪スペシャルタッグマッチ1/30
マグニチュード岸和田&●Gamma[11’01″ブラックレイン→片エビ固め]大門寺崇○&菊池悠斗
〈寸評〉
2年ぶりに現役復帰を果たしたGammaが身体を作り上げてオープニングに出場。菊池の素早い動きにもついていき衰えを感じさせない動きを見せる。
岸和田と大門寺がド迫力のぶつかり合いを見せ盛り上がる中、Gammaお得意の汚水攻撃を久々に見せ場内が沸く。
2年間の鬱憤が溜まっているのか菊池は大ダメージを負う。しかしヒールに目覚めた菊池は掟破りの汚水攻撃を見せ応戦する。
しかし久々の試合の影響かローンバトルが続いてしまう。岸和田の援護射撃を受けて満を持したツバ攻撃は菊池に塞がれて逆に擦り付けられ大ダメージ。
大門寺に対してアックスボンバーを叩き込むがスプラッシュマウンテンを食らい絶体絶命の所に大門寺の必殺技が決まり万事休す。
復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。

②ミクスド8人タッグマッチ1/30
○スペル・デルフィン&アンディ・ウー&スーパーW&フライングペンギン[10’19″デルフィンクラッチ]ランジェリー武藤&ヨシタツ●&花園桃花&ブランカ真帆
〈寸評〉
華やかで賑やかな8人によるタッグマッチは関西版ATの様相。濃い面子による濃い戦いが繰り広げられる。
中でもデルフィンとランジェリーの夢対決に場内興奮。花園ワールドが全開で優位に進める中、ヨシタツ無双で挽回するが追撃を狙った花園のステッキ攻撃が誤爆してしまい呆然とした所をデルフィンの必殺フルコースで仕留められてしまった。

③6人タッグマッチ1/30
クワイエット・ストーム&大瀬良泰貴&●内田祥一[08’35″ビーストボンバー→エビ固め]入江茂弘○&ARASHI&通天閣下
〈寸評〉
ヒーローと悪役の単純明快な善悪対決。悪者軍団の奇襲でスタートする荒れた展開の中、入江とストームがド迫力の肉弾戦で会場を沸かせる。大瀬良とARASHIはスピーディな展開で拍手が起こり、閣下が奮闘し声援が飛ぶ。
大阪ライトヘビー級トーナメントを制し勢いに乗る大瀬良が猛攻をかけ優勢に進めるが入江のキャノンボールを皮切りに怒涛の反撃に出たヒーロー軍がARASHIの高速トぺでうるさいストームと大瀬良を排除し孤立した内田に入江の剛腕がフルスイングでヒットし勧善懲悪が成立した。

④6人タッグマッチ1/30
○石田凱士&鈴木鼓太郎&ハートリー・ジャクソン[11’30″バズソーキック→エビ固め]ウルトラマンロビン&守屋博昭●&佐野直
〈寸評〉
BGI対ドインディ三銃士の様相を呈した試合。試合開始直後からBGIによる守屋公開処刑が展開され守屋は防戦一方に。厳しすぎる攻めに何度も倒れる守屋にも容赦なくBGIの猛攻が延々と続く。
しかし守屋も意地を見せ魂の反撃に転じると場内大歓声に包まれる。しかし反撃も単発に終わり形勢逆転までには至らず石田の強烈な蹴りのフルコースに無念の玉砕を果たした。

 

⑤エトワール杯争奪スペシャルタッグマッチ1/30
秋山準&○崔領二[09’20″→]デュラン・ジェームス&石切●
〈寸評〉
今大会最重量のヘビー級戦士によるタッグマッチはこの中に入った石切りがハッスルし奮闘するが崔は手厳しい蹴りで愛のムチを叩きこむ。
その後も秋山のいやらしい攻めでスタミナを奪われた石切は守勢が続き苦しい展開に。ジェームスの手を借り一矢報いたい石切はコーナー最上段に上がった所を崔に投げ飛ばされてしまう。
そのまま一気に崔が必殺技で石切を仕留めた。

⑥タッグマッチ1/30
SBK&○TAKUMA[12’33″シューティングスタープレス→片エビ固め]晴斗希&木下亨平●
〈寸評〉
大阪の未来を担うホープとメヒコの悪童対決。以前メキシコで接点があったTAKUMAと晴斗希が戦前の予想をはるかに超える好試合を繰り広げ場内はエキサイト。
ルチャリブレのスピーディかつハイレベルな戦いに感嘆の声が漏れる。SBKと木下も触発されエルボー合戦で好勝負に拍車がかかる。
地元の木下が奮闘し悪童コンビに攻め入るが決定打を打たせないインサイドワークを発揮して連係プレーを駆使し優勢に立った悪童コンビが張り切る木下を返り討ちにした。

⑦DLグロース杯争奪スペシャル6人タッグマッチ1/30
T-Hawk&エル・リンダマン&●山村武寛[18’21″猛毒波布空爆→片エビ固め]ツバサ&ビリーケン・キッド&HUB○
〈寸評〉
東京を拠点とするストロングハーツと大阪を拠点とする関西レジェンズによる夢の対決。
満員の観衆はこの夢対決を固唾を飲んで静かに見守る。かつて少年時代に大阪プロレス教室生で関西レジェンズの活躍を羨望のまなざしで見ていた山村が積極果敢に攻め込みツバサにレスリング勝負を挑む。
ビリーを標的に絞ったストハーが3人がかりで攻め込むが百戦錬磨のレジェンズはHUBの尻尾ムチ攻撃乱れ撃ちで反撃しがっぷり四つに。
逆に足に不安があるリンダマンをえげつない足攻めに苦悶の声が会場に響く。山村の起死回生のトぺコンを皮切りに両チームによる目まぐるしい技の応酬が繰り広げられる中、山村に対してHUBの必殺フルコースが炸裂し激闘に終止符。

《試合後》
リンダマンに促されリング上に上がったGammaが復帰の報告を改めてするとともに不定期ながらもまたプロデュース興行の開催を約束し大会を締めた。

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