【GLEAT】カズ・ハヤシ引退試合でタッグ王座陥落も、最後は笑顔で32年のプロレス人生に感謝「プロレスと出会って、プロレスを好きになってよかった」

GLEATは7月1日、TOKYO DOME CITY HALLにて『GLEAT Ver.12』を開催した。

今大会ではLIDET UWF世界王座決定戦、G-REX選手権試合、飯伏幸太プロレスラー20周年プレミアムエキシビションなど注目のカードが並んだ。

『GLEAT Ver.12』
日時:2024年7月1日(月)開始:18:00
会場:TOKYO DOME CITY HALL
観衆:1.511人

1992年にデビューしたカズ・ハヤシが引退試合としてG-INFINITY王座防衛戦に登場し、同王座保持者のCIMAと組み。石田凱士 & 井土徹也と激突した。

この日が現役ラストマッチのカズに大声援が飛ぶ。カズも気合を込め先発を買って出た。

試合は4人がめまぐるしく攻守が入れ替わる攻防を展開。

この日が引退とは思わせないほど動きも冴えるカズは、若き挑戦者の石田と井土の猛攻に何度も耐える。

チャンスと見るやカズがファイナルカットを決めCIMAがトップコーナーからメテオラを炸裂するも、石田もしぶとく3カウントは許さず。

終盤、集中攻撃を食らったカズが何度もカバーを跳ね除けるも、最後は井土のハイキックから石田がハーフタイガーでついに3カウントを奪われ、王座陥落となった。

試合後は引退式・セレモニーもなく、そのまま退場した。

 

<試合結果>

▼カズ・ハヤシ、プロレスラー引退試合
G PROWRESTLING【タッグマッチ】
G-INFINITY選手権試合
<王者組>
カズ・ハヤシ ×
CIMA
vs
<挑戦者組>
石田凱士 〇
井土徹也
14分56秒 ハーフタイガー・スープレックス・ホールド
※石田&井土が第5代王者組となる

■試合後バックステージコメント

石田「見ろ、見ろこれを」

井土「ベルトはこっちだ」

石田「今ベルトを持ってるのは石田と井土や。オマエの引退どうこうはまったく関係ない。G-INFINITYの試合としてやって、勝った奴が正義。オレらがチャンピオンじゃ」

井土「石田が言った通りだよ。だが、まだまだやり足りないし、スゲー悔しいよ。石田に取られてな。だが石田&井土、いや、ここは意地を張らせてもらう、井土&石田の新たな始まりだよ」

ここで井土が先に控室へ。

石田「そういうことや。井土は井土で好きにやったらええ。BGIは全員がやりたいことをやる。ここまで半年くらいか。オレらは大人しくやってきたが、そろそろオレらは新しいBGI、新しいステージにいくぞ。ベルトを取って終わりじゃない、新しいショーの始まりや。これからもBGI、そして石田凱士に注目しとけ!」

 

▼LIDET UWFのメインイベント終了後のリング上

伊藤貴則の呼びかけに所属選手がリングに集結。

ここで伊藤がカズへマイクを手渡す。

カズ「32年間、プロレス生活応援して頂きまして有難うございます!最高、イイね!ホントに皆さんの応援がボクらのパワーになって、辛い時もあった。でもホントにそれを頑張るパワーにしてきました。有難うございました。そして鈴木社長、ホントに理想的な引退をさせて頂きまして、ホントに有難うございました。ボク、ホントに幸せです。みんなもホントに有難う。同じ時代にここで仲間になれたことがホントに嬉しいです。えー、私はプロレスラーを辞めて、次、ボクはプロレスに今後も関わっていきたいと思ってます。つまり、皆さんが闘うリングを、この環境をボクは全力で作っていきます。つまりのつまり、2024年7月1日、カズ・ハヤシは引退しました。そして2024年7月2日、明日からはGLEATの親会社でありますLIDETエンターテインメントに51歳のこの私が、新入社員として入社します!有難うございます!!いやぁ、最高のプロレス人生だ。プロレスと出会って、プロレスを好きになってよかった。有難うございました!」

最後はカズを胴上げし大会は終了した。

数々の名勝負、そしてファンに愛され続けたカズ・ハヤシは新たなステージに向かう。

プロレスラーとしての引退は一つの終わりであり、同時に新たな始まりでもある。

リング外でもGLEATを支えるというカズ・ハヤシの新たな挑戦に向けた決意、そして次のステージでの成功をファンは心から願っている。

32年間のプロレスラー生活、本当にお疲れ様でした。

そして、これからの人生にも幸多からんことを。

<写真提供:GLEAT>

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